POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 



 東南アジアの多くの国には、鍋料理(hot pot meal、(中国や台湾では)火鍋(フオグオ、huoguo)、(韓国では)찌개(チゲ))があります。鍋料理の多くは、卓上に鍋を置き、煮立たせた鶏のだし汁などの中に、肉、魚介類、練り物、野菜などの具材を入れて煮て、たれにつけて食べるものです。

 シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、ブルネイなどではこの鍋料理を「スチームボート(steamboat)」と呼んでいます。スチームボートに使われる鍋の形状が「蒸気船(steam boat)」に似ているからなのだそうです。鍋の真ん中に突き出たパイプ状のものが蒸気船の煙突に見えるからなのでしょう。しかし、スチームボートにも普通の形状の鍋が使われるようになって、この形状の鍋を最近では見かけることも少なくなっています。それでも鍋料理に使われる鍋はいまだスチームボートと呼ばれることがあります。


steam boat

(参考) 「「マレーシアへ」-「客家」の味とペトロナスとタクシーの話と、、、

 KAZUKO さんから次のようなコメントをいただきました。

 アジアが好きで毎年クアラルンプールを拠点に旅行しています。それで、「アイラブ スチームボート」というお店に行きたいのですが、場所と行き方をご存じでしょうか? どうぞよろしくお願いいたします。 (2014-12-14 10:52:06)

 まず、ヤフーマレーシアの検索窓に“I love steamboat restaurant”と入力し、検索してみます。


yahoo malaysia

 検索結果の上から6番めの“malaysian foodie”のページを開いてみましょう。


検索結果の画像

 マレーシアの首都クアラルンプールを取り囲んでいるセランゴール州(スランゴール州)のプタリン・ジャヤ(クアラルンプールから南西に車で20分くらいの場所にある)のコタ・ダマンサラ(27-1, Jalan PJU 5/4, Dataran Sunway, Kota Damansara, 47810 Petaling Jaya, Malaysia)にある“I Love Steamboat”というレストランでは新しいコンセプトのサービスが行われているようです。鍋に入れる具材が回転寿司のようにベルトの上を流れてきて(自助旋転式、Sushi Conveyer Belt Style)、お客さんが自由に選べるのです。

 鍋は1人に1つ(individual Shabu Shabu pot)であり、牛肉、鶏肉、豚肉といった肉類は、鮮度のいいものが欲しければ、店員に注文して冷蔵庫に保管されているものを出してもらうこともできるようです。野菜の類は、サラダバーのような場所があり、そこから選んでくることになります。

 スープはプレーン、トムヤム、薬膳の3つから選ぶことになります。アイスクリームが数種類あり、またフライドチキンも楽しむことができるようです。

 どのような料金体系になっているか詳しくはわかりませんが、ビュッフェスタイルと謳っていることから、食べ放題なのでしょう。およそ30RMです(2014年12月で1,000円ほど)。営業時間は12:00~23:00のようです。

 では、どこにあるのかですが、グーグルマップの検索窓に“I Love Steamboat”(アイ・ラブ・スチームボート)の住所“27-1, Jalan PJU 5/4, Dataran Sunway, Kota Damansara, 47810 Petaling Jaya, Malaysia”を入れて、検索します。表示されたページでは、ストリートビューでレストランの外観も確認できます。


map

 次は、アクセスです。タクシーで行くのがいちばん確実ですが、地図を見ると、近くにバス停が確認できます。“Sunway Gaza Mall”(このモール自体はいまは閉鎖されている)というバス停に99番のバス(Metro Bus No.99)で行けばいいことになります。主要なバス停は、Pudu (near to Bangkok Bank there)←→KL Central←→Brickfield←→Midvalley←→Federal Highway←→Asia Jaya (RapidKL Station)←→SS14 (metrojaya)←→SeaPark←→SS2←→Damansara Uptown←→Ikea←→Pelangi Damansara です。

 クアラルンプール市内からは、RapidKLのクラナジャヤ線(Kelana Jaya Line)に、例えば KLCC駅(KJ10)やKL Central駅(KJ15)から乗り、Asia Jaya駅(KJ21)まで行き、そこでメトロバス(Metro Bus No.99)に乗り換え、スリアン通り(Persiaran Surian)にあるバス停“Sunway Gaza Mall”で降りて、あとは徒歩というアクセスが考えられます。

 スリアン通りには「イケア(Ikea)」がありますから、Rapid KL Bus の“U88”に KL Sentral から乗って、Ikano Power Centre (Persiaran Surian)で降りて、Ikea で遊び、Metro Bus の“No.99”に乗って、“Sunway Gaza Mall”で降りるというコースも面白いかも知れません。

 参考にした情報はインターネットから得られたもので、現況である保証はありませんから、現地で例えばホテルのレセプションなどで再確認してくださいね。では、また。

 ところで、ダマンサラ(Damansara)は、クアラルンプールの北西にある住宅地域で、その北部には大きな森林が残されています。ムチアラ・ダマンサラ(Mutiara Damansara)には、話題にしたイケアのほかに、ザ・カーブ(The Curve)、テスコ(Tesco)などの大型施設があります。「サンウェイ・ガザ・モール(Sunway Gaza Mall)」というバス停のあるスリアン通りの「スリアン(Surian)」はセンダン科の広葉樹で、フィリピンではカランタス(Kalantas)、ニューギニアではレッド・シダー(Red cedar)と呼ばれ、街路樹に使われることもあるようです。スリアン通りに並んでいる街路樹は、この「スリアン」なのでしょうか。

(参考) 「「マレーシアへ」 - 「ワン・ウタマ(1 Utama)」にはどうやって行く?

                (この項 健人のパパ)



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 私たちは、「パワフルママのページ(POWERFUL MOM'S PAGE)」というサイトを持っています。そこに『「パワフルママのページ」の掲示板』という“blog”を利用した掲示板を用意しているのですが、掲示板へのコメントが頻繁にあるわけではないので、ログインしてコメントを確認する作業がおろそかになってしまうことがしばしばあります。最近では、9月14日にログインして以来、忙しかったためもあって、2週間ほどログインしていませんでした。

 こういうときに限って、コメントの入力があるもののようで、前回と同じ失敗をしてしまいました。前回は2010年5月21日にコメントの入力があったのですが、お返事できたのは6月7日で、2週間ほど開いてしまいました。今回も9月15日にコメントの入力があったのですが、確認したのが10月3日で、内容から遅きに失しています。

エアアジアメルアド誤記 (18日に出発します) 2010-09-15 07:53:38

 エアアジアの予約フォームに入力するメールアドレスを誤記して予約してしまいました。こちらのサイトをみてから予約すればよかったと後悔しています。。

 予約は完了できたようですが、予約確認メールを受信できていません。こうした場合、メール再送等といった問い合わせはどこへどのようにすればよいのでしょうか。ご存知でしたら教えていただけますか。


 掲示板に書き込みを頂いた方のご覧になった ページ は、更新日でも2006年2月28日とかなり古く、エアアジアのサイトはすでにリニューアルされています。日本にも就航すること(2010年12月)になりましたのでやがて日本語でも表記されることになる(予約画面は入り方によっては日本語になる)でしょうが、いまのところ日本語表記はありません。そこで、以前の記事を2010年10月時点のサイトに合わせて手を入れ再掲することにしました。何かの参考になれば嬉しいです。

(2012年8月2日追記) エアアジアは以前は日本語に対応していなかったのですが、いまでは「Country(国)」から「Japan」を選択すれば、「日本語」でサイトが表示されます。ANA(全日本空輸)とAiaAsia(エアアジア)が共同で出資し、AirAsia Japan(エアアジア・ジャパン)が設立されました(2011年8月31日)。AirAsia Japanは、2012年8月1日から国内線を就航開始し、2012年10月1日から国際線の就航開始を予定しています。成田国際空港を拠点とすることになっています。

 会員登録も日本語でできるようになりました。このページもその役割を終えようとしています。しかし、以前はこのように苦労をしていたという記録のために残そうと思います。(追記終わり)



 2006年2月28日更新のページの記述です。⇒ AirAsia を紹介して、1年以上経ちますが、エアアジアを利用される方が増加している印象を受けます。しかし、それとともにチケット購入が上手くできなかった方も増えているようです。当サイトでは、チケット購入のアドバイスをするページを作成しました。どうぞ参考になさって下さい。このページでは、会員登録の方法、次ページでは、チケット購入方法を解説してあります。まず、疑似体験をして、失敗をなさらないようにして下さい。

 必須ではありませんが、会員登録をすることをお勧めします。 eメールのアドレスを誤って入力したために、エアアジアからのチケット購入情報(“travel itinerary”というPDF文書)をメールで受け取れないという事態を未然に防ぐためです。(注)エアアジアからのeメールを受け取ることは必須ではありません。しかし、このPDF文書をプリントして持って行き、チェックイン時に見せると,手続きが円滑に運びます。



 会員登録は、上の画面の右下にある“Sign Up”をクリックします。すると、“Member registration”(会員登録)というページが開きます。そのフォームに必要事項を記入していくことになります。



 最初は、“Login details”(ログイン情報)です。“User ID (Email)”(ユーザID(Eメール))、“Password”(パスワード)、“Re-enter password”(パスワード再入力)の3項目は必須(“Denotes required field”)で、パスワードは英数字8文字以上になります(“Password must be alphanumeric with minimum 8 characters”)。



 次は、“Personal details”(個人情報)です。“Title”では、「敬称」を選択することになります。でも、男性は“Mr”を、女性は“Ms”を選択すればいいでしょう(既婚女性を表す“Mrs”という選択もできます。“Please select Mr Mrs Ms”)。“First name”は「名」で、“Middle name”は日本人には基本的にはなく、“Last name (Surname)”は「姓」です。「紺野 亜美」さんなら、“First name”に“Ami”と入力します。“Last name (Surname)”に“Konno”と入力します。パスポートの記載と一致させましょう。“Date of birth”(誕生日」)を選択します。“Nationality”(国籍)を選択します。「日本人」は“Japan”を選択です。“Gender”は「性別」です。男性は“Male”を、女性は“Female”が“Title”を選択することで、自動的に反映されます。

 “Mailing address”は、郵便物の受け取り先で「住所」です。番地・町名の順で入力します。例えば、「千葉県千葉市美浜区若葉町5丁目4番地23号604号室」なら、5-4-23-604(1行目) WAKABAMACHI(Wakabamachiでもよし。2行目)、MIHAMA-KU(Mihama-kuでもMihamakuでもよし。3行目)です。“City”(市)は、「千葉市」なら、CHIBA(Chiba)です。“Country”(国)は、もちろん“Japan”を選択します。“State”(県)は、日本の各県のデータが入っていますので、“Tiba(Chiba)”を選択します。“Postcode”(郵便番号)は、例えば“261-0014”と入力します。

 エアアジアから郵便物を送ってくることは基本的にありませんから、それなりの入力でかまいません。そもそも、日本国内に入った郵便物の住所は、日本人が読み取るのです。郵便番号が間違いなく記入されていて、番地が入っていれば、配達されます。



 “Contact details”(連絡先)では、“Mobile phone”(携帯電話番号)の記入が必須です。国内の通話を意味する先頭の“0”を取り,代りに日本の国番号を意味する“81”を先頭につけます。090-5678-1234なら81-90-5678-1234になります。“Secondary email address”(予備のEメールアドレス)は、記入が任意ですが、入れておいた方がいいでしょう。“User ID(Email)”に使うEメールアドレスとともに「フリーメール」のアドレスが便利です。

 インターネットに接続できる環境であればどこからでもメールのやり取りができる「Yahoo!メール」や「Gmail」で、電子メールアカウントを取得して、それで会員登録をすると、旅先で(ネットカフェやホテルのビジネスセンターなどで)容易に「チケット購入情報(“travel itinerary”)」を確認できます。 



 “Newsletter”(ニュース配信)は、“I hereby agree to receive future communication & newsletter from AirAsia and its partners”(エアアジアとその関連企業からのニュースレターを受け取る)のチェックボックスの“Yes”にチェックを入れ、受け取っておいた方がいいかも知れません。エアアジアからはニュースレターが頻繁に送られてきます。その情報には、あなたが旅行好きなら、十分な価値を感じるでしょう。人より早く情報を手に入れられれば、旅行費用を低く抑えられます。移動にかかる費用は旅行にかかる費用の大きな部分を占めますからね。ここまで入力して、ようやく送信(“Submit”)です。

 会員登録が完了すると,“AirAsia Team”(アドレスは,info@airasia.com)から“Registration”という題名のメールが自動送信で送られてきます。これが送られて来ないときは,メールアドレスを誤入力したと考えられます。ログイン(“Log In”)して,“My profile”(プロフィール)の画面の下部にある“Edit”(編集)をクリックして訂正して下さい。



 ログイン後、“My travel details”のページの“Travel information”には、パスポート情報を入力することになります。



 “Manage my booking”のページでは、“Confirmation and itinerary”で、次のような表示がされます。

Booking number : X3R4RL
Reservation status : Closed
DepartPenang (PEN) to Johor Bahru (JHB) /Promo/Wednesday, 7 January 2009/Flight AK 6533
Depart from Penang Int'l Airport (PEN) at 1205 (12:05 PM) and arrive in Senai INTL Airport (JHB) at 1310 (1:10 PM)


 2009年1月7日のペナンからジョホールバルへのエアアジア利用は、3人で機内預けの荷物2個の代金(10MYR)を含んで総額304MYR(マレーシアリンギット)かかったことになります。「プロモーション(“Promo”)」の料金でしたが、1MYR=27円換算で、8,200円ほどでした。



 書き込みを下さった方への返答です。今からでは、すでに事が遅いのですが、“My flights”のページの中の“Resend itenerary”(旅行日程再送)に必要事項を入力なさって送信してください。 

(参考)LCC関連記事
  「ベトナムへ」日記1-ようやく見つけた格安航空会社(前編)」(2007年09月09日)
  「「ベトナムへ」日記2-ようやく見つけた格安航空会社(後編)」(2007年09月10日)
  「「LCCで空の旅」-格安航空会社「One Two Go Airlines」の事故」(2007年09月16日)
  「「ベトナム」旅日記14-ハノイからバンコクへLCCで」(2008年01月16日)
  「LCCのエアアジア(AirAsia)で、クアラルンプールに行く方法は?」(2010年09月15日)
  「マレーシアのイポーからエアアジア(AirAsia)でシンガポールに移動」(2010年09月17日)
  「「エアアジア」のモデルは、「サウスウエスト航空」なのでしょうか?」(2010年09月18日)
  「12月9日、ついに日本の空にもLCCのエアアジア(AirAsia)が飛びます。」(2010年09月21日)

                 (この項 健人のパパ)

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 2007年1月に設立された「エアアジアX(AirAsia X)」は、アジア最大規模の格安航空会社(LCC、Low Cost Carrier)の「エアアジア(AirAsia)」の傘下にあり、長距離路線を担当しています。エアアジアXha,中国や英国、インド便などを運航し、羽田便は、エアアジアXの12番目の路線となります。「中国」へは、杭州、天津、成都に飛び、「台湾」へは、台北、「オーストラリア」へは、ゴールド・コースト、パース、メルボルン、「インド」へは、ムンバイ、ニューデリー、「イラン」へは、テヘラン、「イギリス」には、ロンドン(スタンステッド)に飛んでいます。




 9月21日、「エアアジアX」は、12月9日から羽田-クアラルンプール間の路線を就航すると正式発表しました。就航記念として、一部の座席を片道5,000円(別に空港税として3,000円が必要)で販売するキャンペーン(2011年7月31日搭乗分まで)を実施する(9月23日に販売開始)そうです。しかし、この価格で搭乗するには2010年10月31日までにチケットを購入する必要があるようです。

 エアアジアXの「アズラン・オスマンラニ(Azran Osman Rani)」最高経営責任者(CEO)は、日本人には東南アジアのエキゾティックな島々を楽しんでもらいたいし、マレーシア人には日本文化を手頃な航空運賃で楽しんでもらいたい、と述べたそうです。

 エアアジアは、日本側がマレーシアの航空会社に認めた週7便の増便枠のうち、3便分を獲得していますから、火曜日、木曜日、日曜日の週3便の運航になり、片道料金は1万円から2万5,000円に設定(大手航空会社の半額程度)したようです。なお、増便枠の残る3便はマレーシア航空、1便はトランスマイル航空(貨物便)に割り当てられました。マレーシア航空は、羽田-コタキナバル線の運航を2010年11月15日から開始するようです。

 日本の空も、LCCの波をかぶるようになり、「全日本(ANA)」は9月9日、香港の投資ファンド「ファーストイースタン投資グループ(First Eastern Investment Group、FE)」と、2010年の末には関西国際空港を拠点とする格安航空会社を新設することで合意した、と発表しています。「北東アジア初の本格的なLCC」として、2011年の後半には国内線のほか、中国、韓国といった東アジアの都市に就航する計画があるようです。

 全日空とはブランドも別にし、新会社の資本金は100億から150億円を予定し、その40%弱を全日空が筆頭株主となって出資し、ファーストイースタン投資グループは3分の1の30億円から50億円を出資するそうです。新会社の開業から3年から5年後には黒字化を図りたいようです。黒字に転換する(している)であろう5年後には、15機から20機所有を目指すそうです。ちなみに、エアアジアXは現在、「エアバスA330-300」を主力に旅客機を9機所有しています。

 ANAの新会社は、当面は5機程度でスタートし、国内線と国際線でそれぞれ3、4路線に就航するそうです。LCCに慣れた東南アジアの客と異なり、まだそれに慣れていない日本の国内線の利用客は、変化に対応できる若者は別として、機内食などのサービスは希望者に有料で提供するといったこのLCCのビジネス・モデル(business model)にどのような反応をするのでしょうか。

 ANAは、飛行機の1座席を1km飛ばすには15円(マレーシアの貨幣単位「リンギット」に換算すると0.5リンギット)ほどのコストをかけています。それに比べ、エアアジアは0.1リンギット(約3円)ほどで、ANAの5分の1で済んでいます。このコスト減は、サービスの質を変えることで作り出されたものです。それを日本の消費者が納得できるか、です。座席の前後の間隔を狭くして、座席数を増やしています。そのため、リクライニングにはならない(座席が後ろに倒れない)LCCもあります。

 この居住性の悪さをある程度年齢のいった人たちはどう考えるでしょうか。喩えるならば、インドで列車やバスに詰め込まれて、移動するようなものです(それは言い過ぎか)。私たちは、それでもコストを抑えられるから、東南アジアに行くと、LCCをよく利用しています。飛行時間の1時間から2時間程度を我慢すればいいのです。

 しかし、LCCへの新規参入や路線増といった状況が続けば、やがて供給過剰になって、航空業界自体が立ち行かなくなる可能性も秘めていることに留意しなければなりません。そのときは、寡占が進行し、航空運賃の高騰も考えられます。みながみな外国に行きたいとは考えていないでしょうし、不安定な世界情勢にあって、紛争が起これば、外国旅行の人気は急落しそうです。一時的なファンはいつでも容易に離れてしまうものなのです。

(参考) 「エアアジア」のモデルは、「サウスウエスト航空」なのでしょうか?

(参考) マレーシアのイポーからエアアジア(AirAsia)でシンガポールに移動

(参考) LCCのエアアジア(AirAsia)で、クアラルンプールに行く方法は?

              (この項 健人のパパ)

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 世界中に勢力を拡大した「格安航空会社(Low-Cost Carrier、LCC)」の一つ「エアアジア(AirAsia)」が2010年中には日本の「羽田」からマレーシアの「クアラルンプール」に飛行機を飛ばすことになるようです。

 成田国際空港会社は、国内外の格安航空会社などの誘致を図るため、着陸料の引き下げを検討していることを9月16日に明らかにしています。着陸料の引き下げは、来年中に行う方向で検討を進めているようです。低料金で利用できるLCC専用の旅客ターミナルビル建設についても、模索しているようです。都心から近い「羽田空港」の国際線枠の増大に対抗しようとするものでしょう。

 日本の空も格安航空会社によって埋め尽くされる時代がやがてやって来そうです。そこで、アジアの空で格安航空会社を利用してきた経験を少しお話したいと思います。

 以下の記事では、次のことをご注意ください。2006年9月、エアアジアは、滑走路が短いことを理由にイポーでの運航を中止しました。クアラルンプールなどの都市圏へ若い世代が流出し、利用客の減少が背景にあったようです。また、2008年2月から、エアアジアはシンガポールから直接クアラルンプールに飛行機を飛ばしています。

 2006年5月の旅で、マレーシアのイポーからジョホール・バルへの移動に、エアアジアを利用しました。マレーシアからシンガポールへは直接エアアジアでは入ることができませんので、ジョホール・バルのセナイ空港に一度移動し、セナイ空港からはバスまたはタクシーで国境越えをして、シンガポールに行くことになります。



 滞在していた「カジュアリーナ イポー」からタクシーを使って、「スルタン・アズラン・シャー国際空港(Lapangan Terbang Sultan Azlan Shah)」という「イポー空港」に移動してきました。空港の建物は、鉄道の地方の駅舎といった趣き。イポー空港内には、エアアジアの営業所があります。ここでもチケットが買えることにはなっています。しかし、オンラインで前もって購入した方が便利ですし、安いです(エアアジアは購入日と搭乗日が離れているほど安く済む)し、確実ですね。



 2006年5月3日の搭乗でしたが、オンラインで(インターネットを使って)購入したのは1月4日です。4ヶ月前に購入したことになります。イポー-ジョホール・バル間がRM9.99(およそ330円)です。税金を入れて、RM39.99(およそ1,300円)。安いですね、これが飛行機の運賃ですよ。



 エアアジアは、自由席ですから、我先に搭乗です。エアアジアを筆頭とする格安航空会社は、無駄を省くことによってよって格安の航空運賃を実現しているため、使用料のかかる「ボーディングブリッジ(passenger boarding bridge、PBB 、搭乗橋)」を使うことはありません。搭乗客は駐機してある飛行機まで歩いて向かい、タラップを使って搭乗することになります。



 シンガポールとの国境のある都市「ジョホール・バル」にある「セナイ空港(スナイ空港)」のエアポートタクシーのカウンターで、シンガポール市内までのタクシー・チケットを購入できます。RM160(およそ5,200円)でした。3人の航空券代がRM120でしたから、それより高いことになります。昼の到着便だとバスを利用することもできるのですが、午後6時頃という時間です。さらに、空港内で取材をしていたら、料金の安いタクシーはすでに出払ってしまっていました。失敗した~



 懐の痛んだ親を知ってか知らずか、いい車に乗れると喜ぶ我が子です。イポーでの滞在ホテル「カジュアリーナ」から空港に移動するときに使ったタクシーと比べればたしかに雲泥の差です。動くのが不思議!と思われるタクシーでしたから。

 バスで国境越えをするのとタクシーでするのとを比べれば、これまた雲泥の差です。とにかく国境での手続きが楽! ただタクシーに乗っていれば、すべてが済むのですからね。手間といえば、車中で入国カードを書くくらいかな。シンガポール内の次の目的地、例えば、チャンギ空港や宿泊ホテルまで連れて行ってくれます。

 バスだと、マレーシア側のチェックポイントで荷物を持って降りて、審査を受け、またバスに荷物を持って乗り、コーズウェイを渡り、今度はシンガポール側のチェックポイントで荷物を持って降り、審査を受け、またまたバスに荷物を持って乗り、シンガポール市内のバス停で降りたら、バスか地下鉄かタクシーで宿泊ホテルなどに移動。

 荷物がないか少なければ楽なのでしょうが、子連れだとどうしても荷物が多い。だから、力仕事担当の私はできれば、タクシーに乗りたい。

                  (この項 健人のパパ)

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 2004年7月23日に初めて エアアジア(AirAsia) を利用してから,ジョホールバル→クアラルンプール,シンガポール→バンコク,バンコク→クアラルンプール,ジョホールバル→ペナン,イポー→ジョホールバル,クアラルンプール→バリ,バリ→クアラルンプールと AirAsia をごく普通に利用するようになりました。ここでは,2006年4月23日と2006年5月2日の利用について述べてみましょう。

 シンガポール中心部からタクシーやバスでマレーシアに国境を越えるとジョホールバル(Johor Bahru)があります。そこからさらにセナイ(Senai)に向かうとセナイ空港(スナイ空港)があります。ここから AirAsia は,クアラルンプール,ペナン島,イポー,タイ国境近くのコタバル(Kota Bharu),ジョホール州の東の沖のシブ島(Pulau Sibu),ボルネオ島サバ州のコタキナバル(Kota Kinabalu)やサンダカン(Sandakan)やタワウ(Tawau),ボルネオ島サラワク州のクチン(Kuchin)やミリ(Miri)などに飛んでいます。



 セナイ空港(Sultan Ismail International Airport,スルタン・イスマイル国際空港)は,前回来たときと様変わりです。2階(First Floor)には DUTY FREE のお店もできていましたし,非常にきれいにもなっていました。1階(Ground Floor)には、Lavender Bistro & Cake Shop,Coffee Bean,Marry Brown,Deli N Meal,Dunkin' Donuts,Famous Amos,Daily Fresh,Michigan Pastries といった軽食の店(Food & Beverage)があります。



 変わっていないのは,AirAsia のコンビニのレシートのような搭乗券。搭乗前にうっかり捨ててしまいそう。



 セナイ空港の2階の見取り図です。AirAsiaは,今までの経験ではGATE4からの搭乗です。詳細は,セナイ空港の サイト でどうぞ。



 AirAsia の飛行機は,B737-300 という機種のようです。座席数は150席前後です。日本の国内線で,地方間で利用される飛行機と考えればいいでしょう。 (追記) エアアジアは,主力機材であったこのB737-300を2006年以降,順次エアバスA320に切り替え,2008年にはすべての切り替えが終わっています。



 こんな感じの機内です。ボーイング737-300は,ナローボディ機(narrow-body aircraft)で円筒状の胴体の直径が3~4mです。通路は1本。そこに右に3席,左に3席の座席が並びます。格安航空会社(LCC,Low Cost Carrier)は,搭乗客を詰め込むことで格安の料金を提供しています。 (追記) 2010年現在,エアアジアは180席のA320-200(これもナローボディ機)を51機所有しています。



 2008年2月から、エアアジアはシンガポールから直接クアラルンプールに飛行機を飛ばしています。以下の記事は、シンガポール航空(SIA)とマレーシア航空(MAS)の2社がシンガポール-クアラルンプール間の航路を独占していた時代の苦労話です。

 私たちは、日本からは United Air Lines で深夜にシンガポールに到着です。シンガポールのホテルに1泊して,翌朝シンガポールを足早に観光です。その後、クアラルンプールに移動です。観光を終えて,アラブ・ストリート(Arab Street)と クイーン・ストリート(Queen Street)の交差するところにある クイーン・ストリート・バスターミナル(Queen Street Bus Terminal)にやってきました。

 時間はおよそ 17時ころ。 荷物を預けておいた宿泊ホテルでタクシーを拾おうとしたのですが、なかなか捕まらず、こんな時間になってしまいました。ここからバスに乗って,国境を越え,ジョホールバルにあるセナイ空港からペナンに飛びます。飛行機の出発時間は、19時20分。クイーン・ストリート・バスターミナルは,地図から明らかなように ゴールデン・ランドマーク(現ランドマーク・ヴィレッジ・ホテル,LANDMARK VILLAGE HOTEL)というホテルからは歩いていける距離です。

(info) AppleWorldでの「ランドマーク・ヴィレッジ・ホテル」(LANDMARK VILLAGE HOTEL)の情報



 バスチケットを手に入れます。コーズウェイ・リンク・CW2でセナイ空港に行くことになります。S$2.40です(追記…2010年現在 S$3.00)。なんとも安いバス運賃ですね。「セナイ・エアポート」と言えば入手できます。空席のあるバスに乗せられます。バスは定員に達すると出発します。ほぼ,15分おきに出発します。しかし、ここからが大変、手順を要領よく踏んでいく必要があります。

1. クイーン・ストリート・バスターミナルで、コーズウェイ・リンクの“CW2”のバス(Causeway Link bus No. CW2)に乗るか、SBSの170番のバス(SBS Transit Bus No. 170)に乗って、シンガポールの出入国管理事務所まで行って下車します。荷物もすべて持って降ります。
2. シンガポールの出国の手続きが終わったら、同じくCW2(170番)のバスに再び乗り、橋を渡り、マレーシアの出入国管理事務所で下車します。
3. マレーシアの入国手続きが終わったら、またCW2(170番)のバスに乗り、終点(ラーキン・バスターミナル,Larkin Bus Terminal)で下車します。
4. ここで、コーズウェイ・リンクの333番のバス(Causeway Link bus No. 333)に乗り換えて、セナイ空港に向かいます。バスは20分おきに運行しています。

 乗って(1回め)降りて,出国手続きをして,乗って(2回め),橋を渡って降りて,入国手続きをして,乗って(3回め)降りて、乗り換えて(4回め)降りるとようやく空港です。そのたびにバス・チケットを見せる必要があります。重い旅行荷物を持っていると、これがしんどい。バスはジョホール・バルからシンガポールに働きに来ている人たちの帰宅の時間にあたると特に混雑します。



 2004年7月はこの混雑を避け、タクシーでセナイ空港に向かいました。ホテルのレセプションでセナイ空港に行ってくれるタクシーを前日に頼んでおくのも一つの方法ですが、やや高くつきます。そこで、タクシーで Queen Street にある Johor Bahru 行きのバスの出る Bus Terminal へ。

 ホテルからのタクシーの運転手に、Bus Terminal にある Taxi Stand へ行ってくれ、と告げると、親切なアドバイス。「絶対にタクシーの待合の建物の中にいる運転手に頼みなさい。路上で声をかけてくるのはすべて白タクだよ。」 タクシーを降りるとさっそく、男が“Johor Bahru?”と声をかけてきます。無視をしてもしつこい。建物の中には白いシャツを着た者が数人。入るとすぐに「どこに行く?」と声をかけてきます。“Senai Airport.”というと、その中の1人が、自分のタクシーをとりに行きます。国境を越えるのですから、どのタクシーも行けるわけではありません。許可のあるタクシーが国境を越えられます。

 いざ、出発! Senai Airport まで、どのくらいかかるのか尋ねると、1時間半程度、との返事。料金はどのタクシーでも$50(2004年当時)。待たずに乗れて、さらに90分程度で着くなら、もっとホテルでゆっくりしていればよかった。飛行機が飛ぶ 5時35分まであと4時間もありました。

 運転手にもらった出入国カードを家族3人分、揺れる車中でゆっくりと書いているうちに、なんと書き終わらないうちに、出国ゲートに到着。車は行列を作っていない。パスポートを運転手に渡すと、ブースにいる管理官の手に。われわれはタクシーに乗ったまま。数分で、車は動き出します。あっけない出国。

 車は数メートル移動して、次は、税関。パスポートと出入国カードを運転手に渡すと、同じように管理官に。ベールをした女性の管理官が車に近づき、運転手が降りてトランクを開けます。しかし、荷物を開けさせられることはなく、終了。旅行荷物が多くて、旅行費用に余裕があるのなら、タクシーを利用することをお勧めします。

 車は、ジョホール水道沿いの整備された道路をひた走ります。1時間程度で到着しました。1時間前から搭乗手続きが開始です。搭乗ゲートが開くのは、出発時刻の35分前から10分前までです。このことから考えると、出発時刻の1時間半前に Queen Street をタクシーで出れば、ぎりぎり間に合うことになります。それに、タクシーが遅れたときのために多少時間を加えて、2時間をみればいいことになるでしょう。

 エアアジアが日本に就航し、羽田-クアラルンプール間を飛ぶことになるという発表が近々あると聞き、以前書いた記事に手を入れて、再掲することにしました。

             (この項 健人のパパ)

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 タイの政情不安がついに反政府市民団体「民主市民連合(People's Alliance for Democracy、PAD)」によるスワンナプーム国際空港の占拠という事態に発展したので、予定していた「チェンマイ(チエンマイ)」や「アユタヤ」、「バンコク」などのタイ旅行を諦め、ペナンに行き先を変更。以前に行こうとして行けなかった「松花江餐室(KEDAI MAKANAN SONG RIVER、ソング・リバー)」で「肉骨茶(バクテー)」を食べることにしました。

 「松花江餐室」の全景

(参考) 肉骨茶 in ペナン (前回行けなかった理由が書かれています)  

夫「それだけが(ペナンに行く)目的なの? とても高いバクテーになるな。」
私「他に何か考えておくわね。それだったら、少しは安くなるわよね。」
 「そうだね。狭いペナン島に見たり食べたりするところが他にあればいいけどね。」
 「あるわよ、きっと。」

 そこまで言われたので、いろいろと考えました。今回の旅のテーマは「バクテー」。バクテーで有名な店へ行き(ホテルのスタッフに「バクテーで美味しい店」を尋ねてみるのはいい方法です)、「バクテーの素」をあれこれ買ってどれが美味しいかを見つけ(バクテーの素はいろいろなメーカーから出ていますがその殆どに化学調味料が入っています)、できれば漢方素材を購入し自分で配合してみたい(そうすれば「ノンMSG」のバクテーができます)。

 「松花江餐室」の営業時間

 ペナンに着くとすぐに「バクテー」を食べに行きたかったのですが、夫が「食中毒(food poisoning)」でペナンの最初のホテル「ガーニー・ホテル」に着くとすぐに入院。夫の退院を待つことになりました。

(参考) 「マレーシアへ」 - ペナンで夫が急性胃腸炎で入院しました。

 「松花江餐室」の作業場

 hojoさんのブログの「ペナン島の美味しい肉骨茶」という記事には次のように書かれています。

 ペナン島で私の大好きな肉骨茶を紹介します。私の一番好きな肉骨茶は半島側にあり、何時もコメントを下さるAMINさんのおじさんが経営している店なのですが、今回紹介するペナン島の肉骨茶もかなり美味しいです。

その店は「Song River」というホッカーセンターでガーニドライブ沿いにあります。昼間のみ開店しており、朝の7時から午後の3時までやっております。夕方になると、同じ場所で別の肉骨茶が開店しますが、この店は全く関係ありません。

この店の肉骨茶はクリア・スープ・タイプで仄かに朝鮮人参の臭いがし、他の店の肉骨茶とはかなり変わっております。肉骨茶の味はサッパリしているのですが、それでいて味わい深く、また、漢方薬系の香りも仄かにして満足すること間違い無しです。


 澄んだバクテーのスープ

 夫の入院もあって遅れましたが、ようやくペナンでの最大の目的、「ソング・リバーのバクテー」を食べることが出来ました。スープの味を壊すのを防ぐために、頻繁に灰汁(あく)を取り除いているのでしょう、バクテーのスープはとても澄んでいました。

 湯葉やフィッシュボールの入ったバクテー

 今回のマレーシアの旅で今まで食べたバクテーは大きくハズレていたので、2種類のバクテーを頼むと夫は不安な顔。でも、このホーカー・センターの混み方、食べる人達の様子を見ればその味は大丈夫だと確信できます。注文を取りに来たお兄さん(?)に頼みました。期待のバクテーは、やはりおいしかった。先ほどまで不安げな顔をしていた夫は顔を輝かせて「もう1杯取ろうよ。」と言い出します。「この前入院したばかりだからすこし自粛ね。」と私。高いバクテーになったかも知れないけれど満足してお店を後にしました(ちょっと不満げな夫も一緒に)。

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「マレーシアに行ってまでインテリアの「イケア」に行くの?」
「そう、行くの。だって、三郷は遠いから行くの嫌だって言うじゃない。」
「三郷よりマレーシアの方が近いか、、、」
「ついでよ。ワン・ウタマに行ったついでよ。」
「君は旅行に出ると必ずスーパー(マーケット)巡りだね。」
「あら、地元の人たちの生活が垣間見えると言ったの誰。」
「確かに言ったけど、、、」
「嫌そうには見えてなかったわよ。」
「インテリアだよ。」
「マレーシア人の好みがわかるわよ。」
「そうかな。」

 「ワン・ウタマ」の内部

 などと旅行前に夫と会話した「イケア(IKEA)」にやって来ました。滞在しているのは、クアラルンプールから西に10kmほどの「バンダル・ウタマ(Bandar Utama)」という地域にある「ワン・ワールド・ホテル(One World Hotel)」。マレーシアでも屈指のショッピングモール「ワン・ウタマ・ショッピング・センター(1 Utama Shopping Centre)」に隣接して南の端にあります。

 「ワン・ワールド・ホテル」から望む「イカノ」

 駐車場から望む「ワン・ウタマ」

 そこを出て、ほぼ南北に長いモールを北の端まで歩きます。かなり歩きます。北の端の出口には長距離バスのバス停留所があり、ペナンやシンガポールへ行くバスが2社(「エアロライン」と「伍星旅遊快車(Five Stars Express Tours」)、ゲンティン・ハイランド(Genting Highland、ゲンティング・ハイランド)行きのバス、そして「ワン・ウタマ」のポイントカード「ワン・カード(One Card)」の会員のみが乗れるクラナジャ駅とワン・ウタマ間の無料シャトルバスが発着します。

 「ワン・カード・エクスプレス」

 そこから駐車場の中を突っ切ると「イケア」と「イカノ・パワー・センター(Ikano Power Centre)」が見えて来ます。丁字路を左に折れれば横断歩道があったのですが、それを知らない私たちは地元の人たちに混ざって激しく車が通る道路を横断です。

 「ワン・ウタマ」から「イケア」へ

 タイミングを計って足を踏み出す夫の指示に従って渡って行きます。この車の間を縫っての道路横断にも慣れてしまいました。クアラルンプールの「国立博物館」のインフォメーションの女性の一言「車の方がよけてくれます。」を信じての「冒険(?)」」です。「郷に入ったら郷に従え」でしょうね。あぁ、怖っ!

(参考) 「マレーシアへ」-陸の孤島、「国立博物館」へはどう行くの?

 「イケア」には西欧風の家具が上手に配置されて置かれています。お部屋をこんな風にレイアウトされてはいかがですかと提案しているかのようにパーティションを切ってもあります。

 このような家具をどんな人たちが購入するのでしょう。一般の人たちなのでしょうか。そうだとすれば、マレーシアの消費生活も先進国並みです。日本より勢いがあるかも知れません。ただ、気になったことが一つ。その客層に中華系の人たちが多いこと。マレー系が数えるほどしかいません。過去の歴史があります。その生活水準の違いから民族対立が再燃しないことを願いたいです。

 夫の意見では中国正月(チャイニーズ・イヤー)があるから中華系の人たちが多く来ているのではないか、ということですが、それならばいいのですが日本人は外見が中国人に似ているので心配してしまいます。いつまでもマレーシアを訪れたいですからね。

 「イケア」の飾りつけ

 ちなみに「イケア}に隣接する「イカノ」は、歩いて10分ほどの「ワン・ウタマ」にお客さんをとられたのでしょうか、ちょっと寂しい感じを受けました。ショッピングモールを歩いてほんの数分のところに2つ作るのは、かなり疑問ですね。

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 クアラ・ルンプールからペナンに移動する手段に長距離バス「エアロライン」を選択し、その乗車場所を「バンダル・ウタマ(Bandar Utama、バンダール・ウタマ)」にしました。ペナンまで5時間ほどバス(コーチ)に乗っている必要があるので、8時発なら13時、10時30分発なら15時30分、15時発なら20時、16時発なら21時頃のペナン到着になります。

 20時や21時にペナンの中心部(ジョージ・タウン)から離れているバス・ターミナルに着くのは、多少リスクがある(路線バスがあるのか、タクシーが容易に拾えるのか)という夫の意見に従うと8時発か10時30分発かありません。私は我が子「健人」の体力から考えて、早起きは避けたいので、8時発には反対しました。残るのは、10時30分発のみ。

 しかし、このバスはバンダル・ウタマにある「ワン・ウタマ・ショッピング・センター(1 Utama Shopping Centre)」からしか出ません。ワン・ウタマにはKLセントラルから、交通事情にもよりますが、30分ほどかかります。ゴールデン・トライアングル(ジャラン・トゥン・ラザック(Jalan Tun Razak)、ジャラン・アンポン(Jalan Ampang)、ジャラン・イムビ(Jalan Imbi)に囲まれたKL中心街)からは40分以上かかります。

 私はゴールデン・トライアングル周辺のホテルからバス停留所にタクシーで向かうことを提案したのですが、交通事情によってバスの出発時刻に遅れてしまうリスクがあるから、ワン・ウタマにある「ワン・ワールド・ホテル(One World Hotel)」にしようという夫に折れました。新しい物好きの夫は、どうもバンダル・ウタマという地域に関心があるようです。私も「ワン・ウタマ」という巨大なショッピング・モールに興味を惹かれました。

(info) AppleWorldでの「ワン・ワールド・ホテル」(ONE WORLD HOTEL)の情報。

 ネットでワン・ワールド・ホテルの口コミ情報を調べてみたのですが、評判はいま一つ。でも、書き込みが少ない。あまり観光客が行かない地域なのでしょう。そうするとこの評判もあてになりません。ホテルはいろいろなグレードの部屋を持っています。そこでどの部屋にあたるかによって評価が大きく異なることになります。悪い部屋にたまたま当たれば好意的な書き込みにはなりません。そこでホテルの予約を押さえておいて、下見に行って気に入らなければキャンセルことにしました。

 ワン・ワールドのレセプションの女性は、部屋を見たいという私たちの願いをクラブ・ラウンジのスタッフに伝え、そのスタッフに部屋を案内してもらいました。デラックス・ルームとクラブ・ルーム(エグゼクティブ・ルーム)の両方のお部屋を見学しました。子連れの我が家は、金額的に大きな差がないということでクラブ・ルームを選択しました。

 レセプションの女性

 クラブ・ルームの宿泊者は、クラブ・ラウンジ(エグゼクティブ・ラウンジ)を利用することができます。クラブ・ラウンジには、ソファーなどが置かれていて自由に新聞や雑誌が読め、オレンジ・ジュースなどの飲み物を自由に飲むことができます。朝は軽い朝食が用意され、夕方にはハッピー・アワーやカクテル・タイムなどと称して、サンドイッチや寿司などの軽くつまめるものや一口で食べられる小さめのケーキなどが用意されます。多くのクラブ・ルームにはパソコンが置かれていて、自由にまたは時間で利用することができます。

 ベッド

 ウォッシュ・スタンド

 バスタブ

 シャワー

 前もって部屋を見せてもらっていたので、実際に滞在したときは満足のいくものでした。

 テレビ

 ハイスピード・インターネットが無料で利用できます。持参したパソコンにつないで情報の収集やメールの確認をします。便利な時代です。日本で留守番の上の息子「優也」に連絡です。息子の携帯電話のアドレスに送れば、すぐに返事が返ってきます(「理論上は」です。親離れしている20歳の息子からは、「あ、そう」というような一言の返事が返ってくるだけです。それも遅れて、、、)。

 壁の情報コンセント

 ワン・ワールドでは、予想もしない大きなプレゼントがありました。マレーシアの日刊紙「スター(Star)」の記事を紹介しましょう。2009年1月1日の記事です。

Song, dance and fearsome fireworks(歌、踊りそして花火大会)
 In PETALING JAYA, the festivities centered on 1 Utama shopping complex with samba dancers, fireeaters and Brazilian percussionists adding colour before a line-up of artistes took to the stage.
(ぺタリン・ジャヤでは、年越しのお祭りがワン・ウタマ・ショッピング複合施設で行われました。サンバが踊られ、火を食べる芸が行われ、ブラジルの打楽器演奏も行われて色を添え、芸人たちが舞台上に勢ぞろいしました。)
 Deejays from the 988 radio station played games and gave away prizes to the partygoers.
(FMラジオ局の「988友声有色」のDJたちが観客とゲームを行い、景品を出しました。)
 The highlight of the celebration was the special appearance of Hong Kong singer Justin Lo, who got the crowd going with his catchy pop tunes.
(この年越しのお祭りのハイライトは、香港の男性シンガーソングライターの「ジャスティン・ロー」が特別出演したことです。群衆は彼の覚えやすいメロディーに酔いしれていました。)
 A stone's throw away at The Curve, artistes Juwita Suwito, Karen Kong, Faisal Tahir and Rynn Lim entertained the crowd at a street party.

(ワン・ウタマからほんの少し離れた「ザ・カーブ」というショッピング・モールでは、ジュワータ・スウィートウ、カレン・コン、ファイサル・タヒール、リン・リムがストリート・パーティで群集を楽しませました。)

花火。

 私たちが午後、「ワン・ワールド・ホテル」から「ザ・カーブ」にショッピングに行ったとき、ザ・カーブと「イケア(Ikea)」の間に舞台が組んであり、女性シンガーがリハーサルをしていました。ダンサーたちの踊りも見られました。みな舞台衣装に着替える前でしたが、どのようなショーが行われるかは想像できました。明日の朝の出発に備えて、早めにベッドに入ったのですが、窓の外から花火の音が聞こえ、窓が明るくなりました。花火大会です。眠るのを諦め、花火が終わるのを眺めていました。「ワン・ウタマ」の向こうに見える「ザ・カーブ」からも花火が上がっています。2つのモールの花火の競演です。

 これならば、移動日を1月2日にしてここに2泊して、ショーと花火を夜更けまで目の前でみるべきだったかな。翌日寝坊しても大丈夫のようにね。

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 今回のマレーシアへの旅はクアラルンプールからペナンに移動する必要がありました。その移動手段を何にするかを検討したところ、コストの面(大人55RM、子供27.5RM)から長距離バス(コーチ)がいいのではないかということになり、何度か利用している「エアロライン」にすることにしました。エアロラインはネットで予約が取れるからです。

 「エアロライン」のコーチ

(参考) POWERFUL MOM'S PAGE 「AEROLINE 利用方法(エアロライン会員登録)」

 現地に入ってからでも「プラザ・ラッヤット(Plaza Rakyat)」駅の近くにある「プドラヤ・バス・ステーション(Puduraya Bus Station、プドゥラヤ・バスステーション)」に行けば、ペナン行きのバスの切符は容易に手に入ります。何社ものバス会社がクアラルンプール-ペナン間の路線を運行しているからです。でも、「ホテル・プドラヤ(Hotel PuduRaya、冨都酒店、ホテル・プドゥラヤ)」というホテルの入っている建物の1階と地階部分(1階はチケット売り場と売店で、バス乗り場(プラットホーム)は地階)にあるバス・ステーションは、バスの排気ガスがこもっていて健康に影響があります。以前、「ゲンティング・ハイランド(ゲンティン・ハイランド)」に移動するのにここからバスを利用した時に懲りました。建物の中のため、排気ガスがこもるのです(2005年7月には改装されて明るく清潔になったそうです)。

(参考) POWERFUL MOM'S PAGE 「ゲンティン・ハイランド from プドラヤ・バス・ステーション」

 2度めのゲンティン・ハイランドはKLセントラル駅からバスに乗りました。ここもヒサシの下にあるようなバスの発着所で、ひっきりなしにバスが入って来ますので、環境がよいとは言えませんが風が通るのでまだましでした。でも、ここからはペナン行きのバスは出ていません。クアラルンプール国際空港のLCCターミナルへのバスとゲンティン・ハイランドへのバスと路線バスが発着しています。

 KLセントラルのバス停留所(夜)

 そこでやはりエアロラインで行くことにしました。クアラルンプールからは「コーラス・ホテル」の前にバスの発着所があります。ペナンには日に4便、朝8時(「サンウェイ(Sunway)」から)、午前10時30分(「バンダル・ウタマ(Bandar Utama、バンダール・ウタマ)」から)、午後3時(「クアラルンプール」から)、午後4時(「バンダル・ウタマ」から)に出ています。しかし、「サンウェイ」からの朝8時は早過ぎます。ゆっくり朝食を食べる時間がありません。子連れの旅は子供の体力を考え、余裕のあるものでなければなりません。夫は、それならば「サンウェイ・リゾート・ホテル&スパ」に泊まっていれば負担を軽減できるだろう、と言いましたがそれでも早い。

 私が午後3時か4時ならばその心配がないと言うと今度は夫が異論を唱えます。「ペナンの長距離バスのバスターミナル(スンガイ・二ボン・バス・ターミナル、TERMINAL BAS EKSPRES SUNGAI NIBONG)の様子がわからないから出来ることなら暗くなる前に着きたい。ホテルへの交通手段がわからない。タクシーがあるだろうが何分にも経験がない。路線バスでの移動も考えてみたい。」 残った手段は、クアラルンプールの近く「バンダル・ウタマ」からのエアロラインのバスに乗ることです。その出発時間は午前10時30分。早過ぎず遅すぎずです。

 で、ここで「バンダル・ウタマってどこ?どうやってクアラルンプールから行けるの?」という疑問が湧いてきました。さっそく夫は「ヤフー・マレーシア」で検索です。わかったことはクアラルンプールの西10kmほどの街がペタリンジャ。そこの「バンダル・ウタマ」という地域に「ワン・ウタマ(One Utama)」という巨大なショッピングモールがあり、そこからエアロラインのバス(コーチ)が出ているということ。

 ワン・ウタマ・ショッピング・センター

 KLセントラルのバス停留所からは「ラピッドKL」という路線バスの“U82”に乗れば行けるということ。さらにワン・ウタマの近くには日本にも上陸している(千葉県船橋市、兵庫県神戸市、埼玉県三郷市、神奈川県横浜市、大阪府大阪市にあります)スウェーデンの家具のデパート「イケア(Ikea)」もあるというのです。

 「ワン・ウタマ」のバス停留所

(参考) 「マレーシアへ」-「ワン・ウタマ(1 Utama)」にはどうやって行く?

私「イケアに行きたいな。日本じゃ、三郷などにあるのよ。遠いから行くの諦めていたの。」
夫「(微笑んで)家具をマレーシアから持って帰れないな。」
「もちろん見るだけよ。」
「下見ということか。」
「見て気に入ったら日本で買うのよ。」

 クアラルンプール市内の鉄道、LRT(Light Rail Transit)のクラナ・ジャヤ線(Kelana Jaya Line)を利用して、西の終点「クラナ・ジャヤ(Kelana Jaya)」駅で降りると、無料のシャトルバスが「イケア」のある「イカノ・パワー・センター(Ikano Power Centre)」には出ているようです。(From Kelana Jaya LRT Station to Ikano Power Center: 9.00am, 10.00am, 11.30am, 1.00pm, 3.00pm, 4.30pm, 5,30pm, 7.00pm, 8.00pm and 9.30pm)

 知らない場所は、移動日に先立ち、下見ということでクアラルンプールに入るとすぐに行ってきました。クラナ・ジャヤ駅に降り立ち、幹線道路を跨ぐ歩道橋を渡り、着いたバス停らしきところには無料シャトルバスの乗り場という表示がない。しばらくうろうろしていろいろな人に尋ねてみると、やはりここでいいようです。しかし、待てども待てどもバスは来ない。路線バスは何台か停まったのですが、どのバスに乗ればいいのかわからない。

 歩道橋を渡って駅に戻ると、駅舎の下の反対側に向かうバス停に時刻表が張ってありました。ここにあっても役に立たないでしょ。で、それを見ると、11時30分のバスは私たちが駅に降り立つ少し前に出て行ってしまったことがわかりました。仕方がないので、また歩道橋を渡り、バス停でタクシーを拾いました。交渉したら、10RMで行くとのこと。イケアに行くのはきょうは諦め、12月31日の宿泊ホテル「ワン・ワールド・ホテル」を下見することにしました。ワン・ウタマには、「ワン・ワールド・ホテル」があって、そこに宿泊することにして日本を出る前に予約を取っておきました。気に入らなければ、別のホテルに変更です。

 クラナ・ジャヤ駅からの歩道橋

 観光スポットを巡るでもなく、こんなことをしている私たちは「チョット変?」

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 「マンダリン・オリエンタル・クアラ・ルンプール」に宿泊しているときに「客家(Hakka、はっか)」というレストランに行ってきました。このレストランからはペトロナス・ツイン・タワーがライトアップされているのが屋外の席からはよく見える、とガイドブックにはあります。ホテルに入ってまずすることは冷房を切ること、という冷房の苦手な私たちには、特に冷房が大の苦手な(冷房の効いた部屋に長くいると決まって風邪を引く)夫には、屋外で食事をすることに文句の出ようはずがありません。

 「客家」日没前

 「客家」はマンダリン・オリエンタルから徒歩圏です。我が家の旅のスタイルとして、当然「歩き!」になります。地図を頭に入れた夫は、マンダリンをコンベンション・センター側の出口から出て、コンベンション・センターに入り、地下に潜ります。地下駐車場を横切り、コンベンション・センター内にある「アクアリア」という水族館に出ます。エスカレーターに乗り、地上に出ると丁字路があります。その縦棒の道を辿れば、右手に「ノボテル・クアラ・ルンプール」が見え、その向かいが目的の「客家」というレストランです。5分程度で行けたでしょうか。

 「客家」日没後

 係りの女性に屋内にするか屋外にするか尋ねられましたが、夫の好みから考えて、聞くまでもなく、当然屋外でしょう。それに「鍋料理」は屋外の席でないと注文できないようです。「客家」と言えば「鍋」ということのようなので、鍋と豚の角煮を注文。野菜などの具材はたっぷり入っていて、かなりの量でしたが、健人はその大半をたいらげました。野菜を旅先で十分に取ることができたことととチキンはおいしくてよかったのですが、スープに入っていた化学調味料は気になりました。化学調味料を味付けに使っていない店の方が珍しく、この味を気にしない人が多いようで、客家の評判はいいようです。

 「客家」の鍋の具材

 台湾旅行で食べたモンゴル風の鍋の方がスープに個性があり、我が家の好みでした。この「しゃぶしゃぶ鍋」を食べて以来、我が子「健人」は鍋物の野菜ならば、たくさん食べられるようになりました。最初に口にする料理がまずい物であれば、その料理を食べなくなってしまいますが、美味しい料理に出会えば、食べられる料理の品目の数も成長と共に増えていきます。その子にあったペースであせらず、親が食育を行い、好き嫌いを上手にコントロールしていく必要があると思います。

(参考) 「台湾へ再び」 - 「礁溪温泉」で、ジェシーさんに再会

 多くの食品を食べられれば食に由来する健康をコントロールできることになります。少ない食品だけを食べていれば、「甘い物」、「軟らかい物」、「脂の多い物」を好む子供はメタボ予備軍になり、子供の健康を損ないかねません。先進国では肥満がすでに問題視されてきましたが、今回の旅行で、残念なことにマレーシアでもホーカーやホテルのレストランでアジア系の肥満体型の人々を見かけました。特に子供が甘いものを何度も皿に載せていく姿が目につきました。その子の体型はいうまでもない「肥満」。豊かになった代償が肥満なのでしょうか。食のコントロールや味覚のコントロールは遺伝子に大きく影響を受けるということもあるのでしょうが、親の責任も重大だと痛感してます。

 「客家」の鍋

 豚の角煮はかなり味が濃い。スタッフが中国風のパン(餡饅のキジのようなもの)にはさんで食べるように教えてくれました。豚の角煮といえば、長崎の金屋町にある「坂本屋」の東坡煮(とうばに)が美味しかった。あれを超える味にはいまだ出会っていません。私の評価基準が高すぎるのかも知れません。。

 雨に備えて、屋根が電動で出て来るようになっていました。私たちが食事を終えた頃、突然に屋根が出てきました。屋根に覆われるとペトロナス・ツイン・タワーは当然見えなくなります。雨が降り出してもいないのに屋根に覆われてしまったので、「どうしてなんだろうね。」と思って、会計を済ませて、お店を出ると雨が降り出してきました。夫は「お見事!」と感心していました。雨雲の動く逆方向に、人でも配置してあるのかな、と言っていました。でも、お店の人が雨の「ポツリ」を感じて、閉めただけなのでしょう。夫はつまらないことに感心する人です。

 脱線しました、話を元に戻します。そのレストランで、鍋料理を食べていると、日本語が隣のテーブルから聞こえてきます。先ほど店員に案内されてきた2人が日本人のご夫婦だったようです。お互いの写真を撮り合っているようです。話しかけてみました。

私「ご一緒の写真をお撮りしましょうか。」
奥さま「あら、お願いできます?」
「夫が撮ります。」

奥さま「今度は、私がご家族のお写真をお撮りしましょう。」
私「ありがとうございます。」



 このご夫婦は個人旅行で、キャメロンハイランドに2泊、クアラ・ルンプールに2泊の滞在をする旅行をしていて、いまはシェラトン・インペリアルに宿泊しているということをお伺いしました。クアラ・ルンプールでは乗ったタクシーに行き先を告げないうちに走りだされて、それに懲り、それ以後公共交通機関を利用するようにしていると話されていました。私たちはマレーシアのタクシーに大分慣れたとはいえ、日本人だからぼられるという経験は幾度かされかかりました。

 タクシーを停めたら、乗り込む前にまずはドライバーに行き先を告げ、料金の交渉です。メータータクシーだとその必要がないのですが、「メーター」の表示がありながらメーターを使わないタクシーが多いので、まずは駆け引きです。その余裕があれば近くのホテルに寄ってドアマンやコンシェルジュに目的地までの標準的な料金を聞いておきます。ドライバーはだいたい高めに言ってきます。それに対して、私は低めに言います。双方の歩み寄りで納得できれば、乗り込むことになります。

 しかし、滞在ホテルのドアマンのタクシー料金も人により異なります。タクシードライバーに目的地と料金を現地語で伝えてくれるのは便利でいいですが、ドライバーからアガリをとって小遣い稼ぎをしているのではないかと思うくらい人により値段が違います。夫はあまり気にせず「言い値」を払おうとする(「小遣いぐらい許してやろうよ。」)のですが、私は必ず交渉します。日本人だから高くするというのは、観光に力を入れ始め、また先進国入りを2020年に目指している国としてはまずいのではないでしょうか。流しのタクシーは「メーター制」を基本とし、それ以外は違法として取り締まりがあってもいいのではないかと思います。そうであればもっと気軽にいい気持ちでマレーシアを訪問出来るのではないでしょうか。

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