POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 





 タイ文字を読むために大変に苦労をしていますが、私たちの言語、日本語の文字は、ひらがな、カタカナ、漢字と3種類あります。ひらがな、カタカナは表音文字ですが、漢字は表意文字です。日本語を読みこなすには、これをすべて(漢字はある程度)覚えなくてはなりません。それと比べれば、タイ語は表音文字のみであり、子音文字42文字、母音記号20数種(いくつかの記号を組み合わせて表されるから、記号の数自体はもっと少ない)、それに声調符号などを10数種、覚えられないはずはないですね。





 これを見ると、幼稚園児の帽子のような形をした「母音記号」は、狭母音(せまぼいん、口をあまり開けないで音を作る母音)に使われます。飾りのない帽子は、/i/の音で、丸いぼんぼりのついた帽子は、日本語の「ウ」の音(唇を丸めないで作る音、非円唇音)です。英語の/u/の音(唇を丸め作る音、円唇音)は、子音字の下にqのような記号が付きます。“ปิ”は、/pi/で、“ปึ”は、pue(プ)、“ปุ”は、/pu/になります。

 半狭母音(はんせまぼいん)と半広母音(はんひろぼいん)には、無記号の/po/、“”を除いて、子音字の上に後ろ向きのリスが乗っています(中舌音も除く)。それに6(のような記号)が付くか、66が付くか、とぐろを巻いた蛇(のような記号)が付くかです。“เป็”は、/pe/で、“แป็”は、pae(/a/と/e/の中間の母音)で、“ป็อ”は、po'になります。

 広母音(ひろぼいん)は、ラッコ(のような形)の記号が子音字の上に付きます。“ปั”は、/pa/になります。

 日本語の音と対応させると、
 「パ」=“ปั
 「ピ」=“ปิ
 「プ」=“ปึ” (“ปุ”、唇を丸めた「プ」)
 「ぺ」=“เป็” (“แป็”、口を広く開けた「ぺ」)
 「ポ」=“” (“ป็อ”、口を広く開けた「ポ」)
ですね。

 ここで長母音を見てみると、半狭母音と半広母音の一部では、短母音に乗っていた後ろ向きのリスが乗っていないだけの違いに気付きます。



 そこで、この「リス」に「ペート」という名を付けることにしました。キャラクター設定は、英人(エイト)君の飼っているペットで、ちょっと気の短い性格だということにしましょう。



 この「ペート君」、長母音を短母音にする働きをします。いくつか働きがあるのですが、その一つが「長母音の短母音化」です。長母音を表す母音記号にこのペート君が加わると、短母音になってしまいます。



 こんな話を作ってまで、タイ文字を読もうとしている「記憶力の衰えた」おじさんを笑ってやってください。では、この話、次回に続きます。

        (この項 健人のパパ) 

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
Unknown (みちお)
2018-12-11 23:09:04
はじめまして。

タイ語を学び始めたものです。

リスの形をした記号がなんなのか
探していたらここにたどり着きました!

勉強させていただきます!
 
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