退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

ちあきなおみな夜に溺れ

2007-11-28 04:11:44 | Weblog
深夜、youtubeでちあきなおみを聴く。

かすれた声も透明な声も自由自在な彼女は
美空ひばりと似ている。

圧倒的な歌唱力と、時代とジャンルを超えた幅の広さよ。

おそらく「本物」というものはすべてこういうものなのだ。
「まがいもの」ばかりの現代しか知らない貧しさよ。

知っているか知らないか
こういう「情報格差」には敏感でありたい。

個人的にはアニマルズの「朝日の当たる家」のカバーと
「かわいい女」を演じ切った「ねぇ、あんた」を勧めたい。

人がそれだけで明日をまた生きられるもの。
「芸能」の力とはそういうものだ。
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常に生き難い場所

2007-11-28 02:14:24 | Weblog
くもり。寒さはなし。

小林信彦「パパは神様じゃない」を読み直す。

次女の誕生から18ヶ月をスケッチ風に描いた作品。

角川文庫の裏表紙に「昭和五十年 五月三十日 初版発行」
「昭和五十七年 九月三十日 七版発行」とある。

赤ん坊が成長していく微笑ましさと同時に
「戦後30年」の生き難さもたっぷり。

現代はさらに生き難くなっているような気がするのだが
年を取ったせいばかりとは思えないのが怖ろしい。
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