POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 





 メコンデルタ2泊3日のツアーに参加して、2日めは、カントー(Cần Thơ)に宿泊でした。宿泊したのは、ハウジャンホテル(Hau Giang Hotel)。相変わらずの簡単な食事です。



 朝食後、6時前でしたがホテル周辺を散歩してみました。母子ともピンクのお洋服(女の子の着ているのはパジャマだそうで、眠そうですね)で、バイク(セーマイ、(xe máy))に乗っていました。ちょっとお願いして、パチリ。ベトナムでの乗り物は、圧倒的にバイク。いつも、どこでもバイクを見かけます。(“xe”は、「車」、“máy”は、「機械、動かす」で、「機械仕掛けの車」で「バイク」とは、簡単な造語法ですね。)



 粽(ちまき、バインチュン(bánh chưng))です。中国の粽と異なり、三角形をしていません。直方体、いや立方体です。(“bánh”は、「餅、ケーキ、パン」を指し、“chưng”は、「蒸す、茹でる」です。)



 パン(バインミー、bánh mì)も普通に売られていました。私たちの生活と大きく変わらないのでしょう。左端に見えるのは、月餅(バインチュントゥー、bánh trung thu)なのかな。中国の食文化もベトナムのこの地域の歴史を考えると当然定着しているのでしょうね。そういう目で見ると、お店の人も中華系の人に見えてきます。(“mì”は、「麦」。「小麦で作った餅」が「パン」になるのですね。)



 肉は、鶏肉が中心なのでしょう。ベトナムのうどんとも言える「フォー」のだし汁は、鳥肉でとられます。「フォー・ボー」は、牛肉を使いますが、やはり、鶏肉のあっさり味が美味しい。



Day 3(第3日め)
Take 3-hour boat trip to discover the beautiful Cai Rang FLOATING MARKET and its surroundings.(3時間ほどかけてカイランの水上マーケットとその周辺を見て回ります。)

 カイラン水上マーケットへは、エンジンのついたボートで向かいます。



 マーケット(chợ)は、その地の人々の生活が見え、私は大好きです。シンガポールでも、タイでも、マレーシアでも、バリでも見て回りました。ウェット・マーケットは、ちょっとあの臭いを我慢しなければなりませんが、、、



 幼い子供を連れての買出しでしょうか。




Visit a rice husking mill, fruit gardens. Enjoy tropical fruit (free).(精米工場と果樹園を見学します。その際、無料のトロピカル・フルーツをお楽しみ下さい。)



 ベトナムの米主産地はメコンデルタと紅河デルタに2分されます。メコンデルタでは、ベトナムの米生産量のほぼ半分が生産されています。ベトナムの米生産は、年間3000万トン以上。日本全国の総生産量を約1000万トン強とすれば、2~3倍あります。ベトナムの人口が8000万人強ですから、日本の人口の1億2000万人強と較べれば、その3分の2です。ベトナムは、年間400万トンを超える米を輸出しているようなのですが、それでも、日本と較べて国内での消費量は多い。

 ベトナム料理の特徴の1つが、米(ガオ、gạo)をふんだんに使っていること。「生春巻き(ゴイクン、gỏi cuốn)」に使うライスペーパー(バインダー、bánh đa)は米からできていますし、ベトナム版うどんと言える「フォー(phở)」もその麺は米からできています。ベトナムの米はタイ米と同じ種類のインディカ米です。(米を炊けば、「コム、cơm」と呼びます。)

 お米の澱粉は、「アミロース」と「アミロペクチン」の2種類で構成されています。お米の粘りを出すのは「アミロペクチン」、それに反し、「アミロース」はお米を硬くし、粘り気を少なくする性質を持っています。そのことから、お米がたくさん収穫できる日本にあっても、インディカ米より「アミロース」の含有割合の少ないジャポニカ米では、麺がベタベタになってしまいます。だから、日本には「フォー」がないのです。残念ですね。うどんの好きな夫は、「かまわないね。うどんがあるから。」と言いそうですが、食料の自給ということを考えれば、「フォー」があれば、よかったと思います。(うどんの麺の原料の小麦は、ほぼ輸入に頼っている。)

Have lunch in Can Tho.(カントーでご昼食となります。)
Then back to Saigon by bus with stop at Vinh Long Market and MEKONG REST STOP in My Tho.
(バスでサイゴンに戻ります。途中、ビンロン・マーケットとミトーの「メコン・レスト・ストップ(MEKONG REST STOP)」で休憩となります。)

 私が参加した2005年には、まだできていなかったのでしょうか、メコンレストストップには立ち寄った記憶はありません。

 これで、メコンデルタツアーは終わりました。夫の翻意はなく、今回はメコンデルタには行けそうもありません。夫は「メコンデルタ」に関して、かなり調べたようで、もうすっかり行った気になっています。メコンデルタツアーについて書いてあるサイトやブログは確かに多い。あれをいくつか読めばこのツアーの全貌はわかります。だからといって実際には行かないというのは、、、

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 こんな記事がありました。

英国のミリバンド外相夫妻が2番目の養子(男児)を迎えることになり、同外相は10月29日から「育児休暇」に入った。英国では、ブレア前首相も2000年に第4子が誕生した際、約2週間の休暇を取っており、「育児休暇」制度が定着している。同外相夫妻は2004年にも米国の男児(現在2歳)を養子として迎えている。休職期間は明らかにされていない。

 こんなことは日本では考えられないので、さっそく検索してみました。その結果、「デイヴィッド・ミリバンド・インフォ(davidmiliband.info)」というページが見つかりました。

Announcement(発表)
David and Louise Miliband are pleased to announce the adoption of their second son, Jacob. (デイビッド・ミリバンドとルイーズ・ミリバンドは、喜んで、自分たちの二人目の息子(ジェイコブ)の養子縁組を発表します。)
They are delighted by their new arrival and Mr Miliband will now be taking a period of leave.(ミリバンド夫婦は、新しい息子ができたことに喜んでおります。ミリバンド氏は現在、育児休暇の期間に入ろうとしています。)
David, Louise and Isaac look forward to introducing Jacob to South Shields soon.(デイビッド、ルイーズ(注: バイオリニスト、旧姓「ルイーズ・シャッケルトン(Louise Shackleton)」)とアイザック(注:一人目の息子、養子)は、すぐにジェイコブをサウス・シールズ(注:ミリバンド氏は、サウス・シールズ選挙区選出の国会議員)の人たちに引き合わせるのを楽しみにしています。)



 ミリバンド氏は、1965年7月15日生。ロンドンのハバーストック・コンプレヘンシブ・スクール(Haverstock Comprehensive School)からオックスフォード大学(University of Oxford)のコーパス・クリスティ・カレッジ(Corpus Christi College Oxford)に進学し、哲学・政治学・経済学で優秀な成績を収めた後、マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology(MIT)、アメリカ、マサチューセッツ州ケンブリッジ市の私立大学)で政治学修士号を取得したそうです。

 2001年6月からサウス・シールズ(注:サウスシールズ州の州都はニューキャッスル))選挙区選出の国会議員を務めており、初入閣は2005年5月で、コミュニティ・地方政府担当大臣として、住宅問題、計画問題、再建問題、地方政府問題などについて副首相をサポートしたそうです。

David Miliband was appointed as Foreign Secretary in June 2007. He was previously Secretary of State for Environment, Food and Rural Affairs, and has been the Member of Parliament for South Shields since June 2001.

 「ブラウン英首相は6月28日、閣僚名簿を発表、新内閣が発足した。外相には若手のミリバンド前環境・食糧・農村相(41)がなった。ミリバンド氏はブレア政権で政策顧問を務め、同氏の信任が厚く若手のホープ。先の党首選でブレア前首相派の支持を受けて、ブラウン氏の対抗馬として担がれそうになったが、党内の亀裂を避けるため、出馬を辞退していた。次期英首相の呼び声も高い。」のだそうです。

David Miliband is Britain's second youngest Foreign Secretary and the youngest one since David Owen (in office 21 February 1977 – 4 May 1979).

 このように若い人材が大臣になれる国であるから、「育児休暇」が話題にもなるのでしょう。日本では、2つの意味でありえないニュースだと感じました。

           (この項 健人のパパ)

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 2005年3月に妻「あみ」が参加したシンカフェの「2泊3日メコンデルタツアー」の行程を振り返ってみます。



第1日め
「サイゴン(Sài Gòn)(ホーチミン市(Thành phố Hồ Chí Minh))」からツアーバスに乗り、国道1号線(Quốc lộ 1A)をほぼ南西方向に進み、「ミトー(Mỹ Tho)」の周辺で方向を西に変え、途中、国道1号線から外れ、南に進み、「カイベー(Cái Bè)」に到着です。
カイベーからはボートに乗り換え、「前江(Tiền Giang、Sông Tiền)」を渡り、「ヴィンロン(Vĩnh Long)」に上陸。ツアーバスで、国道80号線(Quốc lộ 80)を西(西北西)へ向かいます。フェリーにバスごと乗り、「後江(Hậu Giang、Sông Hậu)」を渡り、「ロンスエン(Long Xuyên)」に上陸。国道91号線(Quốc lộ 91)を「チャウドック(Châu Đốc)」へと北西方向に向かいます。



 どのような省を通過するかで書き直してみました。

 ツアーバスは、中央直轄市(政府の管轄を直接受ける市。省には属さず、省と同格の行政区分。)「ホーチミン市」を出て、「ロンアン省(Tỉnh Long An)」に入ります。ロンアン省の省都は「タンアン(Tân An)」。それに関する記事がありました。

メコンデルタ地方のロンアン省の国道1A号線に架かるタンアン橋が老朽化により崩落の危機に晒されている。建造から35年が経過して老朽化が激しく、9月4日には鉄骨の一部が落下する事故が起きている。関係機関は10月20日からタンアン橋の通行規制を実施することを決めた。それによると、10人乗り以上の車両と3.5トン以上のトラックはタンアン橋の通行が禁止され、バイパスに迂回しなくてはならない。(2007/10/12)

 ロンアン省を抜けると、「ティエンザン省(ティンザン省、ティンジャン省とも、Tỉnh Tiền Giang)」に入ります。省都は、「ミトー(Mỹ Tho)」。

 ここミトーは、メコンデルタツアーの1日コースのクルージングの出発地です。
Our car will pick up at your hotel in early morning and transfer to My Tho.(早朝、ホテルにお迎えに参り、ミトーにお連れします。)
On arrival, cruising along small creek to Mekong River estuary, to Con Phung (Phoenix Island) and stop over a garden restaurant at a local house for Vietnamese lunch. (到着後、メコン川の河口へ細い水路をクルージングです。フェニックス島に上陸し、地元の家庭のガーデンレストランで、ベトナム料理をいただきます。)
The motorized boat cruise more along natural creeks and quiet village in Ben Tre Province.(動力船でさらに水路をクルージングし、ベンチェ省の村を見学します。)
Visit orchards, bee-keeping farm, taste natural honey and honey wine, enjoy tropical fruit, traditional music, see round a distillery, explore the local coconut candy production process, taste candy & coconut pulp. (植物園、養蜂農家を訪れ、蜂蜜、ハニー・ワイン、南国の果物を味わい、伝統音楽を聴きます。蒸留酒製造所を見てまわり、ココナッツキャンディーの製造過程を見学し、キャンディーと果肉入りココナッツ・ジュースを味わいます。)
On the way back to Ho Chi Minh with stop at bonsai garden in My Tho.(ミトーで、盆栽をご覧いただいて、サイゴンに戻ります。)
Arrival at your hotel in the late evening.(午後遅くホテルに到着です。)
などのコースが用意されているようです。

Taking a boat traveling along the Tien river for sightseeing : fish rafts and viewing four islands of Dragon, Unicorn , Tortoise, Phoenix.
メコン川(前江)の流れの中に4つの島があり、ロン島(龍の島、Cồn Rồng、Cồn Tân Long)、タイソン島(狛犬の島、Cồn Lân、Cồn Thới Sơn)、クイ島(亀の島、Cồn Qui)、フーン島(フェニックスの島、Cồn Phụng)と呼ぶようです。“cồn”とは、「小島、中洲」のこと。



 飛行機の窓から見るとご覧のようです。左下が「ミトー(Mỹ Tho)」の町。



 「ヴィンロン省(Tỉnh Vĩnh Long)」の省都「ヴィンロン(Vĩnh Long)」で、国道80号線に乗って、ドンタップ省に入ります。「ドンタップ省(Tỉnh Đồng Tháp)」の省都は「カオラン(Cao Lãnh)」(国道30号線沿い)、以前は「サデック(Sa Đéc)」(国道80号線沿い)でした。

 ドンタップ省は、こんな記事で知られています。
メコンデルタ地域のドンタップ省で16歳の少女が高病原性鳥インフルエンザで死亡した。ベトナム国内では昨年(2004年)1年間で約20人が鳥インフルエンザで死亡している。今年(2005年)に入ってからは、チャービン省の9歳の男児、ドンタップ省の6歳の男児に次ぐ3件目の死亡例である。少女は病気に感染した鶏肉を食べた後に高熱などの症状を訴えて入院、2週間後の今月(1月)8日に死亡した。検査で高病原性鳥インフルエンザウイルス「H5N1」型が確認された。(2005/01/10)

 次は、「アンザン省(Tỉnh An Giang)」に入ります。フェリーで「後江(Sông Hậu、Hậu Giang)」を渡ります。省都は「ロンスエン(ロンシェンとも、Long Xuyên)」。

 メコンデルタのアンザン、キエンザン、ヴィンロン、チャービン、ソクチャン、ハウザンの各省と中央直轄市カントーに約70万人のクメール人(カンボジア人)が住み、アンザン省にはチャム人が多く住んでいて、水稲の栽培と漁業や水産物の養殖業を主要な産業としているそうです。この地はもともとはクメール人の土地であったのですが、17世紀に入ってその勢力が衰えたため、現在のベトナムの多数民族キン族に征服されてしまったようです。その先兵となったのは中国人(明人)。その歴史的経過から中国系の人たちがその経済を握っているそうです。



第2日め
チャウドックからツアーバスに乗り、国道91号線を東南方向に走り、途中、「トットノット(Thốt nốt)」で途中下車。再度乗車して、「カントー(Cần Thơ)」へと入ります。

 長くなったので、続きはまた。

           (この項 健人のパパ)

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我が子健人が「行きたい! 絶対、行きたい!」と言うイベントが原宿の「cafe STUDIO」であり、私が連れて行くことになりました。(一人で行動できるように徐々に躾けてはきましたが、夫が言うように「一人で行かせなさい」は、昨今の子供にまつわる事件を考えると躊躇するところがあります。)



開催時間の11時には間に合ったものの入場制限があり、子供がもらって来たのは15時15分(!)の整理券。どこかで4時間という長い時間をつぶさなくては。気を長く持たなくてはならない待ち時間。私だけが先に帰ったのでは、夫の「一人で行かせなさい」に反対した手前、、、いつものことながら、やれやれ「子供の付き合いも楽じゃない!」

原宿にはハロウィーンの仮装をしている子供達がたくさんいました。なぜだろうと思いながら歩いていると、プロのカメラマンによる写真撮影が無料であるとのアナウンスが流れてきました。「原宿表参道 ハローハロウィーンパンプキンパレード2007」というイベントがあるようです。



子供に、「私の黒のアウターを着てハロウィーンに参加したら」と言うと「僕はいいです。」とつれない答えが。そんな会話をしていたら「ポール・スチュアート」でお菓子を配っている様子。



そこでお店の方に聞いて、「Trick or Treat」というパンフレットをもらいに行き、次々と「表参道」を散歩を兼ねてお菓子をもらって歩くことに。最初は、「僕には出来ない!」とシャイに言ってくれましたが、何店舗かもらうと場慣れしたのか、マックでは、お菓子と無料のポテトのチケットまでもらって、交換してくると引返して行きました。その動作がはやいのなんの、、、夫がいたら「君の教育が、、、」と言うだろうな。



今日はそんなわけで、全部で17店舗のうち10店舗のお店からお菓子をいただき、ご機嫌でした。

ミニストップに立ち寄り、十勝バニラとカフェラテを購入して、中国人のアルバイトの男性と片言の会話。「再会(ツァイチェン)」と言ったらとても喜んでくれました。

自然食ブッフェランチ(今では自然食はいろいろなお店で食べることが出来ますが、このお店は私の記憶では、15年以上前から自然食を取り入れていたような気がします。いわゆる自然食ブームの先駆けだと思います。)を食べに「クレヨンハウス」に立ち寄りましたが、長蛇の列で諦めることに。本人はすごく食べたそうでした。かわりに、東京メトロ銀座線表参道駅の「エチカ表参道」でパンを買い、「ビストロ・リヨン」でオムレツを食べさせたら、ご機嫌が回復。子供に振り回された一日でした。

ところで、4時間も待って入場したイベントは、15分ほどで出されてきました。何なの~

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 昨日有機食品のお店で購入した「ずいき」(里芋の茎)を今日は別の1品にしました。



① 「ずいき」を十分に下茹でをして、水に晒し、水を切っておきます。
② 金笛のだしとしょうゆを煮立て、切った鶏もも肉を加え、火が通るまで煮ます。
③ 「ずいき」を加えて、煮ます。

 あっさりして、今晩のメインのおかずの野菜たっぷりの酢豚と相性がよかったようです。おいしくいただきました。

 私は薄味に仕上げましたが(我が家は薄味で油物もあまり好みません。自然と「健康志向」になっています。)、佃煮風に濃く仕上げれば、日持ちしそうです。

 高野豆腐の弾力ある食感が好きだと言う夫には、一緒に煮てあげると喜ぶかも知れません。もうなくなってしまったので、また今度ね。

 「ずいき」は、何故普段手に入りにくいのかと調べてみたら、「ずいき」は折れやすいために流通されにくいようです。これからは、もし見かけたらチャンスと思って、必ず買うことにします。この「ずいき」を乾燥させた「芋がら」は八百屋で見かけることはあります。でも、ちょっとお高い、、、



 数日前、TBSテレビのニュースで「国内産の食材でどこまで料理ができるか」ということを取り上げていましたが、そのときに出てきた「川越 自然食品」というお店に行ってきました。そこでも、見かけなかったなぁ、、、

 ところで、このニュースの内容「日本の食糧自給率は先進国の中で最低で、30%を切る」というのは、私たち消費者にも責任があると思って見ていました。生産者の顔の見える食材を手に入れるには、真面目な生産者の情報発信を受け止める「アンテナ」を持たなくてはね。

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今日はスキルアップの研修で大宮に出掛けて来ました。夫との待ち合わせの時間があったので、久しぶりに大宮高島屋に立ち寄りました。

「ありがとうの気持ちを全館に。
2007 大宮タカシマヤ 開店記念祭
開催場所:大宮タカシマヤ 各階」が開かれていました。

★[ビオマルシェ]料理教室
■10月26日(金)午後3時
■地下2階 ビオ・マルシェ
■講師:有機野菜生産者 粂川米子氏

私が興味を持ったのは、この売り場でした。地下2階の「有機野菜の店 ビオ・マルシェ」。「ずいき」が目に留まりました。久しく目にしていませんでした。「ずいき(芋茎)」は、里芋の葉柄(ようへい)です。乾燥させたものを「芋がら」といいます。



普段、「芋がら」は、なかなか手に入れることが出来ません。私の祖母はこの芋がらを味噌汁に入れたりしていました。私はこのお味噌汁、大好きでした。祖母は毎日、鰹節を削って丁寧にだしをとってくれる人でした。私の味覚が敏感になったのは、祖母のおかげなのかも知れません。

懐かしさのあまり、「これはどんな風に料理するのですか。」と係りの方に聞いてみました。すると、今日の料理教室の講師だった「粂川米子」さんを紹介されました。



パンフレットにはこんな風に紹介されています。
粂川米子さんは、栃木県の有機農家。有機米をはじめ、にんじん・里いも・ラディッシュ・ピーマン・おかひじき等の有機農作物を栽培されています。4月に開催した前回は、粂川家に伝わる「手軽でおいしい農家の料理」をご紹介いただき、ご好評をいただきました。今回も手軽でおいしいお料理を、前回同様、野菜・米作りのことや有機農業、食育のことなどのお話も交えながらご紹介いただきます。

生産農家の方がこのように情報発信をなさることは非常によいことだと思います。農産物や水産物の「食品偽装」がマスコミでよく取り上げられていますが、このような地道な活動がやがて実を結び、生産者の顔の見える食品が広く流通することを望んでいます。

きょうの「農家の料理教室」で作られたという「ずいきのごま酢和え」を試食させていただきました。

そのレシピです。
「材料」
 ずいき       300g
 塩          30g
ごま酢
 すりごま・砂糖・酢  各大さじ 2
 しょうゆ      大さじ 1
 塩         少々
「作り方」
① ずいきは、皮をむき3~4cmに切る
② ①を塩でよくもむ
③ ②を熱湯で茹で、ザルにあけ冷ます
④ ごま酢を作り③にあえる


帰宅して早速、味噌汁に「ずいき」を入れてみました。祖母を思い出すお味でした。「おいしい!」とおかわりを小学生の息子に要求されましたが、すでに皆で飲み干した後でした。

明日は、「ずいきのごま酢和え」か別のずいき料理を私のアレンジで作ろうと思います。

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 ベトナムのイメージを代表するものの一つに菅傘(すげがさ)があります。菅傘は、都心部では行商人の、郊外や農村などは農民などの頭によく見かけるものです。この菅傘は、「ノン・ラー」(nón lá)(“nón”は、「円錐状のもの」の意味で、「帽子」、「円錐」、「松ぼっくり」などをさします。“lá”は、「薄い切れ端状のもの」の意味で、「葉」などをさします。)と呼ばれています。この網代舟の漕ぎ手のおばさんの頭の上にも乗っていました(ニャチャンで、携帯カメラの画像)。



 私も頭の上に乗せてみました。(隣の男性は、メコンデルタツアーのこの地域のガイドさん。すっかりベトナムに同化して、ベトナム人の夫婦に見えません?)



 この「ノン」は、カントー(Can Tho)のビクトリア・カントー・リゾート(THE VICTORIA CAN THO RESORT HOTEL)のロビーで店を開いていたおじさんに刺繍してもらいました。右手に置いてあるのが私の注文した「ノン」です。



Hue is famous for producing the best non la or conical hats in Vietnam and the place to buy these is at the enormous Dong Ba Market.(フエは、最高級の「ノン」が生産されることで有名で、ドンバ市場で手に入れることができる。)

 あら、そう。私はメコンデルタの中心ともいえる「カントー」で手に入れたわ。

The hat is creatively made from leaves, the simple materials of nature. (この菅傘は、自然の中に存在する簡単な素材、植物の葉から作られる。)
These young leaves are brought from the softest and are exposed to the dew for one night so when dried, it is still soft enough to be flatten. (最もやわらかい葉を選び、一晩露に晒し、乾燥させると、平らにすることができるようになる。)
The hat usually consists of 16 to 18 rims made from special kind of bamboo. These rims are shaped thinly into conical-form.(竹ひごを16本から18本使い、円錐状の骨組みを作る。)
The leaf are sew into all rims solely by hand. (乾燥しておいた葉を手縫いで竹ひごに取り付けていく。)
Finally, the hat is trimmed and painted with a coat of attar old to keep it clean, smooth, and water-proof. (最後に、菅笠は飾りをつけられて、香油を塗られて、汚れをつきにくく、手触りよく、防水加工される。)

 メコンデルタ2泊3日のツアーに参加して、今日は2日めです。チャウドックから国道91号線を南下してきました。国道1号線と交差するカントーに今日は宿泊です。宿泊するのは、ハウジャンホテル(Hau Giang Hotel)です。「ハウジャン」とは、この地の面する河の名前「後江」です。カンボジアでは、「バサック河」と呼んでいます。



 今回(2005年3月)は、実際は一人旅です。夫は同行を承諾しませんでした。ツインの部屋に一人で宿泊です。



 粗末な部屋に一人ポツンといるのは気がめいるので、有名な「ビクトリアホテル」に行くことにしました。



 ロビーで機織りを見ました。



 川魚が入り、タマリンドの酸味が効いたスープ「カインチュア(Canh Chua)」がカントーでは有名です。川魚には、通常「雷魚(Ca Loc)」が使われるようなのですが、雷魚は私の家のすぐそばを流れている川で昔釣り人が釣り上げていた魚。いまでは川が改修されて姿を見なくなりました。それまでは、結構汚れた川でした。そこに住んでいた魚。私にはイメージがよくありません。せっかく来たのに、とは思いましたが、ただのスープ(ベトナム語で「カイン(canh)」)でお夕食。酸っぱい(ベトナム語で「チュア(chua)」のは、苦手だし、、、



 市場で山積みにして売られるタマリンド(ここにそれに関する記事があります)。これが独特な酸味を作り出します。
「タマリンドは、マメ科の植物で、熟してジャム状になった果肉はコクのある酸味を持ち、これを水に浸してしぼったタマリンド水は、料理の酸味付けとして使われます。」ということですね。



(info) 旅webでのビクトリア・カントー・リゾート(THE VICTORIA CAN THO RESORT HOTEL)の情報。

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※ 以下の記事の内容は,新しい記事「ベトナム語の入力はオンラインで」で修正されたことになります。

ベトナム語は基本的にはa,b,c,…のアルファベットで表記されますが、特殊文字(đ)があり、声調符号、非円唇母音符号、半狭母音符号、短母音符号が母音字(a,e,i,o,u)につきます。これらは、ASCII文字を扱うキーボードにはありません。



そこで、入力・表示で、VIQR (Vietnam International Quick Recognize)という約束事があります。例えば、“đ”を“dd”と入力・表示することになります。

goo ブログは、“EUC-JP”という文字セットを使っているので、ベトナム語と日本語が混在しても正しく(文字化けせず)表示できます。



ブラウザの「表示(V)」→「エンコード(D)」で「日本語(EUC)」が選択されていれば、文字化けは起こりません。



ベトナム語のサイトは、“UTF-8”という文字セットを使っています。この文字セットでは、英語とベトナム語の混在でも正しく表示されます。コンピュータ上で多言語の文字を単一の文字コードで取り扱うために「Unicode(ユニコード)」があります。その符号化方式の一つ、8ビット単位の可変長コード(1〜4バイト)にエンコードするのが“UTF-8”です。



しかし、表示されても入力が大変なのです。ベトナム語のページから必要な語をコピー&ペーストする方法が楽なのですが、必要な語を探すのに時間がかかります。そこで、VIQR という約束事を利用することになります。

子音字の特殊文字“đ”は、“dd”として、/z/ と発音する“d”と区別します。/d/ と発音するのが、“đ”です。

“o”と“u”につく「非円唇母音符号」は“”という「ホーン符号」を文字の右肩に置きますが、“ơ”を“o+”、“ư”を“u+”とします。ここで、“+”を使うのは、“’”では声調符号との混同があり、それを避けるためです。

“a”、“e”、“o”につく「半狭母音符号」は“^”という「ハット記号」を文字の上に乗せますが、“â”を“a^ ”、“ê”を“e^ ”、“ô”を“o^ ”とします。

お盆(短音記号)を頭に乗せた“ă”は、この符号がキーボードにないので、お盆を頭から下ろし横にして“a( ”とします。

そして、必要ならば「声調符号」をその右横につけ加えるのです。“”→“a( ' ”、“”→“a^` ”、“”→“a? ”、“ã”→“a~ ”、“”→“a^. ”とします。



ちなみに、“a”の入力でa,á,à,ả,ã,ạ,ă,ắ,ằ,ẳ,ẵ,ặ,â,ấ,ầ,ẩ,ẫ,ậ の18種類もあります。

ベトナム語関連記事
 「ベトナム語の語順 」(文法)
 「ベトナム語の入力はオンラインで」(入力方法2)
 「南部ベトナム語」(方言2)
 「ベトナム語の入力は難しい」(入力方法1)
 「ベトナム語は韓国語の仲間?」(内破音)
 「ベトナム語は日本語の仲間?」(方言1)
 「ベトナム語は日本語の兄弟?」(漢越語)
 「不思議なベトナム語(5)」(摩擦音と破擦音)
 「不思議なベトナム語(4)」(子音2)
 「不思議なベトナム語(3)」(子音1)
 「不思議なベトナム語(2)」(母音)
 「不思議なベトナム語(1)」(声調)

         (この項 健人のパパ)

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 チベット高原が源流のメコン川は、中国、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジアと流れ、プノンペン辺りで東を流れるメコン河(Sông Tiền、Tiền Giang、前江(qian jiang))と西を流れるバサック河(Sông Hậu、Hậu Giang、後江(hou jiang))の2つの並行する流れに分かれます。その後江(バサック河)の畔の町、チャウドック(Châu Đốc、Chau Doc)。



 そのチャウドックの町の西にあるサム山(Núi Sam)は、ベトナム人に聖地として崇められており、寺がいくつか点在しています。そのサム山に徒歩で登りました。下山の途中、疲れたのでハンモックで一休みです。



 眼下には、門前町が広がっています。



Visit Lady Chua Xu temple and Tay An Pagoda.(バー・チュアスー廟、タイアン寺を見学します。)

 サム山は、ベトナム南部の山岳信仰の聖地であり、各地から参拝に訪れます。山の周辺には、Nha Nghi、Nha Tro といった簡易宿泊施設や食堂が無数にあります。この山の麓に、バー・チュアスー廟(Miếu Bà Chúa Xứ)があります。

To southern Vietnamese and Cambodians, Ba Chua Xu is a kindly goddess who brings health and prosperity. (南部のベトナム人やカンボジア人にとって、バー・チュア・スーは、健康と財貨をもたらしてくれるありがたい女神さまである。)
Her worshippers gather in the thousands in the Mekong Delta province of An Giang from the 23rd to the 27th of the fourth lunar month.(バー・チュア・スーを参拝する人たちは何千人と、旧暦の4月23日から27日の間にメコンデルタにあるアンザン省に集まって来る。)



 インド神話で、河川の女神に「弁才天」(Sarasvati、サラスヴァティー)がいます。財福・智慧などの徳があり、仏教やヒンズー教に取り入れられ、日本では財福の神として弁財天と書かれるようになり、七福神の一人として信仰されています。これに近いものがあるのでしょうか。





 タイアン寺(西安寺)です。日本の寺院と較べて、原色が強調されていて落ち着きません。個人的な好みとしては、日本の寺院の方が厳粛さが感じられていいですね。



 道端で乾燥させている線香です。きれいな花が咲いたよう。日本の線香とは色が違います。あの色のお寺には、この色の線香がお似合い?

See a crocodile farm or stork sanctuary in Thot Not (seasonal).(季節によって異なりますが、トットノットでワニ園かコウノトリのバード・サンクチュアリを見物します。)



 ワニがこれだけいると気持ち悪いですね。コウノトリがよかったな~

Overnight in Can Tho.(カントーで宿泊します。)

メコンデルタツアー関連記事
  「メコンデルタツアー(6)」(バー・チュアスー廟)
  「メコンデルタツアー(5)」(サム山)
  「メコンデルタツアー(4)」(メコンデルタとは)
  「メコンデルタツアー(3)」(デング熱を恐れて)
  「メコンデルタツアー(2)」(1日め午後)
  「メコンデルタツアー(1)」(1日め午前)

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 2005年のベトナム旅行中に参加した「2泊3日メコンデルタツアー」も第1日めは、沈む夕日を見て、ホテル(THANH TRA HOTEL、シンカフェのオフィスがあります)への宿泊となりました。



 第2日めがスタートです。この粗末な朝食で、、、これで一人分。まあ、全部食べられませんでしたが、、、1泊1000円もしないホテルだそうですから、当然とも言えます。



Day 2:(第2日め)
Take a 2-hour rowing boat trip to see FLOATING HOUSE with caged fish breeding, a village of Cham ethnic minority, Moslem mosque, towel weaving.(手漕ぎのボートで、養魚場を併設した水上生活者の家、少数民族チャム族の村、イスラム教徒のモスク、タオル織りなどを2時間ほど見て回ります。)



 おばちゃんがボートを漕ぎます。暑いうえに重労働だと思うのですが、平気な顔で漕いでいました。ご苦労さまです。



 生け簀で餌を求めて跳ねまわる魚。この魚でヌックマムを作るようです。製品のビンが大量に置かれていました。魚を塩とともに漬け込み、発酵させたものから出た液体成分を魚醤(ぎょうしょう)と言い、タイのナンプラー (น้ำปลา、nam pla) 、ベトナムのヌックマム (nước mắm) が有名です。



 チャム族の多くは、イスラム教徒(スンニ派)です。ベトナム人の多く(70%ほど)は、仏教・道教・儒教の混合したものを信仰しており、キリスト教(カトリック)信者は、10%弱。イスラム教徒は、0.1%ほどしかいません。



 一度シンカフェのオフィスのあるホテルに戻り、待機していたバスに乗って、サム山に出発です。車で十数分ほど行くと、そこはもうサム山の麓。近くで見ると山というよりもむしろ丘。この「丘」に登ることになりました。しかし、途中で脱落する人の多いこと。



 この高齢(75歳)のアメリカ人のおばあさんが私より先をすいすいと登っていったのにねぇ~ 山頂で一服です。この「丘」、見た目より大変でした。山頂に着いたときには、疲れ果てていました。この75歳のおばあさんに「よく頑張って登ったわね。」と褒められたときの複雑な心境を理解してください。

 朝早く起きたことと 暑さと 山道のでこぼこと このおばあさんの「お褒めの言葉」で疲れましたので、下山の話は次回に、、、

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