直線的になった旅程は、「シェムリアップ(Siem Reap)」で7泊、「プノンペン(Phnom Penh)」に2泊、「ホーチミン(Ho Chi Minh、サイゴン)」に3泊、「ソウル(Seoul)」に3泊です。妻が独自に調べたところでは、プノンペンは蒸し暑く、交通量の多さから空気は汚れていて、治安もよくない都市であるというものでした。その上に、ホテル代もシェムリアップに比べれば、かなり高いのだそうです。ホーチミンに移動するための1泊のみを主張する妻とカンボジアの首都であるプノンペンのありようを見てみたい私が主張する3泊とで綱引きが始まりました。
“French Woman Killed during Daylight Robbery in Cambodian Capital”(2007年11月14日)という記事があります。ロンリープラネット社の出版している旅行ガイド「カンボジア」にもこの事件は記載されています。日本人よりは警戒心が強いと考えられるフランス人女性がひったくり被害にあって、命を落としたのです。
“The best supermarkets in Phnom Penh”という記事があります。この中では、「アジアの主要都市の多くとは異なり、プノンペンのスーパーマーケットで扱っている商品は質が高い」と述べられています。「ヨーロッパやアメリカのブランド品やアジアのブランド品がリーズナブルな価格で提供されている」とも述べています。
33-34 Street 114にある“Bayon Market”(バイヨン・マーケット)も紹介されており、食糧貯蔵庫(pantry、パントリー)に並べておくような商品は、シンガポール、日本、韓国などから輸入された最高級なもの(high-end products)が並んで品揃えがいい反面、肉売り場はよいものを置いてあるが狭く、野菜売り場は値段が高い上に古い(old and overpriced)と述べています。