POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 





 一昨日の夜、イサーン料理のレストラン「ティダ・イサーン」で夕食をとりました。昨日は、トンローの屋台街で夕食をとって、それはそれなりに美味しかったのですが、きょう(2007年12月24日)の昼食は「ティダ・イサーン」に舞い戻って来ました。宿泊ホテルは、ナナにある「ベル・エア・プリンセス」に移動してしまっていたのですが、BTSの1 DAY TICKETを購入して、やって来ました。非常に辛かったけれども、とても美味しかったので、別メニューに挑戦です。化学調味料を使っていないお味で、気に入りました。

 まずは、サラダ。この「揚げナマズのマンゴーサラダ添え」、夫は「この揚げナマズ、食べにくい。」、健人は「カリカリしていて美味しい。」。意見が分かれ、健人の前に皿は移動。マンゴーサラダだけが夫の口に運ばれていました。「イサーン」料理の魚は、川魚が中心。骨が食べにくさの原因になっているのかも知れません。




 この「鶏肉のカシューナッツ炒め」は、中華料理に似て、馴染みのあるお味。全員でつついてあっという間になくなってしまいました。




 これも、美味しい。でも、辛い。




 もち米をとりました。イサーン料理にもち米は欠かせないと言います。確かに、この甘さは、辛さを薄める役目をしますね。美味しかった。辛い料理にはこのもち米は欠かせないのかも。辛い!と叫びながら、他の料理を食べていた健人にほとんどを取られてしまいました。




 バンコクには幾度か来ていたのですが、ここに来なかったのは失敗でした。バンコクに来たら、また別のメニューに挑戦して、食べ尽くすぞ~。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )






 BTSのスクンビット線「トンロー」駅のすぐ近く、ソイ38の通りには夜に「屋台」が出ると、旅行ガイド「歩くバンコク」に書いてありましたので、きょう(2007年12月23日)、行ってきました。いま宿泊しているのは、「ベル・エアー・プリンセス」(Bel Aire Princess Sukhumvit)というBTSのスクンビット線「ナナ」駅の近くのホテルなので、アクセスに問題はありません。3駅BTSに乗れば、着きます。



 まずは、いい香りがしていた「焼き鳥」ならぬ「焼き豚」に挑戦。タレが辛いけれど、美味しかったのでこれはアタリでした。健人はお腹が空いたと言うので、間食をさせていたのですが、それでも殆ど独り占め。夫はサラダ風の付け合せに満足していて、健人と私との争奪戦でした。
 


 でも、それではお父さんが可哀想ということで、奥の屋台で注文です。



 きしめんの幅をさらに大きくしたような平麺で、これは美味しかった。私は味見程度で、次の食べ物の探索です。戻ってくると、2人に平らげられていました。夫と健人の言葉「これも美味しかった!」 悲しい~
 


 さらに奥にこの平麺の店と並んでいた粥の店で、海老の入ったお粥を取りました。これはハズレ! 化学調味料の味が強くて、一口食べてもうダメ! 夫はもったいないと言って食べていましたが、「ん~。これは不味いね。」 日本語が通じないからいいけど、そうあからさまに言ってはマズイんじゃない? 顔の表情からわかるかもよ。



 屋台を止めて、ソイの入口近くにある屋根のある食堂風の店に入りました。「揚げ麺のグレービー・ソースがけ」できょうの締めです。ソースの味付けはいいのですが、灰汁を丹念に取っていないので、味を壊しています。残念! ほんの少しの手間を惜しんで、ぶち壊しにしてしまったという例でしょう。
 


 おじさんが調理するところを見ていて、強い火力で手際よく、感心したのですが、出てきた料理がこれです。この味を誰か指摘してあげればもっと上達できるのにと思いましたが、タイ語はできないし、英語で余計なことを言って、揉めてもね、、、

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )






 ナナ駅の近くの「ソイ5」という路地(?)があります。ここには比較的大きなホテルが3つあります。入口から順に「アマリ・ブールバード」(Amari Boulevard Hotel)、「ベル・エアー・プリンセス」(Bel Aire Princess)、「ロイヤル・ベンジャ」(Royal Benja Hotel)の3つです。
 


 バンコクの2泊めと3泊めは、このソイ5の奥にある「ベル・エアー・プリンセス」(Bel Aire Princess)です。
 


 「デュシット・インターナショナル」というページで検索していて、「お得なプラン」を見つけました。

【バンコク】BBC Deal:クラブトライベッカ
ビジネスにレジャーに、リニューアルオープンしたベルエアー・プリンセスを存分にご満喫ください。ご利用期間:2008年10月31日まで


 この「クラブ・トライベッカ」は、クラブ・ラウンジを利用できるというものですが、スナック類が貧弱。いままでいろいろなクラブ・ラウンジを利用してきましたが、その中で一番期待外れのものでした。シンガポールの「インターコンチネンタル」のクラブ・ラウンジが一番よかったかな。
 


 でも、クラブ・フロアにあるこの部屋のベッドは、広くてよかった。部屋も広く、のんびりできました。
 


 がっかりしたのは、バス。バスタブがありません。7階にはバスタブのある部屋があったのですが、禁煙フロアではありません。タバコの臭いを我慢するか、シャワーのみでも我慢するか。シャワーをとりました。



 プールが私たちの部屋から見えました。健人と泳ぎに行ったのですが、朝早くだったので、私は水に入る気がしなく、健人だけが泳いで楽しんでいました。ほかに人はいず、独占状態でした。
 


 朝食です。夫は、野菜サラダが食べられることだけで既に満足。まるで「青虫」のようです。
 


 果物は、それほど数が多いわけではありません。タイに期待するのは、新鮮な果物が数多く並ぶことなのですが、ちょっと期待外れ。
 


 ほかの食べ物についてはごく普通という表現がいいのかな。インド人の宿泊者が多いのかインド料理がかなりありました。



(info) 旅webでのベル エアー プリンセス(BEL AIRE PRINCESS)の情報。

(info) 旅webでのアマリ ブールバード(AMARI BOULEVARD HOTEL)の情報。

(info) 旅webでのロイヤル ベンジャ(ROYAL BENJA HOTEL)の情報。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )






 北と東はメコン川を隔てて「ラオス」と,南は「カンボジア」と国境を接するタイ東北部は,「イサーン、“อีสาน”」と呼ばれます。



 イサーンは、タイ国土の3分の1ほどの面積を占め、タイ76県中19県がイサーンに属します。標高数100メートルの台地(コラート高原)で,ほとんどの地域が山間部になります。



 イサーンは、土地が農業に適さないため、その平均所得は他のタイの地域に比べて低く、農閑期にはバンコク等へ出稼ぎに出る人たちも多い。バンコクのタクシー運転手やレストランのウエイトレスの大半がイサーン出身者であると言われています。

 その出稼ぎの「イサーン」出身者に「イサーン」料理を提供するレストランがバンコクにあります。その一つが「ティダ・イサーン、ティダ・イーサーン、“ธิดาอีสาน”、Thidaa Iisaan、Tida Esarn」。イサーン料理は、他のタイ料理と比べてさらにスパイシーです。



 その「ティダ・イサーン」がバンコクでの宿泊ホテル「プルマン・バンコク・キング・パワー」から歩いて数分のところにありました。で、さっそく行って来ました。BTSのビクトリー・モニュメント駅の2番出口を出て、パヤタイ駅方面に少し歩き左に折れると、ランナム通りがあります。そこに入ってすぐの左側の並びにあります。



 イサーン料理と言えば、まず「ソムタム」でしょう。「ソムタム」は、熟れていないパパイヤを数種類の調味料で和えたサラダです。細く切った青パパイヤを、ミニトマト、生ニンニク、ナムプラー、唐辛子、ライム、椰子糖、タマリンド、干しエビ、炒りピーナッツで和えてあります。美味しい、でも辛~い!




 ミックス野菜の澄んだスープです。これも美味しい。野菜好きの夫が「お!これはいいね。」と感想。夫が殆どを食べてしまいました。




 いままでタイ米に対する印象はいいものではなったのですが、このチャーハンでそれが誤りだとわかりました。タイ米でも美味しいものはあるのだということが実感です。美味しかった。




 辛いのだけれでも味のバランスがよく、私は辛いものが苦手な筈なのですが、つい最後まで食べてしまいました。




 この「豚ののど肉の焼き物」は、珍味でこりこりとした食感。美味しかった。夫の関心は引かなかったのですが、健人のお気に入りになりました。ペロッと平らげてしまいました。




コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )






 バンコク1泊めの宿泊先は、プルマン・バンコク・キング・パワー(Pullman Bangkok King Power)です。高層階のあるタワー・ウィングと低層階のガーデン・ウィングが中庭を介して向かい合っています。その2つの建物を結んで、レストラン、宴会場、プールがある建物があります。



The modern designed Pullman King Power Bangkok provides 386 rooms of pure self indulgence.

Experience the Hotel's prime location with its trendy bars and restaurants concept, high end spa, state of the art conference facilities and to the unique access to the only duty free mall in town.

Situated in the centre of 'Downtown Bangkok', surrounded by major shopping district and boasting easy access to public transport and the airport.


 私たちが宿泊したのは、ガーデン・ウィングの方です。部屋はそれほど広くはありません。ベッドの周囲にいくらかスペースがある感じです。そこにソファー、テレビ、冷蔵庫などが置いてあります。



 バスタブは、広くはありません。それはシャワー・ブースがついているためです。



 シャワー・ブースの奥に、トイレがあります。この部屋がそうであるのかも知れませんが、余裕がある造りではありません。



 不思議なのは、洗面台の脇が引き戸になっていて、開けると寝室が見えることです。なぜかな?



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )






 バンコク1泊めの宿泊先は、プルマン・バンコク・キング・パワー(Pullman Bangkok King Power)です。プルマン・バンコクは、2007年11月にオープンした新しいホテルです。デューティー・フリー・ショップを併設しています。



 バンコク4泊のうちの最初の2泊をここプルマン・バンコクにしたのは、アコー・ホテルのサイトを見ていて、「特別プロモーション」に気づいたからです。ホテル・フリークの私としては、さっそく飛びつきました。

特別プロモーション バンコクで話題、プルマン キングパワー
アコーの新しいホテル、プルマン バンコク キングパワーのオープン記念特別料金が、2380バーツから。 バンコクの中心地、免税店やレストラン街が並ぶキングパワー・コンプレックスに、新しいホテルがオープンしました。


 実際は、成田で「オーバー・ブッキング」のボランティアに志願したため、1泊になってしまいました。それに関する記事は、ここ でどうぞ。

 ホテル自体の作りは、現代的というか機能的というか、荘重さはありません。軽い造りという表現でいいかも知れません。



 夫が気に行ったのは、朝食。“CUISINE"というレストランでとることになります。



 品数が豊富です。日本食も「海苔巻き」などが置いてあります。日本人客を意識しているのでしょう。それは、日本語を話す(あまり上手とは言えませんが)スタッフがいることからわかります。



 夫は「品数が豊富だね~。」とか言ってましたが、だからといっていつもより食べるわけではなく、眺めるだけでいつもの決まった品目。「点心」や「海苔巻き」には手を出しません。私は、いろいろと味を試します。夫は見に来たのかも知れませんが、私は食べに来たのです。



 パンのコーナーには、「ルバーブ」のジャムが置いてありました。以前長野で手に入れたルバーブでジャムを作ったことがありますが、それ以来です。久しぶり。「ルバーブのジャムよ。珍しい。以前作ったことがあるでしょ。」「そうだったかな。」「覚えてないの。」「そう。」「食べてみる?」「いらない。」食べることにあまり関心のない夫は、面白くない! はい、はい。あなたは、食べるために生きているのではなく、生きるために食べているんですよね。私は、両方!



 「ワッフルやパンケーキを作ってもらえるわよ。」「朝から甘いものはねぇ。」「ああ、そう。」



 眺めるのが気に入っただけなのか~。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )






 タイの国際空港、スワンナプーム空港の2階(到着階)の4番出口を出て、右手の曲がると、“Public Taxi”の受付があります。



 “Taxi, mom?”、「タクシー、どうですか?」などの非公認タクシーの誘いの掛け声を無視して行列に並ぶと、その先に椅子に座った女性がいました(前回は男性。深夜だったからでしょうか。)。その女性に目的地(宿泊ホテル名、プルマン バンコク キング パワー)を告げると(念押しで、ホテル名と住所の書いてあるバウチャーも見せました)、その目的地がタイ語で書き込まれた黄色い小さな紙を渡されました。

 その紙を持って、その先にさらに並びます。タクシー・ドライバーが自分の名前かプレート・ナンバーを書き込んだカード(SUVARNABHUMI AIRPORT TAXI TICKET)を持って並んでおり、別の係りが私たちの黄色い紙を受け取りタクシー・ドライバーに渡し、タクシー・ドライバーからカードを受け取り、私たちに渡します。

(一部改変してあります)

 このカードがあれば、タクシーに忘れ物をしたとしてもそのタクシーが特定できます。その場合、ホテルスタッフにカードを渡して忘れ物の回収を頼むといいでしょうね。また、不当な料金を請求されたときもクレームを言うことができます。

 降車したときに、証拠を取られないように、そのカードを渡すように言う(その仕草をする)ドライバーもいますが、絶対に渡さないことです。今回のタクシー・ドライバー、降車するとカードを渡すように指差して手を出しました。私は、彼の要求する450バーツを支払いましたが、カードは渡しませんでした。このドライバー、カードを使い回すつもりであったのかも知れませんが、メーターを倒していませんでした。そこに「不正」を働いたのを隠す意図が見えました。

 さっそく、ホテルのスタッフに“PUBLIC TRANSPORTATION CENTER”にクレームを伝えるように依頼しました。スタッフの女性に、空港からこのホテルまでタクシー代は通常いくらかかるのかと尋ねると、“About 400 bahts.”との返事。

“Not very expensive?”(「それほど高くもない?」)
“Yes.”(「ええ。」)

 それでも、“TAXI FARE IS CHARGED AS SHOWN ON THE METER.”というルールに違反しているのだから告発です。夫は「違ったとしても百円玉2、3枚でしょ。」と言いますが、日本人だと見て、見くびる姿勢が許せないのです。日本人は大人しくないのだということを思い知らせてやりたいのです。



 「主張する日本人」。外交もそうあって欲しいものです。北朝鮮をはじめ、世界の国々に見くびられないようにしてくださいね。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )






タイ航空TG641便は、ほぼ定刻通り(15時40分、日本時間17時40分)、バンコクのスワンナプーム空港に到着しました。

スワンナプーム空港は今回で2度目で、前回は旅客搭乗橋を使って空港ビルのコンコースに入ったのですが、今回はバスを使って入ることになりました。バスを降りて少し歩くと入国審査所。



入国で写真を撮られるのは初めての経験でした。入国審査所を出ると、すぐ前にバゲージ・クレームがありますが、そこに両替所もあります。空港から市内にタクシーで入るために、タイ・バーツがすぐに必要なのです。

前回は日本でタイ・バーツへの両替をしたのですが、レートがかなり悪いことに気づいた(多分、タイの通貨は不安定なのでリスクの回避のために日本ではこのような扱いなのでしょうか。)ので、今回はここで両替することにしました。



成田空港では、4.2円で1バーツ。ここでは、3.5円で1バーツ。1000バーツを手にするのに、日本では4200円、この両替所では3500円になり、700円もの差になります。10000円をタイ・バーツに両替すると、日本では2400バーツ(正確には10080円で)になりますが、ここでは、2850バーツになります。450バーツ多く手にできます。

旅行にはこういう細かい工夫が必要ですね。夫は、「面倒だね。」と言いますが、これだけの差が生じるのですから、そうしないのはどうかな。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )






UAのオーバーブッキングのボランティアに志願したので、バンコク4泊が3泊に減り、出発便はタイ航空のTG461便(10時45分発15時45分着、時差が2時間あるので7時間のフライト)でした。

タイ航空の機材はボーイング777-300。9歳になる息子が喜んだのは、座席のモニターでゲームが出来たこと。座席の肘掛の脇からコントローラーを引き出して、「スーパーマリオ」と「ポケモンの金と銀」に夢中でした。このゲームオタクが!



夫はビデオ・オン・デマンドの映画に夢中でした。「ダイ・ハード」「ボーン・アルティメイト」「レミーのおいしいレストラン」、、、私が話し掛けてもろくに返事もしてくれません。この映画オタクが!

私の楽しみは、機内食。10時45分出発なので、昼食が出ます。しかし、この食事は大きく期待外れ。夫には「魚」、息子と私は「ビーフ」を貰いましたが、これがどちらも美味しくない! 旨みがない上に、辛い!卵焼きにすら、辛味が入っていました。



夫は何も言わずに、私と息子の残したものをすべて食べ尽くしてしまいました。お腹が空いていたのかな。「エクセル東急」で朝食をブッフェで十分に食べていた筈なのですが、私の夫は大食漢なのでしょうか。ギャル曽根? 

夫の口癖の一つが「私は食べることに興味が持てないんだ。生きるために義務として食べているんだ。食事が錠剤で済むのなら、それも歓迎さ。食事にかける時間が別に使えるからね。」なのですが、私よりよく食べる割には、わたしより細身です。食事の量ではなく、食に対する関心の強さが体型を左右するみたいですね、少なくとも我が家では。グスッ。

さあ、めげずに、タイとベトナムでローカル・フードを食べ歩くぞ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )








きょうからは、タイトルが変わります。「バンコク・ベトナム」旅日記です。

2005年にベトナムへ一人旅をしました。そのときは、マレーシア航空を利用し、クアラルンプール経由のビジネスクラスでした。

今回は家族3人で、バンコク経由で、エコノミーの旅です。ユナイティッド航空のUA853便で、18時30分発深夜23時45分着をマイルを利用しての旅行です。60,000マイルあれば、東南アジアへ3人で行けます。現在のところ、UAならば、サーチャージ(燃料費高騰による追加料金)がかかりません。

旅行初日(2007年12月21日)、出国手続きを終え、37番ゲートに並んで、バンコク行きの飛行機に乗ろうとしていたところ、「当便はオーバーブッキングになってしまいましたので、明日の便に振り替えていただける方を7名募集しています。」との案内。

振替便は翌日のタイ航空、10:45分発15時45分着のTG641便。午後の到着です。UAのように、深夜の到着ではありません。子供(9歳)には体への負担が少なくて済みそうです。



夫は、ちょっと興奮気味に「こういうことってあるんだね。ぜひこの話に乗ってみたら。いい経験になると思うよ。」「8時間到着が遅くなるだけだし、健人にも負担が少ないよ。」

というわけで、飛行機に“乗らず”にこの「いい経験になると思う」という話に“乗って”しまいました。

UAの担当者は、私たちを「ビジネス客用のラウンジ」に連れて行きました。その道すがら、その担当者は好奇心旺盛の私たちの質問攻めに遭います。

「こういうことって、よくあるんですか。私たちは初めてなのですが。」
「よくはありませんが、たまにあります。」

「どうして、こういうことが起こるのですか。コンピュータのミスなんですか。」
「いえ、アメリカの航空会社は国内線の感覚でキャンセル率を多く見積もっているんですよ。だから、予測が狂うとオーバーブッキングが起こることになります。」

「私たちが乗るタイ航空でもオーバーブッキングが起こったらどうなります?」
「それはないでしょうね。アジアの航空会社は、キャンセル率を私たちよりもかなり低く見積もっているんですよ。」

「アメリカの航空会社がそうしない理由は何ですか。」
「飛行機を空席で飛ばすのは、もったいないんですね。ごく稀に起こるオーバーブッキングに多少のコストをかけても元が取れるんですね。」

「なるほど。私たちのホテル代や迷惑料を負担しても十分にペイできるということですね。」
「そういうことですね。」

会話に弾んでいるうちに、UAの「レッド・カーペット・クラブ」のラウンジに到着しました。ここで手続きが行われました。ユナイテッド航空の離発着ゲートが、第1ターミナルの第3サテライトに移動し、「レッド・カーペット・クラブ」と「ユナイテッド・ファースト・インターナショナル・ラウンジ」が更に大きくなりました。「レッド・カーペット・クラブ」には約670席、「ユナイテッド・ファースト・インターナショナル・ラウンジ」には約150席があります。ビジネス・クラスの乗客は、ボーディング・チケットを提示することで利用できますが、そうでなければ「レッド・カーペット・クラブ」に年間500USD払って入会する必要があります。会員になると、配偶者と扶養児童を同伴者として入場させることができます。でも、500USDっておよそ5万5千円ですよ。もったいなくって、、、これが最後の機会かな。



ホテルは、私たちが車を3週間駐車しておくために前泊した「ヒルトン成田」の目と鼻の先、歩いて2~3分の「エクセル東急」でした。UAがこのホテルに払うことになるのは、請求書を覗き見たところ、3人で30,000円弱。



「ヒルトン成田」には、駐車している車に新しい下着を取り出しに行ったのですが、キーを受け取るときのスタッフとの会話。
「おや、XXさま、どうなさったのですか。」
「いや、オーバーブッキングでまだ飛んでいないんですよ。」
「え! そうなんですか。」
「ええ、明日のタイ航空の便になって、向かいのホテルに泊まることになったんですよ。」
「あら。」
「ヒルトンにして頂戴、と言ったんですが、そこまではしてくれなかったですね。」
「ありがとうございます。」
「こういう話って聞いたこと、あります?」
「私は初めてです。」
「普通にある話ではないんですね。」

成田空港の周辺にあるホテルのスタッフが聞いたことがないのですから、珍しい出来事なのですね。私たちを担当したUAのスタッフは、オーバーブッキングの処理を2・3度経験していると話していましたが、頻度から言うと本当に「稀」なのでしょう。

夫の言う「いい経験」をしました。夫が言う「お金を払ってでも、一度は経験するのはいいかも。」などとは、到底思いませんが。

(健人のパパの注) 預けた荷物は機内から下され、手元に受け取るかタイ航空に渡すかの選択になりましたが、受け取ることにしました。荷物の迷子を心配してのことです。パスポートに押された出国のスタンプは、どうなるのか。入国審査に並ぶのかと考えていたところ、別の出口に案内され、“cancelled”の赤いスタンプが出国のスタンプの上から押されました。最短の出入国になるのかと期待したのですが、残念! これを口にしたら、妻に「あなた、変!」と言われてしまいました。

(ここにパスポートの画像)

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )



« 前ページ