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第14回(2006年)柔道整復師国家試験の問題です。
問題83 手の舟状骨骨折で正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 中央3分の1骨折は遠位骨片が壊死しやすい。
2. 月状骨脱臼とは合併しない。
3. 中央部から近位の骨折は関節包内骨折である。
4. 偽関節は腕立て伏せ運動に障害を残す。
正解は、3と4。
「舟状骨の栄養血管は遠位の結節部から進入して遠位部を栄養する経路と、中央部から進入して中枢端まで栄養する2つの経路がある。」のだそうで、「近位部からは供給されてないことがあるため、骨折の癒合が遅れたり、無血管性壊死に陥りやすい。」とのこと。わたしは、「結節部骨折」であるから、「舟状骨骨折」ではマシな方なのだそうです。
「中枢1/3部は全周が関節軟骨で覆われているため、この部位からの血管進入は無く、中央部からの血行に依存している。」 - この記述はいま一つ理解できません。
「舟状骨骨折では骨折部位によっては治療が非常に困難となる。豊富に栄養された末梢結節部骨折は5~6週間で治る。一方、比較的血管の少ない中枢3分の1部の骨折は治癒に20週またはそれ以上を要する。」 - サイトによって「治療期間」がまちまちで、全治までの平均的な日数がわかりませんが、いずれにしても「結節部骨折」であったのが不幸中の幸いと言っていいのでしょう。
第2回(1994年)柔道整復師国家試験の問題です。
問題75 手の舟状骨骨折の好発部位(よく起こる場所)はどれか。
1.遠位1/3部
2.中央1/3部
3.近位1/3部
4.結節部
この正解はどれ? 本当に私は、運がよかった!のでしょうか。
(この項 健人のパパ)
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きょう、TBSテレビの「とくダネ!特捜部」で、日本を訪れる外国人観光客がここ数年増加傾向にある(年間700万人を超える)ことが報道されていました。
「2001年において、日本人の海外旅行者が約1,600万人であるのに対して、我が国を訪れる外国人旅行者は、その3分の1以下である約500万人に過ぎなかった。そのことから、国土交通省では、外国人旅行者の訪日を促進する「グローバル観光戦略」を関係府省と協力して策定し、その格差をできる限り早期に是正しようとし、「外国人旅行者訪日促進戦略」の一環としてビジット・ジャパン・キャンペーンを実施している。「2010年までに1,000万人の訪日外国人誘致」を実現するのが目標である。」 その結果なのでしょう。来日外国人が年間740万人近くに達しようとしています。
来日外国人のインタビューを見て気がついたことがあります。欧米人は、単身やカップルが多く、東洋人はグループというか団体が多いのです。
実際に感じてはいましたが、欧米人と東洋人では旅のスタイルに違いがあります。欧米人は殆ど、「ツアー」を利用せず、手配旅行であるのに対して、中国人や韓国人などの東洋人は、「ツアー」の主催旅行が主のようです。
私の旅のスタイルは、欧米人型の「手配旅行」です。私の知り合いに、旅行好きの人がいますが、彼女のスタイルは「ツアー」。彼女に言わせれば、旅はツアーで行くもの、行き先は「ヨーロッパ」。最近、私がよく行くようになった「東南アジア」は、「汚くて、物騒なところ」なんだそうです。
しかし、それは大きな誤り。ヨーロッパが「綺麗で、安全なところ」なのではなく、「ツアー」ではそういう場所にしか行かないのです。私の経験から、オランダについて述べてみましょう。
アムステルダムに滞在した時のことです。私のオランダのイメージは、チューリップと水車でしたが、憧れのアムステルダムに着いた途端がっかりしてしまいました。思いのほか治安が悪く、夜は駅周辺も危険であり、路上は馬の糞なども処理されていませんでした。麻薬常習者による危険もあると現地の情報で知りました。
その一方で、夜、プロスタントの教会を尋ねたところ、テレビとスープを用意して、心の飢えた人々を麻薬から解放しようという活動をしているのを見て、幼い息子と異郷の地で感動を覚えました。
また、厳冬の中、路上でバイオリンを奏でるご夫婦の姿とその音色に親子で感激し、息子は、思わず自分が持っていたポケットカイロをプレゼントしていました。こんな経験ができるのは、現地でスケジュールにとらわれず自由に行動できればこそです。
来日外国人へのインタビューから
記者「あすはどこに宿泊ですか。」
「まだ、決めていません。ネットカフェも考えています。」
すてきな日本滞在になるでしょうね。
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右手の「舟状骨(しゅうじょうこつ)」を骨折して、日常生活に難儀しています。早く通常の生活に復帰したくて、ギプスがまだまだ外れないのに、もう「リハビリ」を待つ心境です。
手関節のリハビリテーションの方法
「リハビリは、手関節の可動域を広げる訓練と筋力強化の訓練からなる。関節の動きを回復させ、筋力強化、進展性を得るためである」
「手関節の可動域を改善する訓練は、前腕、手、指の筋肉の萎縮を予防し、腱が周囲と癒着することも防ぐ。」
「手関節の訓練をしている間は、肘を身体に近づけて曲げておく。こうすることで、肘を使えなくし、肘で動きをカバーさせなくする。」
「1.前腕をテーブルの上に置き、手の部分はテーブルからはみ出させる。
2.手のひらを下に向けて、手関節を使って、上下にできるだけ曲げる。
3.手のひらを上に向けて、手関節を使って、上下にできるだけ曲げる。
4.手のひらを下に向けて、手のひらが上に向くように回転させる。
5.握りこぶしをつくってから指を伸ばし、まっすぐにして指の間を広げる。
6.タオルのようなものを用意し、しっかりと握る。
7.母指で他の指のそれぞれの先端に触り、できる限り、圧を加える。
8.指全体の先端で、手のひらの最も遠い部分に触れてから、指全体と手のひらを直角にする。
以上の訓練をゆっくりと20回程度繰り返して、1セットとし、1日少なくとも3セット行う。」
これを骨折していない左手でやってみました。結構大変です。筋肉を強化するには、「2と3を缶詰など約200g程度の軽い重りを使って行い、徐々に負荷を増やしていく。」「6をボールなど弾力のあるもの使って行う。」のだそうです。
「関節可動域訓練や筋力強化訓練は、常に痛みが生じない範囲で行われるべきで、どのような訓練も痛みが生じるようであれば、続けるべきでない。」ともあります。
利き手である右手が使えない間は、左手にお世話になるしかありません。しかし、右手が使えなくなって、利き手でないほうの手の握力のなさや不器用さを知りました。まずは左手の鍛錬が必要なのかも知れません。左手で字がまともに書けるようになれば、右手が使えない不便さはかなり解消されます。
さあ、きょうから「左手のトレーニング」です。左手よ!地獄の特訓について来い!
(この項 健人のパパ)
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(追記) 手の構造の勉強です。
手は指先から手首にかけて、「指骨」「中手骨」「手根骨」と並び、前腕の「橈骨(とうこつ)」と「尺骨(しゃくこつ)」につながります。
「指骨(phalange、しこつ)」は指先から末節骨(5個)、中節骨(4個)、基節骨(5個)と呼ばれ、中手骨、末節骨、基節骨はそれぞれの指に1個ずつありますが、中節骨は親指にはありません(親指の中節骨は末節骨とくっついたと言われています)。
「中手骨(metacarpal、ちゅうしゅこつ)」は5個で、「手根骨(carpal、しゅこんこつ)」は8個です。なんと、手は片方で27個の骨からできているんですね。知らなかった。(「手根骨」については、この記事に詳細があります。)
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ちょっとした不注意から、右手親指の根元にある「舟状骨」を骨折、利き手である右手をギプス固定され、不自由な生活を送っています。妻は私の「介護」をしてくれていて、大変感謝をしていますが、最初は「介護する側の意識」と「介護される側の意識」のずれがありました。
ほんの少し前まで「健常者」であったのですから、自分でできることはたとえ大変な時間がかかっても自分でしたいものです。しかし、そのために、ある空間や時間を独占してしまう。家事の作業効率も作業の仕上がりも悪い。
そんなことにストレスを感じていたときに、理学療法士の方のこんな記述に出会いました。
障害者・高齢者さんというのは、『私たちの目から見ると、あるいは私たちの立場からすると、自分とは違う?自分より劣っている?ように見える人たち』のことです。
そして、実は「よくデキた高齢者」さんは、自分がそのように見なされていることをよく分かっていて、「お世話してもらう」役目を上手に演じてくれたりします。
バスにお年寄りが乗ってきたので、席を譲ろうとしたら「年寄り扱いするな!」と怒られたとします。こんな経験すると、もう席譲りなんてしない!と思ってしまうかもしれませんね。何が足りなかったのでしょう?
相手が座りたそうにしているか?難儀そうにしているか?頑張ろうとしているか?を、見切れなかったことです。単純に「高齢者だから席を譲る」というのは、一定の年齢の方を画一的に扱いその人個人を相手にしていない、という厳しい言い方もできます。
「思いやり」に必要なことは、
①「相手の立場や気持ちになってみる」という『想像力と感性』
②「今の私はとりあえず健全だけど、実は弱いところもダメなところもたくさんある。」という自覚。
が、必要だと思います。
若者も高齢者も健常者も障害者も、お互いに、「ちょっと余裕のある人がちょっと困っている人に思いをかける」ようであってほしい。元気な高齢者や障害者さんが、身体の調子の悪い若者に席を譲ることも当たり前であってほしい。
最近では、妻も必要以上に手を貸さなくなりました。私も妻の気持ちを素直に受けることにしました。
で、本題に戻りましょう。
リハビリの知識
「理学療法で行われるリハビリには、関節可動域訓練、筋力強化訓練などがあります。」
「関節可動域訓練とは、関節が固まって動きが悪くなった状態(関節拘縮)を改善するものです。」
「関節拘縮は、(1)関節疾患、(2)関節以外の疾患、(3)ギプス療法などの医療行為、により生じます。」
「訓練は自動的運動法と他動的運動法とに分かれ、自動的運動法とは自力で行うもの、他動的運動法とは介助者が行うものです。」
「訓練は、まず温熱療法で関節の痛みを和らげた後、痛くない範囲で、反動をつけずにゆっくりと行います。」
「伸展や屈曲、外転、内転、外旋、内旋、外反、内反などの関節の運動を最大の関節可動域で20秒間ほど持続します。5回をワンセットとし1日3セット行います。」
リハビリ体験記から
「ギプス固定を外した際に手首が動かないのは骨同士の滑りが悪いためである。理学療法士の方は、手首にある小さな骨に対してピンポイントにマッサージをしてくれる。それは、腱を伸ばすのでなく「骨を動かす」と表現される。さすがにこれは自力で出来るものではない。」
「骨折前は50kgあった握力が、なんと11kgになっていた。なんとか握ろうと努力するも、力なく持った物を離してしまうこの虚しさ。」。
リハビリ内容は、
①自分の力でストレッチ…ずっと手首や親指を動かし、伸ばし続けた。
②理学療法士の力を借りて可動域を広める…理学療法士の方にマッサージをしてもらった。
の2つ。
なるほど。リハビリも大変なんだね。ギプスが外れるまで、早くてあと4週間ほど。これを機会にいろいろと学ばなければ。
(この項 健人のパパ)
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昨日、高校時代の親友にメールを送ったところ、うれしいメールが返信されて来ました。
数年前に夫を亡くし、親戚付き合いで疲れきっていた彼女でしたが、お嬢さんの結婚が決まり、しかも1人娘の彼女のために、婿養子に来てくれるという話。彼女の悩みが解決して、今まで体調を崩していたのが改善に向かったという内容でした。
小学生の息子がいる我が家では、子供の結婚は遠い話ですが、幼い頃、親子で私の家によく遊びに来て、上の息子にお土産だとミニカーを持ってきてくれた友人のお嬢さんを思い出し、幸せになって欲しいという気持ちで一杯でした。
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夫が骨折して約2週間。その間、新しい経験を好む夫はいろいろと骨折について調べ、介護生活を送ってきましたが、いつものパターンの如くその生活にもそろそろ厭きてきたようです。
爪先から髪の毛まで、私に洗われたり、私の不器用な手つきで爪を切ってもらい、また代筆など、予想もしなかったでしょう「介護を受けるという経験」が身に降りかかりましたが、「忍耐が必要」と言いつつ、現状は辛くなって来たようです。
今回は同じ時期に、夫の母も腰を痛め、親子揃って仲良く通院しています。夏休み中の孫と通院の帰りに外食・買い物などを楽しんで、痛みを分かち合っている親子の姿でもあります。
私は嫁として、微笑ましく見守っていますが、通院にも厭きが来なければいいけれどと内心心配も少々してはおります。
夫とは周囲が驚く程の古い付き合いの私は、本人も忘れた数々の出来事(どんな状況も呆れるほどの好奇心で楽しむが飽きっぽく、忘れっぽい夫の行状)など把握しているので、、、「ねぇ、パパ!」
いまは骨折を「楽しんでいる」ように見えるけど、やがて「飽きてきて」、、、夫の気持ちの変化していくサマが手に取るようにわかります。
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※「ビサイゴン」に関することは、次の記事にあります。
「ベトナムへ」日記42 - ビサイゴンの料理教室(1)
「ベトナムへ」日記43 - ビサイゴンの料理教室(2)
「ベトナムへ」日記44 - ビサイゴンの料理教室(3)
8月8日午後8時50分頃、帰宅の途中、自転車で転倒し、右手で上体を支えたところ、右手首に痛みが走りました。捻挫と考え、その夜は氷をあてて過ごしました。翌日、骨折の可能性をわずかに考えて、整形外科に。結果は、「舟状骨骨折(しゅうじょうこつこっせつ)」という診断。
ギプスをして(8月14日)、きょう(8月24日)で10日ほど経ちました。ギプスが外せる最短の必要日数は6週間程度と言われているのですが、もう気分は、「リハビリ」に飛んでいます。きょうの理学療法士のN君との会話。
「リハビリ期間は、ギプスをしていた期間の2倍程度と聞いたのですが、、、」
N君「それは若い人の場合ですね。」
「じゃあ、私は若いから(本当はもうすぐ還暦。冗談のつもりであった。)そのくらいみておけば大丈夫か、、、」
N君(淡々と)「若い人というのは、筋肉がまだ完成していない10代の人を言います。」
「・・・」(冗談をかわされ、ただ無言。)
N君「そうでないと、もっとかかります。」(何も追い討ちをかけなくても、、、)
「頑張ります。」(何だろうね、この返事は。自分で言ったんですけど、、、)
整形外科から帰宅して、さっそくリハビリ体験記を探しました。
「手首って本当に動かなくなるものなのですね。ギブスを外したときに実感しました。びくともしないのです。棒のようになっている手は洗うのも一苦労でした。」
「10週間かかってギプスを完全に外すことに。外した時の開放感は、他にたとえにくい感覚だった。嬉しい反面、これから先の不安が大きく、すっきりしない感じ。明らかに細くなった左腕と、手首の可動域が0~1°の姿を見ると、ホントに切なくなる。」
気持ちが暗くなるのをなんとか抑えて、リハビリの心構えを習得中です。気晴らしに手首の靱帯の名称でも覚えるか。「橈骨舟状骨靱帯(RS)」「橈骨舟状有頭骨靱帯(RSC)」「橈骨舟状月状骨靱帯(RSL)」、、、とうこつしゅうじょうげつじょうこつじんたい、舌噛むな。
(この項 健人のパパ)
(追記) こんな記事も見つけました。
「5月20日(2000年)、対サンフレッチェ広島戦にて負傷した鹿島アントラーズ名良橋晃選手は、検査の結果 、右手舟状骨(しゅうじょうこつ)骨折と診断。数日間入院し、リハビリを開始する。全治1ヶ月の見込み。」 - うそっ!そんなに早く完治するの!どうすれば、そんなに早いの。この記事を書いたスポーツ記者か鹿島アントラーズの広報がこの骨折について知らないだけ?
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