POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 





 台北市の中心部を基隆河はほぼ東西に流れています。その北側に「北投区」、「士林区」、「内湖区」があります。台北観光の主なものは基隆河の南側にあるのですが、今回は北側も攻めてみることにしました。士林区で有名なのは「士林夜市(Shìlín Yèshì、Shilin Night Market)」でしょう。



 「士林夜市」は台北市で最大規模の夜市の一つなのだそうです(士林夜市為台北市最具規模的夜市之一)。陽明戲院と慈誠宮を中心として、文林路、大東路、大南路などに賑やかに商店が建ち並んでいるようです(以陽明戲院及慈誠宮為中心,包含了文林路、大東路、大南路等熱鬧街市集結而成)。「慈諴宮」は「媽祖廟」ともいい(士林慈諴宮又稱士林媽祖廟)、この媽祖さまを祭ってある「慈誠宮」を取り囲む4本の通りが「大北路」、「大南路」、「大東路」、「大西路」であり、さらにその外側を取り囲むのが「大北街」、「大南街」、「大東街」、「大西街」です。それをさらに「文林路」、「基河路」が囲むことになります。



 台北に来て、最も便利に遊ぶなら、MTRに乗って夜市に行って美味しいものを食べなさい(來到台北,最方便的遊玩方式就是搭捷運逛夜市,吃美食)とあるサイトが勧めます。MTR淡水線「剣潭」駅西側に「士林夜市」があって、ここは観光客の最もお気に入りの台北の夜市の一つのようです(捷運淡水線劍潭站的士林夜市,就是最受外來客喜愛的台北夜市之一)。午後3時にはそろそろ混み出して、休日は大変混み合うようですから(下午三點就可看到許多來到夜市逛街的遊客,一到假日更是大排長龍,熱鬧滾滾)。子連れの私たちは休日を避けて、平日に行った方がよいのかも知れません。



 MTR淡水線「剣潭」駅西側の駅前の「士林夜市美食廣場」にはシンガポールで言うところのホーカーがたくさん並んでいるようです。さあ食べまくるぞ~。

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 台北市民は、夜に遊ぶことが多いといいます。そのスポットの一つが「猫空(Maokong、マオコン、貓空)」という地域です。猫空は台北市内から近いことから、涼を求めて、夏場の夜になると大勢の台北市民が押し寄せるといいます。猫空にはたくさんの「茶藝館」(中国茶ティールーム)があり、そこで麻雀に興じたり、おしゃべりをして過ごすのだそうです。24時間営業している店が多いといいます。週末の夜には満席になるお店もあるようなのですが、平日の昼間は比較的空いていて、我々外国人観光客にはいいのかも知れません。

 「猫空」という地名の由来(猫空地名的由來)ですが、「猫空」は元々は茶園のある地域の東側の小さな渓谷を指しました(猫空原本是茶區東側的小溪谷)。そこは地質が軟弱なため(因地質鬆軟)、川底は卵形の石により侵食を受け、長い期間をかけて多数の穴が開きました(河床在長年沖撃下被卵石侵蝕成坑坑窪洞)。それが猫の爪痕に似ていたのです(遺留下似猫爪痕跡)。「猫空」という名はここに由来しています(“猫空(孔)”之名就此傳開來)、とあるサイトには書かれています。

 これには異説があるようで、河床の石質が均一ではなく軟硬あって、軟らかい部分が侵食を受け、円形や楕円形の穴があき、凸凹して皺状になったのを台湾語で「了康」と言ったのを音の似通った「猫空」という字を当てるようになった、というのもあります。

 この「猫空」に行く手段の一つに「猫空纜車(猫空ロープウェイ)」があります。このロープウェイは2007年7月に運用を開始しましたから、私の前回の旅行(2007年6月)ではまだ動いていず、乗れませんでした。今回は乗り物好きの我が子「健人」と夫を連れて行きたいと思っています。このロープウェイ(月曜日には運行していない)には、MTR木柵線(中山國中 → 南京東路 → 忠孝復興 → 大安 → 科技大樓 → 六張犁 → 麟光 → 辛亥 → 萬芳醫院 → 萬芳社區 → 木柵 → 動物園)の終点「動物園」で降り、5分ほど歩いて、猫空纜車「動物園」駅で乗ることになります。運賃は「猫空」まで片道50元(子供料金はありませんが、6歳未満なら大人と同伴であれば2人まで無料です。)。猫空纜車の「猫空」駅からは、猫空地域に循環バスが運行されているので、それで目的とする場所へ移動です。



 しかし、「猫空」に行くには別の手段もあります。MTR木柵線の「萬芳社区」駅で降り、出口の正面方向にある東南客運の「捷運萬芳社区」バス停で、マイクロバスに乗ります(バス停でもタクシーを停める時のように手を前方に突き出し、乗る意思を示します。)。路線番号は「小10(S10)」で、料金は15元になります。釣り銭は出ませんので小銭を用意しておく必要があります。猫空地域では自由に降車できるので、運転手に降りたいと告げます。バス停以外で乗るのも自由なので、タクシーを停める要領でバスを停め、乗り込みます。(捷運木柵線至萬芳社區站下車轉搭小公車10路至猫空下車即可到達。只要不妨礙交通順暢,小公車於山區路段可隨招隨停,沿途皆可上下車。



 こちらはロープウェイより移動コストを抑えられるので、行きは鉄ちゃん2人のためにロープウェイに乗るけれども、帰りはこのバスがいいかも知れません。鉄ちゃんたちもいろいろと乗り物に乗れるので反対しないでしょうから、、、




 私が「猫空」にこだわるのは、台湾に興味を持つようになった理由にあります。新潮社刊、渡辺満里奈著「満里奈の旅ぶくれ -たわわ台湾-」(2000年発行)を読んで、鉄観音茶と茶芸館に興味を惹かれ、行きたいと考えるようになったのです。

 1998年10月、中国茶の取材のために台湾を訪れた。何軒も行った「茶藝館」の中に「竹裏館」という店があった。思えば、この店と出会った時が運命の分かれ道。その店で、今までに出会ったことのない、中国茶へのイメージを180度覆すような、すばらしく甘美で、脳みそがとろけるかと思うくらいうっとりとさせるお茶を幸運にも戴いてしまった。「こ、これが、鉄観音……!?」

 「猫空」のある木柵地域は「鉄観音茶」の台湾における産地として最も有名です。(木柵區是臺灣「鐵觀音茶」最著名的産地。)木柵地域の山腹には茶畑が広がり、茶農家が経営する「茶芸館」が数多くあるようです。そこで茶葉を注文し、お茶請けを選び、自分でお茶を淹れ、お腹が空けば食事もし、遠くに見える台北市内をゆったりと眺める、、、きっと至福の時を過ごせそうです。行きたい!どうしても行きたい!去年、天候が悪く諦めただけに、今年こそ行きた~い。

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 「デリー(Delhi)」の南東200kmほどのところに「アグラ(Agra)」という都市があります。「タージ・マハル廟(Taj Mahal)」で有名なところです。インフラの整備が非常に遅れているインドに妻や子供を連れて行きたいとは思わないのですが、タージ・マハルには機会があれば一人で訪れてみたいとは思います。



 ムガル朝第5代皇帝のシャー・ジャハーン(Shah Jahan、1592年1月~1666年1月)は、1612年に宮廷貴族の娘のムムターズ・マハル(Mumtaz Mahal、本名 アルジュマンド・バーヌー・べーガム(Arjumand Banu Begum)、1595年4月~1631年6月)と婚姻しました。シャー・ジャハーンには、他に2人の妻、アクバラバディ・マハル(Akbarabadi Mahal )とカンダハリ・マハル(Kandahari Mahal)がいましたが、2人に情愛を示すことはなく、義務として各妻に1人の子をもうけたに過ぎなかったといいます。 しかし、ムムターズ・マハルとの間には、14人もの子供がいました(但し、成年まで育ったのは男子4人と女子2人)。17歳で結婚し、36歳で亡くなっていますから、ほぼ毎年のように子供を産んでいたことになります。

 しかし、その最愛の王妃は1631年、遠征先(夫と行動をともにしていました)で亡くなってしまいます。病気でした。シャー・ジャハーンは悲嘆にくれ、王妃を弔うためにタージ・マハルの建設に着手します。20年以上をかけ、この廟を完成させることになります。この廟の建設に没頭することで、悲しみを紛らわしていたのでしょうか。シャー・ジャハーンは1666年になくなっていますから、王妃が亡くなってから35年生きていたことになります。時が王妃を忘れさせてくれなかったとすれば、どんな気持ちで日々を送っていたのでしょうか。



 そんなシャー・ジャハーンは晩年、息子のアウラングゼーブによってアグラ城に幽閉されてしまいます。アウラングゼーブは、愛妃ムムターズ・マハルの子で帝位についていました。晩年のシャー・ジャハーンは毎日、アグラ城からタージ・マハルを眺め、涙を流して過ごしていたと伝えられています。

 現在、タージ・マハルでは、シャー・ジャハーンとその愛妃ムムターズ・マハルの棺は並べて安置されているそうです。
     
        (この項 健人のパパ)

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 「サン・スプリング・リゾート(礁溪山泉大飯店、Sun Spring Resort)」の余曼玲(Yu Manling)さんが“the faster way to come here from Taipei”(台北から礁溪温泉に来る一番速い方法)と勧めてきた“Capital Bus”を妻「あみ」に頼まれて調べてみました。「首都客運(Capital Bus)」というバス会社は、「首都之星(Capital Star)」という長距離バスのサービスを行っています。



 台北からは、6:10、6:40、7:20、7:30、7:50、8:20、8:40、9:00、9:10、9:30、10:00、10:30、11:00、12:00、13:00、14:00、14:30、15:00、15:30、16:00、16:30、17:00、17:30、18:00、18:30、19:00、19:10、23:00、23:40、24:00 と20分から30分に1本出ています。乗り遅れても次のバスがすぐに来るようです。

 運賃は90台湾元(日本円で1500円ほど)で、12歳以下であれば、子供料金が適用され、半額になります。我が子「健人」はまだ10歳ですから、45台湾元で済むことになります。

 優待票使用對象:兒童身高未滿115公分或滿115公分而未滿6歳者,經出示身分證明文件,得免費搭乘;滿115公分而未滿145公分,或已滿145公分而未滿12歳者,經出示身分證明文件,得購買半票。




 ホテルのサイトにあるバスの利用方法を読んでみました。丁寧な説明があります。これで、バスを利用するなら不安なく礁溪温泉に行けそうです。

 台北捷運【市政府站】3號出口(地下鉄の「台北市庁」駅で降り、3番出口から出ます。),即有首都客運站牌(歩いて約2分ほどで「首都客運」のバス停があります。),搭乘往【礁溪】班次,告知司機要在【山泉大飯店】下車(礁溪(Jiaosi)行きのバスに乗り、バス運転手に「山泉大飯店(Shan Chuen Da Fan Dien)」で降りると告げます。※ 告げないと500mほど先のバス停で降りて歩いて戻ることになります。)。

 回程亦可告知飯店櫃檯,可在飯店門口上車(帰りのバスを利用なさるときはフロントにお告げ下さい。ホテル前でバスにお乗りになれます。)

 台北到礁溪,走雪山隧道約40分鐘(台北から礁溪(Jiaosi)まで雪山トンネルを通って40分ぐらいかかります。 ※ 60分ほどかかるとするサイトもあります。)。頭末班車時間:06:00~23:00(最初と最後のバス時間は06:00~23:00です。)

客運票價(バス料金)
台北→礁溪$90元(台北から礁溪まで90台湾元です。),可車上投現(車中でお支払い下さい。(不找零(但し、お釣りは出ません。)或使用悠遊卡(イージー・カードも利用できます。)。

         (この項 健人のパパ)

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 9月に台湾に行くことにしました。台北、台南、宜蘭などを巡るつもりでいます。今回は一人旅ではなく、夫と我が子「健人」を伴っての台湾旅行です。宜蘭から台北に少し寄ったところに「礁溪」という鉄道の駅があります。2007年6月の台湾一人旅で温泉に入りたくて、この駅で降りました。宿泊したのは、「サン・スプリング・リゾート(礁溪山泉大飯店、Sun Spring Resort)」。礁溪には、日航ホテル系の「礁溪ホテルロイヤル(礁溪老爺大酒店、HOTEL ROYAL CHIAO HSI)」もありますが、びっくりするほどお値段がいい。日本人客はお金持ちなのですね。私は、リーズナブルなホテルでくつろごうと思います。

(info) AppleWorldでの「サン・スプリング・リゾート」(SUN SPRING RESORT、礁溪山泉大飯店)の情報。



 「サン・スプリング・リゾート」のジェシー(Jessie)さんには大変にお世話になりました。そのときのお礼を言いに、今回も「礁溪」駅で降りることにしました。ジェシーさんには、宜蘭縣頭城鎮青雲路二段240巷5號にある「淨水琉璃蓮花生態館」に連れて行ってもらいました。



 「蓮花池」では、いろいろな蓮を見ることができます。



 付属のレストランでは、蓮料理をいただくことができます。10人も入れば席が埋まってしまうこじんまりとしたレストランなので予約が必要な上に一見さんは断られてしまうようです。「翡翠花鍋」が有名なようで、この鍋に蓮のつぼみを入れるときれいに花開きました。精進料理と言えるのでしょうか、フルコースをいただきましたが、「蓮」尽くしでした。



 スイーツ(甘味)です。蓮の花粉が入っているようです。蓮尽くしの料理をいただくと「蓮」のように優雅に振舞えるようになるのかな。



 ホテルの予約を入れたところ、ジェシーさんからメールが届きました。会えるのが楽しみです。

Dear Powerful Mom,

Is that you that you are coming back to be with us this year?

We are so glad to welcome you again!!!

Hope that you still remember how to find the way to get to Jiaosi Town (Yilan County). We are just located near by the Jiaosi Station. You may come here by TRA train from Taipei as usual. Or you may get to Jiaosi by bus, the faster way to come here from Taipei.
Please find "Capital Bus" at the website http://www.sunspring-resort.com.tw/news.php?newsid=240 as your reference.

Hope everything will go smoothly as you wish. Should you have any doubts, please feel free to contact us.

Jessie Yu  余曼玲


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夫の母と那須に行って来ました。夫と我が子「健人」も一緒です。きょうは最終日(2008年6月15日)です。家には陽があるうちに帰り着きたいので、多くは廻れません。そこで、「千本松牧場」にやってきました。ゆっくりと母のペースで見て廻ることにしました。那須千本松牧場のサイトには、この牧場の由来が紹介されています。

那須千本松牧場のはじまり
 総理大臣を2度務めた松方正義公が、明治26年にこの地を那須開墾社より譲り受け、大農具を導入して欧米式の農場を開きました。これが、那須千本松牧場のはじまりです。
 大正時代には綿羊、競走馬などを飼育していました。その後、昭和3年に蓬莱殖産株式会社(現:ホウライ株式会社)が設立され、農場経営を引き継ぎました。第二次大戦後に酪農を開始し、今日では牧草づくりから乳製品の生産までの「一貫生産」を行っています。




健人には、「のりもの広場」を勧めてみたのですが、「もう、そんな子供じゃない。」とのこと。小学校4年生にもなると言うことが立派です。「ああ、そうなの(ほんの少し前まで、乗りたがっていたのに)。」



母には足湯を勧めてみましたが、「いいわよ、きょうは。ぶらぶら見て廻るだけで充分。」「そうですか。」却下されてしまいました。でも、はっきり自分の意見を言う母は好きです。私もそういう性格だから。家族全員、言いたいことを言ってま~す。

なんと「足湯温泉」を無料開放!
 もうひとつのおすすめが「足湯温泉」です。しかもこちらは無料でご利用いただけます。ひろーい牧場を散策して、ちょっと一休みしたいときに最適の癒しスポットです。
 この無料足湯温泉は、なんと牧場スタッフの手づくりなんですよ! タオル1枚でご利用いただける、ひざ下だけの温泉。その手軽さで大人気です。那須千本松牧場にお越しの際は、足湯温泉用にタオルを1枚お忘れなく!(タオルの貸し出しは行っていませんので、どうぞお忘れなく)




で、結局、ここ千本松牧場でしたことと言えば、歩き廻ったこととご覧のアイスクリームを食べたことだけでした。いや、母はここでもお土産を買ったかな。

ハマる人続出!「ミレピーニ」黒糖味
「しぼりたての生乳」と「とろけるような黒糖」が出会って、すごいことになりました!!
 想像してください。あのプレミアムアイスクリーム「ミレピーニ」に、沖縄の太陽をさんさんと浴びた極上の黒糖を贅沢に使ってしまいました!
 ミルクのフレッシュな香りに、黒糖の懐かしくてやさしい甘さ。ふんわりと広がるクセのないまろやかな風味。これはもう、はじめての感動です!!


アイスクリームを食べながら、夫と母の会話が淡々と進みます。「家族づれで混んでいるわね~。」「そうですね。」「風が気持ちいいわね~。」「そうですね~。」

ね、ね、アイスクリームの味はどうなの。黒糖味のアイスクリームは、、、 どうせ聞いても、夫は「これは黒糖味のアイスクリームですね。」ととぼけた返事をするだけだから、やめました。自分で食べて見るしかないわね。甘かった。すべてを少しづつ食べてみたのですが、どれも甘かった。どうもアイスクリームを行く先々で食べてはみるのですが、「甘さ離れ」をしてしまったのでしょうか、甘すぎると感じてしまいます。甘すぎなくて美味しいアイスクリームを誰か開発して欲しいな。



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 インドは、インド政府観光局のページによると、大きく4つに分けられるようです。デリーをその中心とする「北部」、ムンバイ(旧名 ボンベイ)を中心とする「西部」、バンガロールやチェンナイのある「南部」、コルカタ(旧名 カルカッタ)を中心とする「東部」です。「東部」は、宗教問題で1947年にインドより分離独立した「パキスタン」から、1971年にさらに分離独立した「バングラデシュ」を挟んでいるために、真ん中あたりがくびれています。




 外務省の「インド」のページによると、インドの面積は3,287,263k㎡(インド政府資料に基づくため、国境争いのあるパキスタン、中国との係争地を含む)、人口は10億2,700万人(国勢調査は10年に1度しか実施されないので、2001年国勢調査に基づく。人口増加率から推定すると現在は11億3、000万人を超えている)です。面積、人口とも日本の9倍弱あります。



 大学生3年生の息子「優也」が日本から入る「デリー」は、インドの北部にあって、東のウッタル・プラデーシュ州と西のハリヤーナー州に挟まれています。インドの北部では、話される言語は主にヒンディー語で、その人種構成はイラン高原やイラク高原から移住してきた遊牧民を先祖とするアーリア人が多い。アーリア人はコーカソイドに属し、ヨーロッパ白人と先祖を同じくすると言われています。

 ウッタル・プラデーシュ州(Uttar Pradesh)は、面積 238,566 km²、人口 およそ1億7000万人です。日本の本州の面積 227,963km²にほぼ等しいと言えますが、それでもインドの州の中で、面積は5番目になります。インドでもっとも人口の多い州ですが、脊梁山脈を中央に持ち、平野部の割合が低い日本の本州の人口が1億200万人であるのと比べて、ガンジス川流域の平原の大部分を占めるウッタル・プラデーシュ州の人口が日本の1.7倍でも不思議ではありません。

 ハリヤーナー州(Haryana)、パンジャーブ州(Punjab)、ヒマーチャル・プラデーシュ州(Himachal Pradesh)、ウッタラーカンド州(Uttarakhand)の4州を合わせると203,813k㎡になり、これも日本の本州の面積に近づきます。

 ラージャスターン州(Rajasthan)は、インドで一番大きい州で、面積 342,236 k㎡。日本全土の面積(377,835k㎡)に近くなりますが、人口は2,500万人ほどで日本の人口の5分の1程度です。

 「ゴールデン・トライアングル」という言葉があります。北部で有名な三都市「デリー(Delhi)」、「アグラ(Agra)」、「ジャイプール(Jaipur)」を結ぶと三角形になることからそのように言われます。

 JTBのツアーに「浪漫紀行 ゴールデン・トライアングル5日間 デリー+アグラ+ジャイプール」というのがあります。デリーからアグラへ、アグラからジャイプールへ、ジャイプールからデリーへと午後をバスの移動時間にあて、三角形を描いて観光地を巡るツアーです。観光初日の午前中は、デリー市内観光(クトゥブミナール、フマユーン廟、インド門、ラクシュミーナーラーヤン寺院を見学)、午後は約200kmを約4時間かけてバスで移動です。。2日めの午前中は、アグラ観光(タージ・マハール、アグラ城)、午後は約230kmを約5.5時間かけてバスで移動です。3日めの午前中、アンベール城などを見学し、午後は約260kmを約4.5時間かけてバスでデリーに戻ります。



 アグラ(アーグラとも)はインドのウッタル・プラデーシュ州にあり、同州では最大の都市(人口はおよそ130万人とも140万人とも)です。人口130万人の都市を日本で探すと「福岡市」があります。世界遺産に登録されているタージ・マハル(Taj Mahal)、アグラ城(Agra Fort)があることで知られています。



 アグラは、デリーからは日帰りできると言います。個人旅行では、どのようにすればデリーからアグラに移動できるかを調べてみました。バスと鉄道があるようです。まずバスですが、Delhi Transport Corporation (DTC、デリー輸送公社) は、“Inter-State Bus Services”を行っており、北部の州の主な都市にはバスの連絡があります。



 これを見ると、アグラには 06:30, 07:00, 07:40 と日に3便あり、 マトゥラー(Mathura)を経由して行くようです。出発は3つある長距離バスターミナル(Inter-State Bus Terminal、I.S.B.T.)のうち、サライ・カレ・カーン(I.S.B.T. SARAI KALEY KHAN、Sarai Kale Khan Bus Stand、デリー南東部のインド国鉄「ニザムディン駅(Hazrat Nizammudin)」の近く)(残り2つは、カシミール・ゲート(I.S.B.T. KASHMERE GATE)とアナンダ・ビハール(I.S.B.T. ANAND VIHAR))のバス・ターミナルで乗車するようです。



 しかし、バスの評判は悪い。道が悪く、サスペンションは悪く、、、鉄道で行く方法を選択した方が賢明のようです。

         (この項 健人のパパ)

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那須の2泊めの宿泊先「那須高原 そらまめペンション」にやって来ました。「一軒茶屋」の交差点のすぐ近くなのですが、細い道を少し入らなくてはならず、その道を見つけられず、一度通り越してしまいました。他のお客さんもやはりその入り道を見つけにくいらしく、電話で、オーナーがきょうの宿泊予定のお客さんに「入り道が狭いので、わからなくなったら電話を下さいね。」と話していました。



宿・ホテル予約サイト「じゃらん」を使って、那須の2泊めは決めました。栃木県 > 那須・板室 > 安い順 でトップに表示されます(2008年6月)。「クチコミ・評判情報」を読んで見ました。評価は高いのに、宿泊費は安い。そういうわけでここにしました。

都合で夜9時過ぎにチェックインになったのですが、とても親切に迎えていただきました!また、オーナーさんは山のパトロール等をしてるらしく、那須岳や沼っ原湿原の事を教えていただきました!那須の自然には詳しいはずです!いろいろ聞いてみて下さい!オーナーさんと話すのも楽しかったです!あと、コミック漫画も結構いっぱいありました!遊んだ後は部屋で漫画をみてゆっくりするのもいいかもしれません!自分は、もう一度行ってみたいと思いました!



夫の母と我が子「健人」に一室、私たちに一室とっていたのですが、母は疲れたとみえて部屋に入るとすぐに寝てしまったようです。1階に置いてあるマンガ本の本棚から「名探偵コナン」を数冊持ってきて読んでいた健人は、部屋の明かりを消して私たちの部屋にやって来ました。しかし、話に夢中になっていた私たちが気がついた時は健人はすっかり夢の中。もう、容易には運べなくなった我が子を私たちのベッドに寝かせることにしました。一人が一つのベッドでゆっくり寝られるはずだったのですが、また狭い思いをして眠りにつくことになりました。



洗面所とトイレは共用です。



朝起きて、オーナーの奥さまとお話をしました。昨夜迎えてくれたご主人は、好きな釣りに朝早く出かけてしまっているとのこと。ペンション経営の話になりました。「じゃらん」に載せるにはかなり勇気が必要だったとのこと。知り合いが「じゃらん」に載せてお客を迎えたところ、「クチコミ・評判情報」にさんざんに書かれたのだそうです。その客がクレーマーでどの宿に対しても悪口雑言を尽くすのを知るまでは、2人で悩んだのだそうです。このような人は、コストに見合うサービスが受けられなかったことに苦情を言うのではなく、安価な宿泊料で泊まっていながら、高級ホテル並みのサービスを要求するのです。海外のホテルの「クチコミ情報」を読んでいても、常識に欠けるものがあり、眉をひそめることがあります。



以前幾度か泊まったことのある「ペンションかりん」の前を通りかかりました。夏の間は営業しているはずなのに、人気(ひとけ)がありません。帰宅して調べてみると、2006年の夏を最後に閉めてしまったようです。那須でペンションを運営していくのは大変なのですね。ここは雇われオーナーで、次の人が決まらないでいるのでしょうね。





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 新潮新書に麻生太郎著の「とてつもない日本」があります。その中の記述です。

 平成17(2005)年の暮れ、外務大臣としてインドを訪問する機会があった。首都ニューデリーに滞在中、できたばかりの地下鉄を視察したのだが、この時インドの方々からうかがった話が今でも忘れられない。この地下鉄視察が日程に組み込まれたのは、日本の政府開発援助(ODA)を使って建設されたものだからであった。私たちが訪ねた駅には日本とインドの大きな国旗が掲げられており、日本の援助で作られたということが大きな字で書いてあった。改札口にも大きな円グラフが表示され、「建設費の約70パーセントが日本の援助である」と分かるように、青で色分けしてあった。その配慮に感激し、私は地下鉄公団の総裁(Elattuvalapil Sreedharan、エラットゥヴァラピル・スリーダラン)に御礼の言葉を述べた。



 三笠文庫の知的生きかた文庫、門倉貴史著の『「今のインド」がわかる本』の中の記述です。

 日本は、これまで中国に多大なODAを供与してきた。しかし、それは中国の国民には十分に伝えられていない。多くの中国人は、日本からのODAを受けている事実さえ知らないのである。ところが、インドは違う。インドは、政府が率先して、日本のODAの供与を国民に周知徹底するようにしている。たとえば、私がインドに出張したとき、ちょうどデリーメトロは日本からの円借款によって建設されているのだが、工事現場に看板があって、「日本からの援助によってメトロの建設が行われている」旨が明示されていたのだ。



 国際基督教大学近藤正規氏の「長期的な対印経済協力のあり方―インド・モデルの構築―」からです。

 日本の対印ODA の最大の成功例は、デリー地下鉄である。総工費2,570 億円のうち、1,628 億円が円借款の供与によって行われているこの案件の成功は、一にも二にも、デリー交通公社(DMRC: Delhi Metro Railway Corporation)のスリーダラン総裁のリーダーシップによると考えられている。インドでは非常に珍しく一部工期を前倒しするなど、ほぼ工期どおりに進捗している。この建設事業の成功の要因は、スリーダラン総裁が政治の介入を排除して、スケジュール厳守を徹底したことにある。現在、この経験を、バンガロールを始めとする他都市へ拡大する計画が日印両国間で進められており、まさに、「ベスト・プラクティス」となっている。



 「政府開発援助白書 2007年版 日本の国際協力」のコラム「日本方式をインドの地下鉄へ ~デリーメトロ建設に対する日本の支援~」からです。
 
 インドの首都デリーでは、地下鉄と地上・高架鉄道からなる大量高速輸送システム(デリーメトロ)の建設が急ピッチで進められています。インドの鉄道は、これまで長距離輸送に重点が置かれてきたため、首都デリーにおいても、郊外と市の中心部を結ぶ近距離鉄道や市内の鉄道網が整備されていませんでした。そのため、デリー近郊における交通手段はバスや自家用車に頼らざるを得ない状況で、道路の慢性的な渋滞と、車の排気ガスによる大気汚染に悩まされていました。

 こうした状況を受け、デリー州政府は交通混雑を緩和し、環境への負担が少なく、時間に正確で効率的な大量高速輸送システムとして、デリーメトロの建設計画を進めています。この事業の第1フェーズ(総延長約59キロ)に対し、日本政府は1996年度から6回にわたり総額約1,627億円の円借款を供与しました。2006年11月に全区間約65キロが開業し、2007年7月の時点で、1日当たり約60万人の市民に利用されています。さらに増大する交通需要に対応し、より便利な交通ネットワークを構築するために、第1フェーズで完成した路線の延伸工事(第2フェーズ(総延長約83キロ))が進められており、日本政府は2005年度からこの第2フェーズに対しても円借款(2006年度までに284.83億円)を供与しています。

 2011年に第2フェーズ部分が完成すると、6路線総延長約143キロとなり、デリー市内の基幹公共交通となることが期待されます。ちなみに東京メトロは8路線183.2キロ、大阪市営地下鉄は8路線129.9キロであることと比べると、分かりやすいかもしれません。


 デリー・メトロ(DELHI METRO)は、一部が完成し、すでに運行されています。現在は「キ」の字の形に路線が走り、上の横棒が「LINE 1」で、下の横棒が「LINE 3」、縦棒が「LINE 2」です。横棒と縦棒の交差するところに北から「カシミール門」と「コンノート・プレイス」という駅があり、乗り換え駅になります。下の地図の紫色の部分は地下、緑色の部分は路面または高架になります。






Line 1 (Dilshad Garden - Rithala、「カシミール門」を通り、デリーを東西に走る)

(東側から)Dilshad Garden → Jhilmil → Mansarovar Park → Shahdara → Welcome → Seelampur → Shastri Park → Kashmere Gate(カシミール門) → Tis Hazari → Pul Bangash → Pratap Nagar → Shastri Nagar → Inder Lok → Kanhiya Nagar → Keshav Puram → Netaji Subhash Place → Kohat Enclave → Pitam Pura → Rohini East → Rohini West → Rithala

Line 2 (Vishwa Vidyalaya - Central Secretariat、「カシミール門」と「コンノート・プレイス」を通り、デリーを南北に走る)

(北側から)Vishwa Vidyalaya → Vidhan Sabha → Civil Lines → Kashmere Gate(カシミール門) → Delhi Main → Chawri Bazar → New Delhi → Rajiv Chowk(コンノート・プレイス) → Patel Chowk → Central Secretariat

Line 3 (Indraprastha - Barakhamba Road - Dwarka、「コンノート・プレイス」を通り、デリーを東西に走る)

(東側から)Indraprastha → Pragati Maidan → Mandi House → Barakhamba Road → Rajiv Chowk(コンノート・プレイス) → R.K. Ashram Marg → Jhandewalan → Karol Bagh → Rajendra Place → Patel Nagar → Shadipur → Kirti Nagar → Moti Nagar → Ramesh Nagar → Rajouri Garden → Tagore Garden → Subhash Nagar → Tilak Nagar → Janakpuri East → Janakpuri West → Uttam Nagar East → Uttam Nagar West → Nawada → Dwarka Morh → Dwarka and Dwarka → Dwarka Sec-14 → Dwarka Sec-13 → Dwarka Sec-12 → Dwarka Sec-11 → Dwarka Sec-10 → Dwarka Sec-9

 ジェトロセンサーの2005年4月号にこんな記述があります。

 混雑しているときは切符を買うのはなかなか難儀である。普通に並んでいると左右からどんどん割り込まれてしまい、ルピーを握り締めた手を窓口にぐいっと押し込まないといけない。相変わらずのマナーには閉口してしまう。

 プリペイドのカードを入手した方がストレスが少なくなるのかも知れません。SUICA、PASMO、ICOCAに慣れてしまったので、外国でもこのプリペイドのカードがあるのは便利です。



 The Delhi Metro Rail Corporation today(18 July, 2007) announced that its smart cards can now be purchased for a minimum value of Rs 50 only against the earlier minimum of Rs 100. (プリペイドのカードは50ルピーから買えるようです。)The value of the card can be increased in multiples of Rs 50 upto a maximum of Rs 800. (チャージは50の倍数ででき、上限は800ルピーのようです。)The security deposit of Rs 50 which is refundable will continue to be charged, a DMRC spokesman said today. (デポジットで50ルピーが必要ですが、カードの返却で戻されます。)The card works as a prepaid device which will allow commuters to travel specified routes via rail without worrying about cash. (小銭の心配をしなくてもいいのがプリペイド・カードの一つの利点ですね。)

       (この項 健人のパパ)

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夕食を食べに「ステーキハウス寿楽」にやって来ました。那須高原のある栃木県は、畜産や酪農が盛んなところです。生乳は、北海道に次ぐ第2位で、肉用牛は第5位の生産額を誇ります。その中に「とちぎ和牛」があります。とちぎ和牛は、「社団法人 とちぎ農産物マーケティング協会」が商標登録する黒毛和牛のブランドです。とちぎ和牛と名のるには、A4やA5という肉質のランクが要求されます。

その「とちぎ和牛」の「サイコロステーキセット(150g)」がここ「寿楽」では、2,000円で食べられます。きょうの夕食の目的は、ずばり「とちぎ和牛」。5時45分ごろ着いたのですが、順番待ちの人たちがたくさんいました。夕方の営業時間は、16:30から18:30までの2時間しかないようです。6時頃には営業中の看板は取り払われてしまい、それ以降にやってきた人たちは渋々帰って行きました。



6時30分頃に外で待つ私たちの注文を取りに来ました。お目当ての「サイコロステーキ」を言ったところ、きょうはもう品切れになってしまったとのこと。ガ~ン。何のため今まで待っていたの。夫の母には「エビフライ定食(700円)」、健人には「おろしハンバーグ定食(700円)」、夫は「アジフライ定食(600円)」、私には「牛焼肉定食(900円)」となってしまいました。



とにかく残念の一言です。この事情を知っていれば、もっと早く来ていたのに。牛肉をそれほど好まない夫は、「残念だったね。」と他人事のよう。

「牛肉は、タンパク質の中でもっとも飼料用穀物を必要とするもので、豚肉の3倍以上なんだよ。」「つまり、牛肉1kgを生産するのに必要な飼料用穀物があったら、豚肉3kgが生産できるということだね。」「だからね、この食糧危機の時代、私は牛肉をあまり好まないのさ。」

うそ、本当は牛肉の甘みが好みでないのと、あの軟らかさが嫌いなんでしょ。そういつも言っているじゃない。好き嫌いはないと言いながら、好んで食べない物が多すぎ。海老、イカ、マグロ、うなぎ、、、。あなたが食べないから、ほとんど食卓に乗らない。他の人が美味しいと思うものがそう思えないなんて、、、とにかく、サイコロステーキ食べたかったな。

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