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こんな記事がありました。
英国のミリバンド外相夫妻が2番目の養子(男児)を迎えることになり、同外相は10月29日から「育児休暇」に入った。英国では、ブレア前首相も2000年に第4子が誕生した際、約2週間の休暇を取っており、「育児休暇」制度が定着している。同外相夫妻は2004年にも米国の男児(現在2歳)を養子として迎えている。休職期間は明らかにされていない。
こんなことは日本では考えられないので、さっそく検索してみました。その結果、「デイヴィッド・ミリバンド・インフォ(davidmiliband.info)」というページが見つかりました。
Announcement(発表)
David and Louise Miliband are pleased to announce the adoption of their second son, Jacob. (デイビッド・ミリバンドとルイーズ・ミリバンドは、喜んで、自分たちの二人目の息子(ジェイコブ)の養子縁組を発表します。)
They are delighted by their new arrival and Mr Miliband will now be taking a period of leave.(ミリバンド夫婦は、新しい息子ができたことに喜んでおります。ミリバンド氏は現在、育児休暇の期間に入ろうとしています。)
David, Louise and Isaac look forward to introducing Jacob to South Shields soon.(デイビッド、ルイーズ(注: バイオリニスト、旧姓「ルイーズ・シャッケルトン(Louise Shackleton)」)とアイザック(注:一人目の息子、養子)は、すぐにジェイコブをサウス・シールズ(注:ミリバンド氏は、サウス・シールズ選挙区選出の国会議員)の人たちに引き合わせるのを楽しみにしています。)
ミリバンド氏は、1965年7月15日生。ロンドンのハバーストック・コンプレヘンシブ・スクール(Haverstock Comprehensive School)からオックスフォード大学(University of Oxford)のコーパス・クリスティ・カレッジ(Corpus Christi College Oxford)に進学し、哲学・政治学・経済学で優秀な成績を収めた後、マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology(MIT)、アメリカ、マサチューセッツ州ケンブリッジ市の私立大学)で政治学修士号を取得したそうです。
2001年6月からサウス・シールズ(注:サウスシールズ州の州都はニューキャッスル))選挙区選出の国会議員を務めており、初入閣は2005年5月で、コミュニティ・地方政府担当大臣として、住宅問題、計画問題、再建問題、地方政府問題などについて副首相をサポートしたそうです。
David Miliband was appointed as Foreign Secretary in June 2007. He was previously Secretary of State for Environment, Food and Rural Affairs, and has been the Member of Parliament for South Shields since June 2001.
「ブラウン英首相は6月28日、閣僚名簿を発表、新内閣が発足した。外相には若手のミリバンド前環境・食糧・農村相(41)がなった。ミリバンド氏はブレア政権で政策顧問を務め、同氏の信任が厚く若手のホープ。先の党首選でブレア前首相派の支持を受けて、ブラウン氏の対抗馬として担がれそうになったが、党内の亀裂を避けるため、出馬を辞退していた。次期英首相の呼び声も高い。」のだそうです。
David Miliband is Britain's second youngest Foreign Secretary and the youngest one since David Owen (in office 21 February 1977 – 4 May 1979).
このように若い人材が大臣になれる国であるから、「育児休暇」が話題にもなるのでしょう。日本では、2つの意味でありえないニュースだと感じました。
(この項 健人のパパ)
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2005年3月に妻「あみ」が参加したシンカフェの「2泊3日メコンデルタツアー」の行程を振り返ってみます。
第1日め
「サイゴン(Sài Gòn)(ホーチミン市(Thành phố Hồ Chí Minh))」からツアーバスに乗り、国道1号線(Quốc lộ 1A)をほぼ南西方向に進み、「ミトー(Mỹ Tho)」の周辺で方向を西に変え、途中、国道1号線から外れ、南に進み、「カイベー(Cái Bè)」に到着です。
カイベーからはボートに乗り換え、「前江(Tiền Giang、Sông Tiền)」を渡り、「ヴィンロン(Vĩnh Long)」に上陸。ツアーバスで、国道80号線(Quốc lộ 80)を西(西北西)へ向かいます。フェリーにバスごと乗り、「後江(Hậu Giang、Sông Hậu)」を渡り、「ロンスエン(Long Xuyên)」に上陸。国道91号線(Quốc lộ 91)を「チャウドック(Châu Đốc)」へと北西方向に向かいます。
どのような省を通過するかで書き直してみました。
ツアーバスは、中央直轄市(政府の管轄を直接受ける市。省には属さず、省と同格の行政区分。)「ホーチミン市」を出て、「ロンアン省(Tỉnh Long An)」に入ります。ロンアン省の省都は「タンアン(Tân An)」。それに関する記事がありました。
メコンデルタ地方のロンアン省の国道1A号線に架かるタンアン橋が老朽化により崩落の危機に晒されている。建造から35年が経過して老朽化が激しく、9月4日には鉄骨の一部が落下する事故が起きている。関係機関は10月20日からタンアン橋の通行規制を実施することを決めた。それによると、10人乗り以上の車両と3.5トン以上のトラックはタンアン橋の通行が禁止され、バイパスに迂回しなくてはならない。(2007/10/12)
ロンアン省を抜けると、「ティエンザン省(ティンザン省、ティンジャン省とも、Tỉnh Tiền Giang)」に入ります。省都は、「ミトー(Mỹ Tho)」。
ここミトーは、メコンデルタツアーの1日コースのクルージングの出発地です。
Our car will pick up at your hotel in early morning and transfer to My Tho.(早朝、ホテルにお迎えに参り、ミトーにお連れします。)
On arrival, cruising along small creek to Mekong River estuary, to Con Phung (Phoenix Island) and stop over a garden restaurant at a local house for Vietnamese lunch. (到着後、メコン川の河口へ細い水路をクルージングです。フェニックス島に上陸し、地元の家庭のガーデンレストランで、ベトナム料理をいただきます。)
The motorized boat cruise more along natural creeks and quiet village in Ben Tre Province.(動力船でさらに水路をクルージングし、ベンチェ省の村を見学します。)
Visit orchards, bee-keeping farm, taste natural honey and honey wine, enjoy tropical fruit, traditional music, see round a distillery, explore the local coconut candy production process, taste candy & coconut pulp. (植物園、養蜂農家を訪れ、蜂蜜、ハニー・ワイン、南国の果物を味わい、伝統音楽を聴きます。蒸留酒製造所を見てまわり、ココナッツキャンディーの製造過程を見学し、キャンディーと果肉入りココナッツ・ジュースを味わいます。)
On the way back to Ho Chi Minh with stop at bonsai garden in My Tho.(ミトーで、盆栽をご覧いただいて、サイゴンに戻ります。)
Arrival at your hotel in the late evening.(午後遅くホテルに到着です。)
などのコースが用意されているようです。
Taking a boat traveling along the Tien river for sightseeing : fish rafts and viewing four islands of Dragon, Unicorn , Tortoise, Phoenix.
メコン川(前江)の流れの中に4つの島があり、ロン島(龍の島、Cồn Rồng、Cồn Tân Long)、タイソン島(狛犬の島、Cồn Lân、Cồn Thới Sơn)、クイ島(亀の島、Cồn Qui)、フーン島(フェニックスの島、Cồn Phụng)と呼ぶようです。“cồn”とは、「小島、中洲」のこと。
飛行機の窓から見るとご覧のようです。左下が「ミトー(Mỹ Tho)」の町。
「ヴィンロン省(Tỉnh Vĩnh Long)」の省都「ヴィンロン(Vĩnh Long)」で、国道80号線に乗って、ドンタップ省に入ります。「ドンタップ省(Tỉnh Đồng Tháp)」の省都は「カオラン(Cao Lãnh)」(国道30号線沿い)、以前は「サデック(Sa Đéc)」(国道80号線沿い)でした。
ドンタップ省は、こんな記事で知られています。
メコンデルタ地域のドンタップ省で16歳の少女が高病原性鳥インフルエンザで死亡した。ベトナム国内では昨年(2004年)1年間で約20人が鳥インフルエンザで死亡している。今年(2005年)に入ってからは、チャービン省の9歳の男児、ドンタップ省の6歳の男児に次ぐ3件目の死亡例である。少女は病気に感染した鶏肉を食べた後に高熱などの症状を訴えて入院、2週間後の今月(1月)8日に死亡した。検査で高病原性鳥インフルエンザウイルス「H5N1」型が確認された。(2005/01/10)
次は、「アンザン省(Tỉnh An Giang)」に入ります。フェリーで「後江(Sông Hậu、Hậu Giang)」を渡ります。省都は「ロンスエン(ロンシェンとも、Long Xuyên)」。
メコンデルタのアンザン、キエンザン、ヴィンロン、チャービン、ソクチャン、ハウザンの各省と中央直轄市カントーに約70万人のクメール人(カンボジア人)が住み、アンザン省にはチャム人が多く住んでいて、水稲の栽培と漁業や水産物の養殖業を主要な産業としているそうです。この地はもともとはクメール人の土地であったのですが、17世紀に入ってその勢力が衰えたため、現在のベトナムの多数民族キン族に征服されてしまったようです。その先兵となったのは中国人(明人)。その歴史的経過から中国系の人たちがその経済を握っているそうです。
第2日め
チャウドックからツアーバスに乗り、国道91号線を東南方向に走り、途中、「トットノット(Thốt nốt)」で途中下車。再度乗車して、「カントー(Cần Thơ)」へと入ります。
長くなったので、続きはまた。
(この項 健人のパパ)
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※ 以下の記事の内容は,新しい記事「ベトナム語の入力はオンラインで」で修正されたことになります。
ベトナム語は基本的にはa,b,c,…のアルファベットで表記されますが、特殊文字(đ)があり、声調符号、非円唇母音符号、半狭母音符号、短母音符号が母音字(a,e,i,o,u)につきます。これらは、ASCII文字を扱うキーボードにはありません。
そこで、入力・表示で、VIQR (Vietnam International Quick Recognize)という約束事があります。例えば、“đ”を“dd”と入力・表示することになります。
goo ブログは、“EUC-JP”という文字セットを使っているので、ベトナム語と日本語が混在しても正しく(文字化けせず)表示できます。
ブラウザの「表示(V)」→「エンコード(D)」で「日本語(EUC)」が選択されていれば、文字化けは起こりません。
ベトナム語のサイトは、“UTF-8”という文字セットを使っています。この文字セットでは、英語とベトナム語の混在でも正しく表示されます。コンピュータ上で多言語の文字を単一の文字コードで取り扱うために「Unicode(ユニコード)」があります。その符号化方式の一つ、8ビット単位の可変長コード(1〜4バイト)にエンコードするのが“UTF-8”です。
しかし、表示されても入力が大変なのです。ベトナム語のページから必要な語をコピー&ペーストする方法が楽なのですが、必要な語を探すのに時間がかかります。そこで、VIQR という約束事を利用することになります。
子音字の特殊文字“đ”は、“dd”として、/z/ と発音する“d”と区別します。/d/ と発音するのが、“đ”です。
“o”と“u”につく「非円唇母音符号」は“’”という「ホーン符号」を文字の右肩に置きますが、“ơ”を“o+”、“ư”を“u+”とします。ここで、“+”を使うのは、“’”では声調符号との混同があり、それを避けるためです。
“a”、“e”、“o”につく「半狭母音符号」は“^”という「ハット記号」を文字の上に乗せますが、“â”を“a^ ”、“ê”を“e^ ”、“ô”を“o^ ”とします。
お盆(短音記号)を頭に乗せた“ă”は、この符号がキーボードにないので、お盆を頭から下ろし横にして“a( ”とします。
そして、必要ならば「声調符号」をその右横につけ加えるのです。“ắ”→“a( ' ”、“ầ”→“a^` ”、“ả”→“a? ”、“ã”→“a~ ”、“ậ”→“a^. ”とします。
ちなみに、“a”の入力でa,á,à,ả,ã,ạ,ă,ắ,ằ,ẳ,ẵ,ặ,â,ấ,ầ,ẩ,ẫ,ậ の18種類もあります。
ベトナム語関連記事
「ベトナム語の語順 」(文法)
「ベトナム語の入力はオンラインで」(入力方法2)
「南部ベトナム語」(方言2)
「ベトナム語の入力は難しい」(入力方法1)
「ベトナム語は韓国語の仲間?」(内破音)
「ベトナム語は日本語の仲間?」(方言1)
「ベトナム語は日本語の兄弟?」(漢越語)
「不思議なベトナム語(5)」(摩擦音と破擦音)
「不思議なベトナム語(4)」(子音2)
「不思議なベトナム語(3)」(子音1)
「不思議なベトナム語(2)」(母音)
「不思議なベトナム語(1)」(声調)
(この項 健人のパパ)
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