POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 





 昨日(2009年10月7日)、日本テレビの「NNN News リアルタイム」の「リアル特集」では食物アレルギーに苦しむ子供達を扱った「食物アレルギー」を放映していました。私は栄養士の資格を持っており、以前から食物アレルギーに対して強い関心を持っていたので、真剣に見てました。

 食物アレルギー(food allergy)とは、特定の食物を摂取するとアレルギー症状を起こすこと、またはその体質(「食物アレルギーがある」という表現で)を言います。食物アレルギーを引き起こす食品はいろいろですが、特に小麦、そば、卵、乳、ピーナッツは発症数、重篤度からまず挙げられます。一般に、主なアレルギー症状として腹痛、下痢、湿疹、蕁麻疹、くしゃみ、咳、鼻汁、喘息発作などがあります。

 重篤なアレルギー反応は、「アナフィラキシーショック」です。血圧低下、呼吸困難などの重篤な全身症状を呈し、死亡することも少なくありません。前駆症状として、口の中に異常を感じ、口唇や手足が痺れる感じがし、顔や上半身が熱っぽく感じます。喉がつまり、胸に痛みを感じ、動悸がはやまり、吐き気なども襲います。次いで、血圧が低下し、脈拍頻数が微弱になり、チアノーゼが現れ、呼吸困難、喘息様発作なども現れます。さらには、意識消失、痙攣、失禁なども出現するといいます。

 アナフィラキシーショックは発症が非常に急激で、かつ気道の閉塞を伴います。死亡例の大多数は症状出現後30分以内です。原因食物の摂取後、薬物の服用後、ハチ類の刺傷を受けた後などに、皮膚症状、鼻咽頭症状があれば、気道の確保と酸素吸入が必須なので、直ちに病院に搬送する必要があります。それほど怖いものです。しかし、私の経験では、子を持つお母さん方にこの知識が不足している人が結構います。スーパーなどで子供が食物アレルギーを持っているにもかかわらず、子供に目を配っていずに、子供が勝手に試食をしてしまい、大騒ぎになることもあると聞きます。

 「食物アレルギーは専門医だけが診療していればよい時代ではなくなっており、一般医にも正しい知識を持って対応してもらう必要があるほど食物アレルギーの患者は増加している。乳児では約10人に1人、3歳児では20人に1人、学童では50人に1人程度と推定されている。保育園、幼稚園、学校における食物アレルギー患者への給食の対応や誤食し症状が出現したときの対応は重要である。」(「母子保健」2008年3月号より、国立病院機構相模原病院臨床研究センターアレルギー性疾患研究部長 海老澤 元宏氏)

 食物アレルギーの子どもは、両親や親族などにアレルギー疾患を持っている人がいる場合がかなりあると言われています。そのため、アレルギー疾患を持っている人がいる場合は「ハイリスク児」と呼ばれ、原因食物を除去した食事が母親に推奨されます。しかし、必ずしもその効果が確かめられているわけではありません。妊娠中の母親が卵・牛乳といった食べ物を除去しても効果がなかったとする研究もあります。栄養の偏りを避けるには、除去が難しい場合もあります。しかし、ピーナッツについては食べなくても栄養の偏りが起こるわけではないので避けたほうがいいのかも知れません。授乳中の母親の原因食物の除去には、対立する研究成果が存在し、その効果は現在のところ不明です。最近、授乳中の母親への原因食物の除去が有効であるとする報告もあるようです。



 上の息子の生後1ヶ月の検診の際に、某乳業会社の栄養士から半ば強要される言い方で、「そろそろ果汁を与えるように。」と栄養指導を受けたことがあります。私は、これには反発を感じました。早期の離乳開始は、アレルギーを発症しやすい体質を作るのではないかと考えていたからです。一律の個人差を考慮しない、企業の販売戦略のような「栄養指導」は、当時、当たり前だったようです。

 私は、栄養士の勉強を学校でしていた頃から、妊娠中や授乳中の栄養摂取に非常に関心を持っており、さまざまな本を当時読んでいました。若い頃、突然にアトピー性皮膚炎を発症したり、慢性気管支炎になった経験がありましたから、この体質を子供に受け継ぐことを避けたいと、結婚し妊娠すると、妊娠後期から蛋白質のコントロールを実施しました。また、出産後は、すべて「母乳」で育てたので、食物感作でのアレルギーを考えて、卵や牛乳は、過剰に摂らないようにコントロールしました。

 先日、インフルエンザの予防接種にかかりつけの小児科に出かけました。そのときに、先生と20年前の離乳食の早期開始の話題が出ました。「小児科医としては、離乳食は生後6か月以降に行うことを昔から提唱していたのですよ。にもかかわらず、早期に離乳食を開始させるという行き過ぎた栄養指導が行われ、それを信じた母親が早期に離乳食を始めてしまって、子供がアレルギーになってしまう事例があったんですよ。今は、むしろアレルゲンを考慮して「ゆっくりと、個人差を重視した離乳を」と栄養指導も変ってきています。」「では、アレルギーの子供の患者さんは、少し減ってきているのでしょうか?」「そう言えば、一時期より減っているような気がしますね。」

 夫も花粉症を持っているので、私達のような夫婦からは、アレルギー体質の子供が生まれやすいと言えます。現在では、離乳開始を急がずに、「ゆっくり離乳を」という栄養指導が行われるようになったようで、ホッとしています。上の息子の赤ちゃんの頃は、「アトピー」という言葉が流行のようになっていた時期です。私には、「早期の離乳」を勧めたためにアトピー体質の赤ちゃんを多く作り出してしまった原因のひとつのような気がします。

 「減感作療法」というものがあります。アレルギー疾患に対し、原因抗原を定期的に投与し、原因抗原に対する過敏性を低下させようとする治療法です。脱感作療法、免疫療法とも言われます。食物アレルギーに対しては、原因食物を少量ずつ与え、原因食物に対する過敏性を低下させていきます(「経口減感作療法)。投与量が適切でないと症状の増悪(悪化)やアナフィラキシーショックを起こすことがあるので、細心の注意が必要です。

 「授乳中の母親が摂取した食物中のたんぱく質が原因で、離乳食開始前の乳児に食物アレルギーが起こり、湿疹ができることがあります。まだ口から食事をとっていないため、食物アレルギーに気づきにくいため、注意が必要です。」(国立病院機構相模原病院部長 海老澤 元宏氏)

 「リアル特集」によると、「独立行政法人国立病院機構相模原病院」では、経口減感作療法が行われているようです。医師のもとで行われる経口減感作療法は、現在のところ、食物アレルギーのある子供の90%ほどに効果があるようでした。特集では、牛乳2mℓで呼吸困難や蕁麻疹などのアナフィラキシーを発症する小学生の数人が、入院と治療で200mℓも牛乳を飲んでも症状が出なくなる例をみました。

 食物アレルギーは、食べたい物でも食べられない、栄養の摂取に必要な食品を食べられない、という宿命を子供たちに与えてしまいます。研究がさらに進んで、その宿命が取り払われる日の来ることを願っています。

(追記)

 「乳児期発症の食物アレルギーの大多数が適切な対応により自然寛解が期待できるのが特徴であり、大豆・小麦・牛乳・鶏卵の順で耐性が獲得されてくることが多い。しかし、幼児・学童・成人期に新たに食物アレルギーを発症してくるケースも認められ、アレルゲンとして魚類、エビ・カニ、果物、野菜などがある。果物や野菜による口腔アレルギー症候群が増加している印象を受ける。比較的稀な疾患ではあるが食物依存性運動誘発アナフィラキシーも小学生以上で魚介類・小麦などが原因として認められている。」(「母子保健」2008年3月号より、国立病院機構相模原病院臨床研究センターアレルギー性疾患研究部長 海老澤 元宏氏)

※ 自然寛容 … 年齢とともに自然とアレルギー反応を起こさなくなること。
※ 口腔アレルギー症候群(oral allergy syndrome) … 果物・野菜などを食べてほぼすぐに、食べ物に直接触れた唇や舌、喉の奥が痒くなったり腫れたりする症状。原因食物は、バラ科の果物(桃、リンゴ、梨、サクランボ、苺など)、ウリ科の植物(メロン、西瓜など)などが中心ですが、キーウィ、バナナ、トマト、ジャガイモなどでも起こします。
※ 食物依存性運動誘発アナフィラキシー(food-dependent exercise-induced anaphylaxis) … 特定食物(小麦、エビ、果物など)摂取後、2~3時間後に運動するとアレルギー反応を起こす病態。アスピリン製剤の使用により誘発されやすくなるそうです。

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 就職が内定した記念なのか、上の息子「優也」はアジア、ヨーロッパ、ロシアを約2ヶ月かけて巡るという長期の旅に5月13日に出掛けて行きました。卒業に必要な単位は大学4年生を待たずに殆ど取ってしまったようで、気楽な身分なのだそうです。今頃は、バンコクの街を歩き回っていることでしょう。

 世界が「インフルエンザA(新型インフルエンザ)」に戦々恐々としている時期に何も出かけなくてはと思ったのですが、夫は特に旅行を止めるようには言わず、「ネットで読める各国の新聞は、それほどこのインフルエンザを大きな記事で扱ってはいないんだよ。“health”という項目にかろうじて載っているくらいかな。」と私の心配を斟酌しません。

 夫が買ってきた5月21日号の「週刊新潮」の記事です。

 米国の場合、「空港で特に変わったことは行われていません」 と、さるジャーナリスト。
「そもそも米国では、新型インフルについてニュースの扱いもさほど大きくありません。米国の街中でマスクをつけているのも日本人くらいのもの。メキシコとは地続きの国なので〝防御したって限界がある″と、端から締めているのかも。」
 ヨーロッパはどうか。ロンドン在住のある邦人は、「5月に入ってドイツを訪ね、英国に戻ってきたのですが、両国の空港とも普段と変わった様子はなかった。目についたのは新型インフルに注意を促すポスター程度でしたね」と言うし、ヨーロッパで最多の感染者が見つかっているスペインも、マドリッドのバラハス国際空港に6カ所のインフォメーションデスクを設置、健康申告書への記入を入国者に求めているが、他にこれといった対策は講じていない。
 グローバルスタンダードに照らせば、日本は騒ぎすぎの部類に入るようなのだ。


 毎日、ネットでインフルエンザ関連のニュースを読み漁り、昔読んだインフルエンザ関連の本をダンボール箱から探し出して(書棚に入りきらないので、出版年の古い本は箱の中で寝ている)読み直し、ブログの記事を書いていた夫の言葉は意外なもの。

「あんなに寝る時間を割いて、インフルエンザのことを調べていたのに、冷たい反応ね。心配じゃないの?」
「知らずに恐れるより、知って恐れないことさ。」
「大丈夫ってこと?」
「リスクは小さいさ。ハイリスク群じゃないんだから、インフルエンザにかかっても数日入院するだけさ。」
「ペナンのあなたみたいに?」
「・・・」

(参考)「マレーシアへ」-ペナンで夫が急性胃腸炎で入院しました。

 2009年5月10日の読売調査の結果です。

 「日本国内で新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の感染者が初めて確認された前後にあたる8日午後から10日夜にかけ、読売新聞社が実施した全国世論調査(電話方式)によると、」「自分の周囲で感染者が出る不安を「感じている」は28%にとどまり、「感じていない」は70%だった。周囲で感染者が出る不安は、国内感染者が確認される前の8日では「感じている」19%、「感じていない」80%だった。確認後の9~10日は「感じている」は33%に増えたものの、「感じていない」64%が大きく上回った。ウイルスが弱毒性で発症者の大半が軽症と伝えられていることもあり、世論は新型インフルエンザを冷静に受け止めているようだ。


 今回の宿泊は、最初の数日間は「ホテルクラブ」で私の貯めた「メンバードル」を使いました。本人はいたって暢気で行き当たりばったりが好きなようですが(インド一人旅の経験があるからでしょう)、バンコクは私たちの方が何度も行っているので、「前もってホテルは押さえておいた方が観光に集中できるわよ。」という私の言い分を取り入れたようです。

 バンコク1・2日目、カオサンのホステルはドミトリー、3日目は、コベントリゾートのスクンビット。マレーシアで早朝便に乗るので、チューンホテルのクアラルンプール空港の方を予約しました。「ありがた迷惑」という顔をされましたが、母親は心配なのよ。

「君が優也の小さい頃に、バックパッカースタイルで、ヨーロッパやオーストラリアを連れ回したから、ああなったんだよ。」
「私のせい?」
「そう。せいと言うより、君の血かな。」
「・・・」

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先日、学校行事で健人は、こころの劇場で「人間になりたがった猫」を鑑賞して来ました。

今回は、ラッキーなんだよと数日前から見に行けるとはしゃいでいました。

その晩、私が帰って来た時には、疲れたのか既に寝てしまっっていました。
感想を聞きたかったのに残念!

翌日「ねえ、どうだった」「おもしろかったよ、でもストリーが知りたければ、ネットにあらすじが載っているよ」(おいおい説明を省略するきかな?)「健人の話が聞きたいんだけどね」、、、

私は、幼い頃「木馬座」にミュージカルを見に行ったことがあり、それがきっかけだったかどうか忘れましたが、小学校4年生の時から6年生まで演技部に入りました。当時引っ込み思案で内弁慶だった私は、厳しい担任でもある先生に鍛えられ、体育館の舞台から声を出す訓練をしました。そのおかげか?複式呼吸で声を出すこと習得したようです、その後は、合唱や、コーラスなども楽しみ、透る声が今の私の仕事では、重要で大きく人生を左右するきっかけになったようです。

小学校4年生の健人が成長過程でミュージカルを見て、人間になりたがった猫を見てどう思ったかちょっとわかりませんでした。そういえば、ミュージカルを見た後からしきりに腹式呼吸とか言って、テレビ番組で流れてくる音楽を一緒に口ずさんでいます。

そろそろ読書やよい音楽などふれて欲しいなと思っているのですが、、、、

何を考えているのやら、夫に言わせると、「何事もその場限りの発想なんじゃないか」と言いそうです。



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先日は学校の遠足で出掛けたばかりだというのに、昨日から「健人」はどこかに出掛けたがっていました。起きてくると「お母さんどこか行こうよ。」と朝から言い出しました。土曜日でも夫は仕事、夫の母も都合が悪いということで2人でどこか行くということになりました。

最初は、群馬県の「600種のバラ7,000株が植栽されている」という「敷島公園ばら園」(いま「全国都市緑化ぐんまフェア 花と緑のシンフォニー」が開催中)か東京都の「旧古河庭園」(いま「春のバラフェスティバル」が開催中)にバラを見に行き、ランチでもと思っていたのですが、知り合いに「あら、バラを見に行きたいの? だったら、チケットがあるわよ。私は都合が悪くて行けないの。行ってらっしゃい。」といういきさつで「第10回国際バラとガーデニングショー」のチケットをいただいたので、さっそく健人と2人で行って来ました。



土曜日ということでかなり混雑していました。(バラを見ようと)子供でも容赦なく押してくる大人が多くいました。最初は、健人は「大人に押されて痛い。」と私に訴えていましたが、「痛いとちゃんと相手に伝えなくては、わかってもらえないよ、自分で相手に伝えなさい。」と教えました。「痛い。」と言ったら、「ごめんね。」と謝ってくれる大人もいたよ、と健人から帰り際に報告がありました。



むやみにバラをさわっている人、孫が鉢にいたずらしてもに注意をしない人、順番を守らない人、大人のマナー違反が目立ちました。美しい花を見て癒されるはずなのにとっても残念な光景でした。

大人のマナーの悪さについて、最近マスコミで取り上げられていますが、今日はなんだか実感してしまいました。



仕事が終わったら車で迎えに来てくれる夫を「西武本川越PePe」で待つことになりました。エスカレーターに乗っていたときの出来事です。「おかあさん後ろの子危ないよ。」と健人が私に伝えて来ました。振り向くと、4歳くらいの男の子がエスカレーターの手すりに乗っていました。私はとっさに近づき、手すりから男の子をおろしました。

もし落ちたら大怪我どころではありません、命に関わることもあります。自分の子でないからと注意をしないわけにはいきません。「君、落ちたら死んじゃうかも知れないよ。本当に危ないよ。」 真剣に怒ってしまいました。その後、その子のお母さんが「目を離したらいなくなって。」と心配してやって来ました。



私は、先程見た状況を話し、「とても危険だったので叱ってしまいました。」とお話ししました。事なかれ主義で他人の子供を叱らない人たちが増えてきているような気がします。でも、私は自分の子供が危ないことをしたら叱ってやって欲しいし、他人の子供でも自然に叱ってしまいます。

子供を育てるのは、一次的には親ですが、社会も(他人も)副次的に参加すべきでしょうね。昔の地域社会では当然だったのですが、模範となるべき大人のマナーが悪くなってきているのでは、叱れないのかも知れません(私は遠慮なく叱りますが)。残念な風潮です。



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我が子健人も小学校3年生になり、歯磨きを自分からする習慣がついてきましたが、磨き残しがいつもあるので、夫か私のどちらかが「仕上げ磨き」を毎日してから寝せるようにしています。

小さな頃は、歯磨きを嫌がり、泣きながら抵抗を試みていましたが、妥協はせずに、乳歯が生え揃う頃までに習慣にさせました。最初はトゥース・ペーストを嫌がり、やや慣れると子供用ペーストの味に好みがでてきて(嫌がった味は夫がいやいや使っていました。小学校に入る頃には大人用になりました)、上の息子に比べて手がかかりました。

今日私が歯科に行った際に購入してきた、歯の手入れ用品に関心を示し、自分で歯の手入れを始めていました。

初回の歯垢チェックで書いた記事「歯を大切に!」(2007年11月18日)です。

ここ数年で口腔衛生技術は更に進歩したようです。強い好奇心で、今まで知らなかった専門用語を歯科衛生士さんから教えていただいてきました。(ここから2度めのケアでの記事です。)

歯のクリーニング「PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)」の手順

(1)歯磨きチェック剤の歯垢染色液や歯垢染色ジェルで、歯の汚れ(プラーク)を赤く染めて、磨き残しをチェックします。磨き残した歯垢の残っている部分が赤く染め出されます。自分だけでは完璧な歯磨きは難しいものでどうしても磨き残しが出てきます。染めることで自分の歯磨きの弱点を把握します。(私の場合、きょうは省略しました。)

(2)歯垢(プラーク)を取り除いてから、歯の表面と歯肉で隠れた歯の根元の汚れを磨き落とし、歯を磨き上げていきます。微粒子研磨ペーストを使用して、歯の表面と根元の部分を回転ブラシなどできれいに磨き上げるわけです。歯ブラシで落とすことができなかった部分や、歯石ではない汚れの塊はきれいに除去されます。

(3)歯と歯の間もデンタルフロス(弾力性のある細いナイロンの極めて細い繊維を撚り合わせたもの)などを使用して磨き上げます 。日頃取りにくい部分も取り除かれます。

(4)水や空気などを吹きつけて研磨剤をきれいに洗い流します。

(5)フッ素を歯の表面に塗り、コーティングをすることで虫歯を予防して歯を強くします。

「PMTC」の効果は、自分の歯磨きと比べると、70倍ほどの虫歯予防の効果があるそうで、歯茎の健康にも効果があるそうです。

汚れを取って磨くだけなら、自分の歯磨きと大きな違いはないようですが、歯磨きで落とすことができない汚れがあります。「バイオ・フィルム」という細菌の薄い膜があるそうです。これは、こびり付いた状態の細菌の塊で、歯磨きでは取れないそうです。「バイオ・フィルム」は、歯周病や虫歯の温床になってしまうため、「PMTC」で研磨剤や専用機器を使用して磨き落とすことが、歯周病や虫歯の予防には大変効果があるようです。

歯のエステをしていただいた気分で歯がツルツルになり大変すっきりしました。「予防医療」は、非常に大切です。結果として、医療費の圧縮になります。また、半年後に歯科医に伺うことになります。

このページが参考になりました。→「東京予防歯科研究会」のサイトです。

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私は学生時代、歯科助手のアルバイトをしていました。虫歯で通ってくる人たちを見て、歯の手入れの大事さを日々感じていました。ちょっとした手間をかけるだけで歯の健康を守れるのです。

そんなことから、我が子の歯磨きに目を光らせている私ですが、ここ数年ホームドクターの歯科医に伺ってはおりませんでした。しかし、近々3週間の旅行に出かけるので歯の点検に出かけてきました。

CMでも最近、歯周病の予防はよく耳にしますが、虫歯などがないとなかなか歯科医に行くきっかけがないのではないでしょうか?歯科医の先生のお話では、一般的には半年に1回の歯の健康診断が望ましく、50代以降には、3ヶ月に1度程度必要になる人もでてくるようです。

歯科助手のアルバイトをした時に、虫歯を治療せずにいたために、菌が骨に転移し、口腔外科に転院を薦められた患者さんがいました。また、ご近所で私と同じ年代のお父さんが虫歯が原因で脳髄膜炎になり亡くなりました。お子さんとキャッチボールなどする元気な姿をが見かけていました。このことはとても悲しい記憶として残っています。

虫歯は怖い病気なのだと再認識しました。それ以来、私自身は、歯科に虫歯がないと思えるときでも「歯の健康診断」に通うことに積極的になりました。

今日の診療では、治療方針の説明を受け、レントゲンを念のために撮ってもらい、私の歯の骨の状態の説明を歯科医から受けました。

その後、歯垢を先生にとっていただきました。数年経過しているわりには、プラークの付き方は、少ないそうで簡単に治療は終わりました。毎日歯磨きの後に丁寧に歯垢を取っているからでしょう。この習慣は上の息子にも受け継がれています。来週は、歯垢を突きにくくするために歯をきれいに研磨して完了です。また半年後位に歯の健康診断を受けることになります。

私自身は、子供の頃から乳歯・永久歯の虫歯と痛い治療でさんざん懲りています。私の母親はそれほど子供の歯の健康に気を配る人ではありませんでした。また、私の歯は、虫歯になりにくい質ではないようです。歯の健康に気を配るようになって、25年前に虫歯の治療をしてから子供を2人産んだ後もなんとか虫歯にならずに済んでいます。

こんなふうに手入れをしています。ご参考までに!

私の場合の歯の手入れ方法は、毎食後にすぐに歯を磨く。外出先でもです。その後にプラークを除去する器具を寝る前と食後出来る限り使用し、食物繊維が気になる時はデンタルフロスを併用、薬用デンタルリンスで口をすすぎ、仕上げの毛先の細かい歯ブラシで仕上げ磨きをする。高級な歯磨きや歯ブラシを使っているわけではありませんが、かなり時間をかけて、歯茎を傷つけないように手入れをしています。

夫は、うちの妻が何よりも熱心なのは、旅行と「歯の手入れ」と思っているかも。

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我が子健人が「行きたい! 絶対、行きたい!」と言うイベントが原宿の「cafe STUDIO」であり、私が連れて行くことになりました。(一人で行動できるように徐々に躾けてはきましたが、夫が言うように「一人で行かせなさい」は、昨今の子供にまつわる事件を考えると躊躇するところがあります。)



開催時間の11時には間に合ったものの入場制限があり、子供がもらって来たのは15時15分(!)の整理券。どこかで4時間という長い時間をつぶさなくては。気を長く持たなくてはならない待ち時間。私だけが先に帰ったのでは、夫の「一人で行かせなさい」に反対した手前、、、いつものことながら、やれやれ「子供の付き合いも楽じゃない!」

原宿にはハロウィーンの仮装をしている子供達がたくさんいました。なぜだろうと思いながら歩いていると、プロのカメラマンによる写真撮影が無料であるとのアナウンスが流れてきました。「原宿表参道 ハローハロウィーンパンプキンパレード2007」というイベントがあるようです。



子供に、「私の黒のアウターを着てハロウィーンに参加したら」と言うと「僕はいいです。」とつれない答えが。そんな会話をしていたら「ポール・スチュアート」でお菓子を配っている様子。



そこでお店の方に聞いて、「Trick or Treat」というパンフレットをもらいに行き、次々と「表参道」を散歩を兼ねてお菓子をもらって歩くことに。最初は、「僕には出来ない!」とシャイに言ってくれましたが、何店舗かもらうと場慣れしたのか、マックでは、お菓子と無料のポテトのチケットまでもらって、交換してくると引返して行きました。その動作がはやいのなんの、、、夫がいたら「君の教育が、、、」と言うだろうな。



今日はそんなわけで、全部で17店舗のうち10店舗のお店からお菓子をいただき、ご機嫌でした。

ミニストップに立ち寄り、十勝バニラとカフェラテを購入して、中国人のアルバイトの男性と片言の会話。「再会(ツァイチェン)」と言ったらとても喜んでくれました。

自然食ブッフェランチ(今では自然食はいろいろなお店で食べることが出来ますが、このお店は私の記憶では、15年以上前から自然食を取り入れていたような気がします。いわゆる自然食ブームの先駆けだと思います。)を食べに「クレヨンハウス」に立ち寄りましたが、長蛇の列で諦めることに。本人はすごく食べたそうでした。かわりに、東京メトロ銀座線表参道駅の「エチカ表参道」でパンを買い、「ビストロ・リヨン」でオムレツを食べさせたら、ご機嫌が回復。子供に振り回された一日でした。

ところで、4時間も待って入場したイベントは、15分ほどで出されてきました。何なの~

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我が家は、沖縄旅行中に交通事故を経験しました。対向車がカーブで中央線を大きくはみ出し、正面衝突したのです。運転は夫、私は助手席、上の息子は私の後ろの席、下の息子は夫の後ろの席でした。

車のエンジンルームが大破する大事故でしたが、当時3歳の子供は、ほとんど無傷に近い状態でした。これは、チャイルドシート(我が家では、装着が義務化される前から座らせていました。)に座っていたのが大きな要因でした。

対向車には赤ん坊も乗っていましたが、その子もチャイルドシートに寝かされており、けがはありませんでした。赤ん坊は助手席に寝かされており、その子に気をとられて脇見したことがこの事故の原因ではありました。前部座席に座っていた私たち夫婦は、シートベルトを装着しており、また、後部座席の上の息子も装着しておりました。シートベルトとエアバッグに命を救われたのです。

すでにジュニアシートの装着義務期間を子供は終わりましたが、レカロのジュニアシートは安全性が高いということで購入したので、まだ装着させる予定でいます。息子に車での座り方が悪いとうるさく注意をします。運転席の背に足を乗せているのです。「事故に遭ったときに命を守るためのシートでしょ。そんな座り方だと大怪我をするわよ。ちゃんと座りなさい。」と。8歳にもなると言い訳も達者になりますが、親は容赦はしません。最近ちょっと観念したのか、おとなしく行儀よく座るようになりました。

先程のヤフーのニュースで「車走行中ドア開き、6歳児転落」の記事を読んで、もう一度子供にシートベルトの着用の重要性を伝えようと思いました。

チャイルドシートの着用率は全国で50%未満にとどまるそうです。危険性に対する認識は、十分であるとは言えない状態ですが、着用率が伸びない理由は何だと思いますか?



ヤフーの「意識調査」の結果です。「着用が面倒」が最多という結果に愕然としました。想像力の欠如なのでしょう。自分が事故に遭い、幼子を死なせてしまう、ということを想像できないのでしょう。夫も私もそういう想像力が働き、すべてに優先させて、高額なお金をはたいて、その時点で非常に安全性が高いと評価されていたシートを購入しました。

チャイルドシートを車に装着していながら、それに子どもを座らせていない親をよく見かけます。ワンボックスカーの後部座席で子どもが跳びはねているのです。想像力が働いてしまい、ひやっとします。事故に遭わないことを祈ります。

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先程ヤフーのニュースで、夏休みの宿題を親が「宿題代行業者」に依頼しているという話題がありました。

「読書感想文」から「自由研究」まで、夏休みの宿題を片づける「宿題代行業者」が登場し、賛否を呼んでいる。依頼は主に親からで、「子供の宿題が期限に間に合わないから」という理由がほとんど。算数の文章問題は1問500円、読書感想文は2万円で引き受けるほか、夏休みの宿題の定番である工作(5万円)や自由研究(2万円)なども請け負っている。こうした状況に文部科学省は「家庭学習の習慣を身につけるのが宿題の本来のねらい。その趣旨からも、宿題を丸投げするのはおかしい」。大阪府教育委員会も「宿題をお金で解決するという保護者の考えが気になる。子供の成長を一番に考えればゆゆしき事態だ」と異議を唱える。

小学3年生の我が子はあと1つ仕上げれば完了なのですが、それがなかなか終わらず、自称温厚の夫(私は結構厳しいと思いますが)にしかられ涙をぽろぽろこぼしていました。この涙は、おやつをサービスしたらすぐおさまりました。単純な子。

昔の私達の頃から考えると、宿題で「もの調べ」をするにもネットを活用して楽になりました。私たちの頃の「絵日記」を毎日書いて、夏休み最後の週は宿題を終わらせるのに寝る暇もないほどの宿題の多い時代から比べたらなんて幸せな時代が来たのでしょう。

それに比べ決して多くない宿題すらもやらない事がニュースで取り上げられるなんて、この先日本はどうなるのでしょう。

親としては、「宿題代行業者」には代行できないような、将来その子にとって本当に役立つ内容の宿題を出して欲しいものですね。そうですね、、、料理教室に通わせるとか、工作教室に通わせるとか、高齢者福祉施設でボランティアさせるとか、親の勤めている会社で一日体験させるとか、、、実社会を体験させるような宿題がいいですね。

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昨日、高校時代の親友にメールを送ったところ、うれしいメールが返信されて来ました。

数年前に夫を亡くし、親戚付き合いで疲れきっていた彼女でしたが、お嬢さんの結婚が決まり、しかも1人娘の彼女のために、婿養子に来てくれるという話。彼女の悩みが解決して、今まで体調を崩していたのが改善に向かったという内容でした。

小学生の息子がいる我が家では、子供の結婚は遠い話ですが、幼い頃、親子で私の家によく遊びに来て、上の息子にお土産だとミニカーを持ってきてくれた友人のお嬢さんを思い出し、幸せになって欲しいという気持ちで一杯でした。

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