退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

誠実な腑分け

2007-11-23 23:07:49 | Weblog
晴れ。寒さが緩む。

北田暁大「責任と正義 リベラリズムの居場所」読了。

「まともであるための理論的背景」とは
こういうものだったのかということがよくわかった。

「理論のもつ暴力」に繊細であること。
それらをきちんと認識することこそが「誠実」であること。

「特効薬」を求める向きは
「結論のなさ」に失望するかもしれない。

しかし大切なのはこの「手つき」なのだ。
そういう意味で支持できる作品である。
コメント
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