POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 





 「山泉大飯店」での2日めにジェシーさんが「宜蘭(イーラン、Yilan、ぎらん)」に美味しいお店があるので案内してあげると言ってくれました。宜蘭駅から徒歩10分ほどのところにの宜蘭初の総合ショッピングモール「蘭城新月広場(LUNA PLAZA)」があります。その6階から11階はホテル(「蘭城晶英酒店(SILKS PLACE YILAN、シルクスブレイスイーラン)」)で、5階までは大型スーパーとデパートが入店しています。大型スーパーとは、「カルフール(Carrefour、家樂福)」です。



 カルフール(Carrefour S.A.)は、世界各地にスーパーマーケットチェーンを展開している売上高で世界2位のフランス企業です。日本では、2000年に日本法人のカルフール・ジャパン株式会社を設立し出店します。しかし、業績が悪化し、2005年にカルフールブランドを残し(6店舗)、イオンに売却します(カルフールブランドは2010年3月10日にライセンス契約の終了で消滅)。

 しかし、日本では水の合わなかったカルフールも台湾では元気です。台湾全土に65店も出店しています。そのカルフールが宜蘭の「新月廣場」に入っています。そのすぐ脇(西側)にジェシーさんがお勧めの「武藏坊日本料理」があります。いま、地元の人たちに人気のあるお店なのだそうで、台北からも「雪山隧道」を通って1時間以上かけてやってくるのだそうです。



 「武藏坊日本料理」は、「羅東」(宜蘭縣羅東鎮公正路130號)で「何 錫侑(か せきゆう、He Xiyou)」が1997年に始めます。それに先立ち、何錫侑は日本の懐石料理の真髄を極めるために単身で日本に向かいます。東京都武蔵野市にあってJR東日本と西武鉄道が停まる「武蔵境」に3年暮らし、その腕を磨いたことから、開いた日本料理の店の名を「武蔵坊」と名づけます。



 2006年には、兄の後を追って日本で修業した弟の「何政憲」が「宜蘭」(宜蘭市舊城南路縣府一巷8號)に「宜蘭店」を開きます。2008年には何錫侑にその腕を認められて、「黄達文」の店が「武藏坊日本料理礁溪店」(宜蘭縣礁溪卿中山路二段198號)となります。



 「武藏坊日本料理」は「礁溪店」もあるのですが、ジェシーさんに紹介されたのは「宜蘭店」の方でした。「礁溪店」はホテルから徒歩で10数分のところにあり、礁溪駅の近くなので散歩がてら見に行ってきました。メニューは「宜蘭店」とは違います。それぞれが独自のメニューを出しているのでしょうか、次回の台湾では「羅東店」に行ってみるのもいいのかも知れません。



 「武藏坊日本料理宜蘭店」は、店員さんの対応も非常に良いもので、台湾人のblogでも味や価格とともに好評価を得ています。「台湾に行って、日本料理?」という考え方もあるかも知れませんが、異国で台湾人の考える「日式料理(日本料理)」を味わってみるのもいいものでしょう。



 ジェシーさん、いろいろと美味しいお店を紹介していただいてありがとうございます。コース料理、とても美味しかったですよ。





(追記) 「武藏坊日本料理宜蘭店」は現在は「九穀日本料理」と店名を変え、営業しております。(追記終わり)

(参考) 「九穀日本料理」のサイト


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