WHO(世界保健機構)のページによれば、デング熱の発生率は過去50年間で30倍に増加しているといいます(The incidence of dengue has increased 30-fold over the last 50 years.)。1970年以前は、デング熱の深刻な流行のあった国は、9か国に過ぎなかったのが、現在では、アフリカ、南アメリカ、東地中海、東南アジア、西太平洋地域の100か国以上で流行しています。南アメリカ、東南アジア、西太平洋地域は、最も深刻で、2008年には120万人以上、2010年には230万以上が感染し発症したと報告されています。