うわ~なんて堅いタイトル!
今朝は書くことが思い当たらないので、こんなのを載せちゃいます。
いつどこから切り抜いたのか分からないくらい、ずっと前の切り抜きの文そのままです。
酢谷温子(すやたずこ)さん
幼児教育養成学校講師。講演会や自作の詩の朗読、ボランティア参加など多岐にわたって活躍中。最近では、生涯学習インストラクターの資格を取得。
“人間の価値”とは一体何で計るのでしょう?
…なんて唐突な質問ですね(笑)
私は仕事の関係上、講演をする機会があり、その中でいろいろな方々と出会い、考えさせられることがあります。それが人間の価値についてです。
講演を通して老若男女、いろいろな方々との出会いをいただくのですが、教えられることが何と多いことでしょう。「学問がなくて何もわからん」と謙遜される人。自分の人生を朗々と延々と語る人。性別、年齢、土地柄、職業など、多種多様で、一人ひとり個性があり魅力に溢れています。その人達から教えられる内容は奥が深く常に考えさせられる事ばかりです。
そんな中で、改めて再認識した「人間の価値」についてですが、これは個人の判断基準や価値基準があり、答えを出すのは困難です。しかし多くの場合我々は学歴、地位、名声、肩書き、貧富等の差で、価値基準をはかってしまいがちだと思いませんか?
若かりし頃の私は、心の一部分にこういった間違った価値基準があり、今になり考えると恥ずかしい限りです。形式的、表面的な部分での人間判断や価値基準に流されることなく本物志向でありたいものです。
現在私は講演会場などで学歴を聞かれた折、「学問の歴史であり現在作成中」または「ケンブリッジ大学卒かオックスフォード大学卒」と答えて会場から笑いを頂戴しています。
ちなみに私の尊敬する人は自分自身の社会的な地位や、学歴、お金、肩書きにこだわらず、いつも明るく、優しく温かい笑顔を持っている女性です。彼女は高価な物も持たず、家の中も隅から隅まで掃除が行き届いている風でもなく、特に美人というわけでもないのですが、男女問わず、彼女の周りには不思議と人が集まってきます。まさに私の理想であり目標とする人間像です。
どこに人の価値を求めるか、これはいろんな意見があると思います。今私は、人間的な魅力のある人、何故か他人を引き付ける人、身体全体から深い人生を感ずる人に価値を置いています。
「家の中も隅から隅まで掃除が行き届いている風でもなく、特に美人というわけでもない」ここだけは自信を持って手を挙げられます