POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 





 今回のベトナム縦断旅行の立ち寄り先の一つに「ニャチャン」があります。ニャチャンは、ベトナムの代表的なリゾート地で、南北におよそ5kmのビーチがあり、それに平行してチャンフー通り(Tran Phu Street)が通っています。このニャチャン、“Nha Trang”とベトナム語では綴ります。で、「ニャトラン」とは発音しません。べトナム語の挨拶で、「こんにちは」という意味の「シン・チャオ」があります。これは、“Xin Chao”と綴ります。chという子音文字を持っているのなら、なぜtrを使うのでしょう? 綴りが異なれば、発音も異なるはずです。で、調べてみました。

 ベトナム語の子音文字は、全部で25あります。ご覧の文字で、“d”に横棒のついた変な文字もあります。ch、ph、thそしてngは英語で馴染みがあります。kh、nh、giそしてtrは珍しい。f、j、wそしてzは使われないようです。ザ行の音はないのでしょうか? ないとしたら、財前(ざいぜん、ZAIZEN)さんは、どう呼んでもらえるのでしょうか。



 ベトナム語には、反り舌音(そりじたおん)が3つあるようです。反り舌音(retroflex consonants)は、舌の先端(舌尖)を持ち上げて歯茎後部に接触または接近させて気流を妨げることによって作られる子音なのだそうです。中国語(普通話)を習われた方には馴染みのあるものです。zhi、chi、shi、riがそれです。中国 (Zhongguo)、成都(Chengdu)、上海(Shanghai)、日本(Riben)と発音するときのそれです。



 反り舌音は、「ス」(/s/)、「ズ」(/z/)、「ツ」(/ts/)の音を作る位置に舌先を置き、その舌先を少し後ろにそらせると発音できるようです。

 ここで得たことは、
(1) “s”は、「シ」に近い音であること。sa、si、su、se、soは、シャ、シ、シュ、シェ、ショかな。実際に聞いたことがないから、なんとも言えないが、、、
(2) “d”は、ダ行の音ではなく、ザ行の音であること。と言うことは、田頭(でんどう、DENDOU)さんは、「ゼンゾウ」と呼ばれてしまうのかな。
(3) “ch”と“tr”では、発音が異なるということ。
です。

 ここで、こんな記述を見つけました。「ハノイなどの北部では、反り舌音は見られず、“s”は、/s/、“r”は、/z/、“tr”は、“ch”と同じ音で発音される。」

 と言うことは、頼廉(らいれん、RAIREN)さんは、「ザイゼン」さん?

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         (この項 健人のパパ)

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 ベトナム語は、アルファベットで表記されますが、文字にいろいろな符号(記号)がついています。母音字には、まず声調を表す符号がついていました。5種類でした。



 しかし、それ以外にもご覧のような符号がついています。で、調べてみました。



 まず、最初の符号。フランス語ではアクサン・シルコンフレックス (accent circonflexe) といい、ハット記号ともいわれるのだそうです。確かに帽子(hat)に似ていますね。ベトナム語ではこの符号は、口の開き方がやや狭い母音を表すために用いられます。e、a、oにつきます。

 次のは、ホーン符号と呼ばれ、唇を丸めないoやuの音(非円唇母音)を表すようです。角笛(horn)を吹いているように見えるからでしょうか。

 最後のは、短音記号(breve、ブリーヴ)です。母音を短く発音します。aにしかつきません。

 では、何のために使われるか? ベトナム語では、母音の数が多く、母音字 a、e、i、o、u では足りないからです。日本語の母音は、「ア」、「イ」、「ウ」、「エ」、「オ」で、それに長音符「ー」があれば、一応表現できます。しかし、ベトナム語はそうはいかない。母音が11個あります(二重母音を除いています)。そこで、この3つの符号をつけて母音字を11個に増やし、「音」と「文字」を対応させたのです。



 この11個の母音字がどのように発音されるかを日本語のカタカナを使って表現することは不可能です。日本語の母音字が5つしかないからです。そこで、国際音声記号 (International Phonetic Alphabet) を利用して、表現してみます。英語を習った方ならご存知のはずです。辞書の発音記号ですよね。「母音」といわれる音は、発声時の口の開き方と舌の位置によって、ご覧のようにたくさんあり、各言語はこの中のいくつかで母音の体系を作っています。



 この母音梯形、母音台形、母音四辺形などといわれる図からベトナム語の母音を拾って、ベトナム語の母音字と対応させると次の図になります。後舌の狭母音が、円唇(u)と非円唇(u')の対立があるのに気をつけないといけないようです。ちなみに、日本語の「ウ」は非円唇母音に分類されています。



 ベトナム語の地名をカタカナ書きにするときには原則、ハット記号、ホーン符号、短音記号を無視して、a=ア、e=エ、i=イ、o=オ、u=ウとすればいいことがわかります。

 これで、母音字についている妙な符号(記号)の意味はわかりました。しかし、ベトナムの地名“NHA TRANG”は、なぜ「ニャチャン」と読むのでしょう? その疑問の解明は、「不思議なベトナム語(3)」を待ってください。

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         (この項 健人のパパ)

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右手の舟状骨を骨折してギプスで6週間ほど親指から手首にかけて固定されいました。これは2つに割れた舟状骨を癒合させるための手段でした。舟状骨へは血行が悪く、骨癒合に時間がかかるために6週から8週かかるためです。

舟状骨の位置がずれないために、親指を外側に反らせて固定させます。普段の指の位置ではありません。そのためでしょうか、ギプスを外されても親指を曲げることができなくなってしまいます。ここからリハビリが始まります。

この治療法は、不満です。骨癒合させるためにギプスで固定するのは仕方がないと納得するのですが、その結果、その副作用と言うか、後遺症と言うか、骨折部位と関係ないところに障害が出るのです。ちょっと苛ついて理学療法士に議論を吹っかけてしまいました。その前に、前提となる知識を調べてみました。

健康人であっても、筋肉を使わないと筋肉の萎縮や関節の拘縮は考えているよりも速く進行する。筋肉を動かさないによる筋力の低下は、1週目で20%、2週目で40%、3週目で60%にも及ぶといわれる。

筋力を回復させるにはかなり長くかかり、1週間筋肉を動かさないことで低下した筋力を回復させるには1か月かかるといわれる。このような筋肉を動かさないことによって生じた運動器などの退行性の変化、臨床症状を廃用症候群という。

ギプスなどでの長期間の関節固定による拘縮(固定性拘縮)も、廃用症候群の一つである。正常な関節でさえ4週を越えた固定では、元の状態に回復しない変化(不可逆的変化)が存在する。拘縮の予防という点から見れば、関節の固定は長くても4週間以内が望ましい。


「ギプスが外れたようですね。どうですか、具合は?」
「調べて知ってはいたんですが、本当に関節が動かなくなるもんですね。」
「ええ、舟状骨は回復が遅いんですよ。」
「この治療法は、あまり利口な方法と言えませんよね。」
「・・・」
「だって、この症状は後遺症と言っていいものですよね。ギプスで固定するからこの症状が出るわけでしょう。」
「・・・」
「ピンポイントで舟状骨だけ固定するという方法はないんですか。」
「舟状骨は、親指を動かすとそれに連動して動くんですよ。だから親指も手首も固定しなくてはならないんです。」
「でも、そのためにリハビリが固定期間の2倍以上かかるんでしょう。」
「ええ」
「もっと利口な方法がやがて考えられるのかな。」
「治療期間が長くかかるのが不満ならば、舟状骨をボルトで繋ぐという方法もあるんですよ。これだと切開した傷口が塞がるまでの期間を我慢すればいいんですよ。担当から説明を受けませんでした?」
「ええ、受けました。」
「その方法を選ばれなかったのだから、、、」
「・・・」

議論には負けましたが、やがて誰かがもっと革命的な治療方法を考え出してくれるでしょう。私には間に合いませんでしたが、、、



       (この項 健人のパパ)

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妻「あみ」が計画しているベトナム縦断旅行。頼まれて、Yahoo!で検索して、ベトナム語で書かれたページを開くことがあります。ベトナム語はa,b,c,...のアルファベットで表記されていますが、妙な記号が、母音字のa, e, i(y), o, uの上や下についています。



なんとも不思議なので、好奇心が騒ぎだし、調べてみました。で、わかったことはベトナム語は中国語と同じ声調言語で、声調が6つあるのだそうです。声調とは、例えば「まー」と発音するときに、出だし高いところから出たり低いところから出たり、その語尾を上げたり下げたり、1音節の中で声の高低が変わるものを言います。

声調が違うと同じ音節でも意味が違ってきます。日本語で似たような例を挙げるなら、一音節ではなく二音節ですが、「ハシ」を「ハ」に続く「シ」の相対的高低で「端」、「箸」、「橋」で分けるようなもの、と言っていいのではないかと思います。



中国語(普通話)では、「四声(しせい)」と言って、声調は4つしかありませんが、ベトナム語はなんと6つもある!

第一声は、無記号です。中国語の第一声のように高いところから出て、高低を変化させません。“high level”。“similar to Mandarin tone 1 (e.g.媽, 搭, 都)”
第二声は、フランス語で言うアクサン・グラーヴ (accent grave) 「`」がついています。低いところから出て、徐々にさらに低めます。“low falling”
第三声は、フランス語で言うアクサンテギュ (accent aigu)「´」がついています。上げていきます。“high rising”。“similar to tone 2 in Mandarin Chinese such as 麻, 答”とありますから、中国語の第二声に近いのでしょう。
第四声は、「?」の下の点がないhookという記号がついています。低く下がって上げます。ディップ(dip、沈む)して、ライズ(rise、上がる)するとはそういうことなのでしょう。“dipping-rising”。“similar to Beijing Mandarin tone 3 (馬, 打, 把)”とありますから、中国語の第三声に近いのでしょう。
第五声は、「~」といった形をしたチルダ(tilde)という記号がついています。上げて、声門を閉じ、上げる。“breaking-rising”
第六声は、「・」といった形をしたドット(dot)が文字の下についています。ドット・ビロウ(dot below)と言います。低いところから出て、声門を閉鎖します。“constricted”
第五声と第六声は、声門を閉鎖します。

と書いては見たのですが、いったいどんな音? 音痴な私ですから、音程が大事な言語のベトナム語を「第二外国語」でとらなくてよかった。、、、そもそもそんな選択肢はなかったですけどね。昔はマイナーな言語で、経済力をつけてきた今のベトナムとは隔世の感ですね。

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           (この項 健人のパパ)

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 家族旅行でベトナムへ行くことに決め、交通手段などをいろいろと調べているときに、こんな記事を見つけました。

ベトナムのホーチミンとニャチャンを結ぶ高級列車「ファイブスター・エクスプレス」が、ビーチリゾートがあるファンティエット駅に3月1日から停車を開始した。同列車はサイゴン・トランスポート社などが昨年(2006年)からホーチミン-ニャチャン間で運転を開始し、毎日1往復している。ホーチミン-ファンティエット間の所要時間は3時間半で、片道運賃は16万~35万ベトナムドン(日本円でおよそ1200円~2600円)。

 ホーチミン市からニャチャンに移動することを考えていますが、夫は関心がないのですが、私はビーチに立ち寄りたい。田舎育ちの夫とは違って、都会育ちの私は「自然」が好き。

 鉄ちゃん(2人とも否定するが)の夫と我が子の「要求」と私の「希望」の接点が見えました。ムイネー(Mui Ne)のあるファンティエット(Phan Thiet)で途中下車すれば解決です。

 さっそく、5 STAR EXPRESSのページで確認して見ました。え?ない。Saigonの次の駅はPhang Rangです。ファンラン(Phang Rang)がファンティエットの最寄り駅なんでしょうか。地図オタクの夫に調べてもらいました。

「ファンランは、国道1号線と国道20号線がぶつかるところにあって、ファンティエットから150kmほど北だね。」



 じゃあ、この記事はガセ? ところが、たまたま開いた5 STAR EXPRESSのベトナム語のページを見ると、行き先にMuong Man、Thap Cham、Nha Trangと3駅あります。英語ページだとPhang RangとNha Trang(ニャチャン)しかないのにです。夫に調べてもらいました。

「タップチャム(Thap Cham)は、統一鉄道の駅があるファンランの隣町だそうだよ。外国人にわかりやすいようにチャムの遺跡で有名なファンランの名を使ったんだろうね。」
「そうなの。じゃ、このムオンマンって読める駅はどこ?」
「ムオンマン(Muong Man)は、ファンティエット市内から10kmほどのところにある駅のようだね。」
「ファンティエットにも駅があるじゃない。何でそんなところに停まるのよ。」
「ファンティエットの駅って、ここのことじゃないのかな。」



「そうなの。じゃあ、なぜ英語ページにPhan Thietがないの。」
「そんなことは知らないよ。」

 わからないことが多すぎます。確かにベトナム統一鉄道のページにある停車駅には、ファンティエットやファンランは出てきません。Phan Thiet→Muong Man、Phang Rang→Thap Cham(タップチャム)と読み替えるのでしょうね。(Tau ngay:昼行列車、Tau dem:夜行列車、Khu hoi:往復、Mot chieu:片道)



 と書きましたが、そうでもないようです。ベトナム統一鉄道のページでさらに調べて見ました。



 ご覧のように、ファンティエットの駅は別にあるようです。4時間ほどの旅になります。毎日出ていて、6万ドン(日本円で450円ほど)のようです。



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 Yahoo!で、ベトナムのツアーを扱っている「シンカフェ(sinhcafe)」を検索してみると、シンカフェを名乗ったサイトがたくさん出てきます。いったいどれが本物なのでしょう? 全部本物? それともどれかが本物? まさか全部偽物?



 “www.sinhcafevn.com”というアドレスは、日本語のサイトでよくリンク先になっているものです。私が2005年3月にサイゴンで利用した「シンカフェ」の日本語パンフレットに書かれているアドレスです。“About Us”のページには以下のようにあります。

246 - 248 De Tham St., Dist. 1, Ho Chi Minh City, Vietnam.
Tel: (84-8) 836 7338
Fax: (84-8) 836 9322
Email: info@sinhcafevn.com
Copyright © 2003 SinhCafe, Vietnam. All Rights Reserved.




 “www.sinhcafetravel.com”というサイトの“About Us”のページには以下のようにあります。

International Touroperator License No: 0298/2004 / TCDL_GP LHQT
Main Office: 56 Hang Be St., Dist. Hoan Kiem, Ha Noi city. VietNam
Telephone : (84-4) 9344103
Fax : (84-4) 9261321
Email :sinhtravel@hn.vnn.vn
Website : www.sinhcafetravel.com
Copyright © 2007 - All right reserved.


 上記の“www.sinhcafevn.com”のSinh Cafe Ha Noiは、52 Luong Ngoc Quyen St. Tel:04 9261568で一致が見られません。



 “www.sinhcafe.com”というサイトの“About Us”です。

SINHCAFE TRAVEL -VIETNAM OPENTOUR
Add : 14 CUA BAC ST - HANOI - VIETNAM
TEL:(84.4) 8364212/ 75678762/ 9261288
FAX : (84.4) 7567862
Hotline : 84.9.1 3224473
Email : sinhcafetour@hn.vnn.vn
Http://www.vietnamopentour.com
http://www.sinhcafe.com




 “www.sinhcafe.com.vn”というサイトの“About Us”です。

Copyright 1998 - 2006 © OPENTOUR JSC
Head office: 93 Hong Ha street, Ba Dinh District, Ha Noi city, Vietnam;
Tel:(+00844) 7171444(20 lines) - 9122955 - 9030305
Fax: (+00844) 7171525
Hotline: (+0084) 903222225(24/7) - (+0084) 989122955 - (+0084) 903449696 - (+0084) 988757689
OPENTOUR – SINHCAFE offices in Vietnam
52 Luong Ngoc Quyen str, Hoan Kiem Dist (SINHCAFE office)
In HUE: 12 Hung Vuong St.
In HOIAN: 18B Phan Dinh Phung
In NHATRANG: 10 Biet Thu Str.
In MUINE: 144 Nguyen Dinh Chieu, Ham Tien, Phan Thiet
In DALAT: 4A Bui Thi Xuan Str.
In HO CHI MINH city: 246-248 DeTham, 1 Dist, Ho Chi Minh
E-mail: vietnamopentour@hn.vnn.vn & opentourvn@vnn.vn;opentour@viettel.vn
Website: www.dulichvietnam.com.vn & www.sinhcafe.com.vn & www.vietnamhotels.vn


 “www.sinhcafevn.com”と電話番号の一致は見られませんが、オフィスの住所で一部一致が見られます。どういうこと?



 “www.sinhcafe-opentour.com”というのもあります。

SINHCAFE-OPENTOUR
Add : 114 Hang Bac ST., - Hoan Kiem - HaNoi - Vietnam
TEL:(84.4) 9260736FAX : (84.4) 9260736
Hotline : 84.4.9124340
Email : sinhcafe114@yahoo.com


 アドレスがYahoo!のフリーメールのアドレスとは、、、



 検索の結果には、まだまだ出てきます。同じようなロゴを使っていますから、「Sinh Cafe」という名称とロゴでだけで信用するのは、トラブルに巻き込まれる可能性が大きいですね。ベトナムでは商標登録がない? 気をつけましょうね。

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8月8日に自転車で転倒し、右手の舟状骨を骨折して、6週間と2日。ついにギプスシャーレが外されました。

きょうもいつものように、
「○○さ~ん。」
「はい。」
「まず、お風呂にしますね。」(「上肢浴」を看護婦さんはこう呼ぶ。)
「はい。」
「きょうの入浴剤は、ゆずの香りがしますね。」
「ええ、4種類を日替わりで使っているんですよ。」
「中にテニスボールのようなものが入っているんですが、、、」
「あ、いまよけます。」
「使っていいですか? 握力をつけたいので。」(長いギプス固定で、握力が殆どない。)
「いいですよ。でも、無理しないで下さいね。あとで痛みますよ。」(若い看護婦さんに心配されるのは嬉しい!)

お湯の中でボールをゆっくりと握り、そして放す。また握り、放す。それを繰り返しました。7分後、その看護婦さんがやってきて、
「次は、マイクロ入ります。」
(家で外して持っていった包帯を渡しながら)「はい。」

6分後、またまたそのきれいで若い看護婦さんがやってきて、
「次は、低周波ですね。」
「はい。」

やや長椅子で待たされて、別の、これまたきれいな看護婦さんがやってきて、親指の付け根あたりを2枚のパッドで挟み、電極にコードをクリップで繋ぎ、外れないようにマジックテープのついたバンドを巻いて、
「電気入れま~す。」
「はい。」(出力が上げられていきます。)
「どうですか。」
「もうちょっと。」
「・・・」(最近では、私は弱い刺激に満足せず、かなりの出力を要求するので、ちょっと呆れているようで、、、)
「はい。そのくらいでいいです。」

10分間、隣に座っていた初老の男性と談笑しながら、「ビリビリ」を楽しんでいました。終了のタイマーが鳴り、看護婦さんがやってきて、
「最後の処置ですね。白い長椅子に座ってお待ち下さい。」

きょうもこれで終わりか、、、と思い座っていると、私の担当のN君が近づいてきます。
「久しぶりですね。」
「そうですね、○○さん。きょうでギプス、外します。最後のレントゲンを撮るのでレントゲン室の前で待っていて下さい。」
「え!外れるんですか。」
「ええ。」
「待ちに待ったなあ~」

撮影したレントゲン写真をペンで指しながら、
「ここのところに仮骨がはっきりと見えていますね。」
「ええ、その白い線ですね。」
「骨は完全に癒合しました。あとは、硬くなった筋肉を軟らかくするリハビリです。」
「では、もう包帯もしなくていいですね。」
「いや、包帯は連休が明けるまでしていて下さい。火曜日に外します。」
「骨は完全に癒合したんですよね。」
「ええ、でも、関節を急には動かせないように少し負荷をかけておくために必要なんです。」
「包帯をしていると急には動かせないということですか。」
「ええ。」

まだ、病人として見られることを続けなくてはいけません。

         (この項 健人のパパ)

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 ホーチミン市からハノイまで通じている国道1号線を2時間ほど走って、国道20号線に左折して入ると、ゆるやかな登り坂が延々と続きます。標高が高くなるにつれて沿道の作物がゴム、バナナ、お茶、そしてコーヒー畑へと変化していきます。

 ホーチミン市から北東に約350キロメートル、年間の平均気温が15度という高原の街ダラット(Da Lat)に到着します。標高約1575メートルのこの街は、フランス統治時代に、フランス人が避暑地として、密林であった地をリゾートとして開発したそうです。

 この街の周辺には滝が点在し、その一つにダタンラ滝(Datanla Falls)があります。この滝は伝説によると、天使がよく水浴びに来ていたところ(By a legend in the past the angels usually had a bath here.)だそうです。
 
 駐車場から15分ほど林の中を下って行きます。コースターに乗って下るという方法もあるようです。



 滝というより、渓流と表現したほうがよいのかもしれません。プレン滝(Prenn Falls)の方がダラットの名勝として有名なのは、そんなことがあるのかもしれません。



 熊がいました。凶暴ではないようです。2本足で歩いていました。



 熊に襲われたら、カウボーイに助けを求めるといいでしょう。白馬に跨っています。お金を払うと馬に乗せてくれるかも知れません。



 素敵な場所だと思うのですが、今回のベトナム旅行の行き先として、夫の興味はひかなかったようです。北海道の山奥に育った夫は、東京の下町に育った私と異なり、「自然」を見ることには関心が薄い。その口癖は「このような自然は、生活の一部だった。特に興味はひかないね。」 はい、はい。

 でも、私にはフォン夫妻と行った思い出の地。

 

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きょう(9月19日)から待ちに待った「温浴療法」の開始です。きょうも変化のない治療が、マイクロ波照射6分、低周波治療10分と続きました。これでギプスシャーレを手首に嵌めて、包帯を巻かれて終わりか、と思っていると、

「○○さん、きょうから温浴療法を始めます。説明しますから、あちらの部屋に行きましょう。」

通された部屋には、流し台を小さくしたような装置。それに紫色をしたお湯が張ってあります。

「このお湯の中に患部を浸してください。超音波の泡が出ていますから、ゆっくりと手を開いたり閉じたりしてくださいね。」
「ジェットバスを小さくしたような形ですね。」
「きょうが初めてですから、無理をしないように。あとが辛いですよ。」
「はい。」
「7分で切れますから、このタオルで手を拭いて、処置室に戻って下さい。」
「はい。」

奥行き30cm、幅60cm、深さ30cmほどの小さなバスタブにはられたお湯に手を浸します。右手という小人がジェットバスに入浴です。普段、長風呂の私にとって、7分間はあっという間でした。

こんだけ~ 期待していたのに。

使用した器械は、ミナト医科学株式会社 の上肢向け温浴療法用装置「バイサタイザー BT-1」。BT-7NBの前の型です。

「バイサタイザー:渦流浴装置。強力な超音波の泡と水流で攪拌される温水の中に手や足を漬けて治療する。温熱効果とマッサージ効果が同時に得られ、手足の骨折後や捻挫後の治癒促進・疼痛軽減、関節の固さの改善などに効果がある。」

治療が終わったので、ちょっと雑談をしながら、包帯を巻いてもらいます。包帯だけで巻き終わりそうになったので、

「このギプスシャーレ、もらって帰っていいですか。」
「あっ、忘れていました。やり直します。」
「えっ、外れるんじゃなかったんですか。」
「担当からの申し送りで、まだなんですよ。」
「言わなきゃよかった。そうすれば、包帯のみだったんですよね。」
「話に気をとられました。まだ外れませんよ~。」

今度は、ギプスシャーレを隠しておきます。そうして、こっそりと持って帰ろう。

         (この項 健人のパパ)

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 コントム高原、ザライ高原、ダクラク高原からなり、カンボジア(一部ラオス)と国境を接し、少数民族が多く住む「中部高原」地域がベトナムにあります。北から、コントム省(Tinh Kon Tum)、ザライ省(Tinh Gia Lai)、ダクラク省(Tinh Dak Lak)、ダクノン省(Tinh Dak Nong)と並びます。ダラット(Da Lat)のあるラムドン省(Tinh Lam Dong)を含めることもあります。

 この中部高原地域には、ベトナム戦争時に、ホーチミン・ルート (Ho Chi Minh Trail) が通っていました。南ベトナム民族解放戦線(National Liberation Front: NFL、ベトコン)を支援する北ベトナムは、この兵站路を使って補給物資を送っていました。頻出するベトコンのゲリラに手を焼いたアメリカ軍は、補給路を絶とうとして、大規模な空爆を行ったり、枯葉剤の散布などを行いました。



 下半身がつながった結合双生児として産まれた双子「ベトちゃんとドクちゃん(Nguyen Viet、Nguyen Duc)」は、この枯葉剤の被害者であると言われています。2人の母親が枯葉剤のまかれた地域(コントム省とザライ省が接するあたりの村)に移住し農業を行ったために、枯葉剤に含まれていたダイオキシンの影響が出たようです。

 「開発の三角地帯」という用語があります。「開発の三角地帯」とは、カンボジア、ラオス、ベトナムの3ヶ国の国境の山岳地帯に当たる地域であり、ベトナムにおいては中部高原にあるザライ省、コントム省、ダクラク省、ダクノン省が該当します。

「ベトナムのコントム省で4月20日、ベトナム-ラオス-カンボジアの開発三角地帯への投資促進会議が開催され、上記3カ国および日本から250を超す投資家が参加した。計画投資省代表が、同地帯の2010年および2015年までの全体計画・投資方針、ベトナムの投資誘致政策、ラオス・カンボジアとの協力体制について発表、計画投資省の代表によると、ベトナムは直接投資について、国有化・徴用しない、自由な資本譲渡・利益の外国への移転を基本政策としている。また開発三角地帯の各省がそれぞれ、投資環境、投資を優先する分野を紹介した。」

 日本の企業なども、中部高原地域の貧困層をシルク生産によって所得向上させようというアジア開発銀行及びベトナム政府出資によるプロジェクト「エリシルクプロジェクト」に参加しているようです。

「貧困が多い発展途上地域の殆どは熱帯地域となっている。絹糸を産出する蚕は元来温帯地域の原産で、熱帯地域では飼育することはできない。ところが、キャッサバの葉を食べるエリ蚕は野蚕で、熱帯原産であり、熱帯での飼育には適している。また、養蚕は労働集約的な産業で、発展途上地域で大規模な養蚕業を振興させれば、労働力を吸収でき、地域の雇用促進、活性化に貢献する。」

 私たちの知らないところで、日本はその存在感があるのですね。そして、この脈絡に中で、妻「あみ」は2005年のベトナム旅行で、シルクのストールを4枚購入することになったのかも知れません。

「私のお母さんが一生懸命織ったものですから、ぜひ買ってください。」
「私の気に入るものがあればね。」

 妻の話「オープンツアーで一緒に旅をしたベトナム出身のフォンさんはね、貧しい子供たちが寄ってきてお金をせびっても、絶対お金をあげないの。かわりに、ビスケットをあげるの。たくさん持ってきているのよ。お金は、労働の対価と考えているのね。国を捨てざるを得なかったんだけど、ベトナムに金銭の援助ではなく、仕事をと思っているのかも知れないわね。」

                (この項 健人のパパ)

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