POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 



2018年の10月から11月にかけて1か月ほどワインとチーズの勉強でイタリアからフランスへと夫と2人で旅行をしました。日本からトリノに入り、アルバ、バローロ、ブラ、バルバレスコ、アスティと移動しました。ワインを味わい、チーズをかじり、トリュフの香りを楽しみました。

しかし、私にはもう一つ目的がありました。2017年にワインの勉強で一人でフランスを巡ったときに、フランクフルトで購入したドクターコスメのファンデーションを気に入りました。それをdm というドラッグストアにまた求めに行きたかったのです。

このdmというドラッグストアは夫の調べたところではドイツやドイツ国境付近のフランスにはたくさんあるが、イタリアには殆んどないといいます。イタリアは、ビアチェンツァという町にはあるがアスティからベネツィアに移動しようと計画している旅程では遠回りになると夫は反対しました。

「ちょっと待って。ピアチェンツァは、アスティとパルマのほぼ中間地点よね。パルマと言えばパルミジャーノ・レッジャーノの町じゃない。チーズの勉強をしているなら、絶対行くべきよ。」

夫は感情には流されません。「お願い!」と甘えても動きません。しかし、理屈ぽいから合理的理由とやらにはめっちゃ弱い。というわけで、ピアチェンツァに1泊、パルマに1泊と計画を新たに立て直しました。化粧品も買って私の目的のひとつは達成。日本からネットでも購入できるのですが、やはり安く手に入れたい。

次は夫の目的の一つを叶えさせる必要があります。パルマでは、パルミジャーノ・レッジャーノの製造工場は町中にはなく、見学に行くには、ローカルのバスに乗る必要があります。まずは、バスに乗る前にカフェに寄ってカプチーノを飲まなきゃ、朝は始まらない。面白いお店がないかと、「どこでもいいじゃないか」と面倒くさがる夫をあちこちと引きずり回して探していました。

それを道路の向かいのカフェの外に置かれたテーブルから見ていた2人の若い日本女性が声をかけてきました。旅慣れない日本人夫婦のように見えたそうです。一緒にそのテーブルでお茶をすることになりました。2人はオペラ歌手だと知ることになります。誰とでもすぐに仲良くなれる私と違って人見知りをする夫はこういうことを嫌います。

ところがです。2人がオペラ歌手だと知って、夫はペラペラとオペラについて談笑し始めたのです。なにこの人!私は、アングリして見ていました。この上機嫌は何!パルマは、来たくなかったはずなのに。初めて会った人とは話しができないはずなのに。

これが日本でオペラのコンサートを開催するきっかけになることは夫も私もまだ気づいていませんでした。



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