退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

評価も追悼も個人を知る人がすべきだということ

2009-09-22 00:15:47 | Weblog
快晴。駅前は祭りのあとの静けさ。

小林信彦「映画が目にしみる」再読。

ニコール・キッドマンと大塚寧々と長澤まさみ。
黒澤明とクリント・イーストウッドと笠原和夫と香川照之と成瀬巳喜男と伊東四朗。

2002年8月から2006年10月まで中日新聞に書かれたコラムに
複数回登場している固有名詞を目についたところだけ並べてみた。

この期間に亡くなった人の名前も挙げておこう。

笠原和夫、深作欣二、グレゴリー・ペック、いかりや長介、
芦屋雁之助、岡本喜八、那須博之。

たとえば「グレゴリー・ペック=『ローマの休日』のヒト」という扱いに対して、
著者は「王国の鍵」(’44)から「子鹿物語」「紳士協定」「頭上の敵機」、

「キリマンジャロの雪」「白昼の決闘」(’46)「白鯨」(’56)
「大いなる西部」(’58)「ナバロンの要塞」(’61)「アラバマ物語」(’62)を挙げて見せる。

個人的には「オーメン」(’76)の父親役が最初の出会いだったはず。
そういう「歴史」抜きに個人あるいは故人は語れないものだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする