“Vaccines, Autism and Childhood Disorders: Crucial Data That Could Save Your Child's Life”(2003年3月) の著者「バーナード・リムランド(Bernard Rimland)」は、2000年4月にチメロサールが原因で自閉症を起こすという仮説を発表します。世界保健機関(WHO)のワクチン安全性委員会(Global Advisory Committee on Vaccine Safety)は、「ワクチン中のチメロサールと子どもの神経発達障害の因果関係を示す決定的な証拠はない」と報告しますが、そのような見解がある限り、「チメロサールをできるだけ添加しないワクチンの使用を早急に進めていくべきである」ともいいます。日本においては、厚生労働省が製薬会社に対してチメロサールの除去あるいは可能な限り低減化した製品の開発を要請しました。