リヨンでの妻の関心の1つはもちろん世界遺産なのですが、私の関心の1つはこのインターポールの本部です。本部は、200, Quai Charles de Gaulle, Lyon, France にあり、東の「テット・ドール公園(Le Parc de la Tete d'Or)」と西のほぼ南北に流れるローヌ川(Le Rhône)に挟まれています。
テット・ドール公園(Le Parc de la Tete d'Or)は、リヨン市北部にあって、中央に池が配されている117ヘクタールの広い敷地を持つ公園です。日比谷公園が16ヘクタールほどですから、その7倍以上の広さがある公園が街中にあることになります。公園内には植物園と動物園があり、ともに無料です。名古屋市の東山動植物園の敷地面積が60ヘクタールほどですから、その2倍程度の敷地面積を誇っています。
政府や企業などに関わる機密情報を公開する内部告発サイト「Wikileaks(ウィキリークス)」を創始した「ジュリアン・アサンジュ(Julian Paul Assange、ジュリアン・アサンジ)」氏は、ストックホルムの刑事裁判所から性的暴行などの容疑で逮捕状が出されます。スウェーデン警察はインターポールに国際手配を要請します。
「国際手配(INTERPOL Notices)」には7種類あり、国際逮捕手配書(Red Notice、レッド・ノーティス、To seek the arrest or provisional arrest of wanted persons with a view to extradition.)、国際情報照会手配書(Blue Notice、To collect additional information about a person's identity or activities in relation to a crime.)、国際防犯手配書(Green Notice)、国際行方不明者手配書(Yellow Notice)、国際身元不明死体手配書(Black Notice)、武器等警告手配書(Orange Notice)、ICPO国際連合特別手配書(INTERPOL-United Nations Special Notice)です。アサンジ氏は国際手配書のほとんど(70%ほど)を占める「レッド・ノーティス」(年間5,000件ほど)で手配され、2010年12月7日にロンドン警視庁に出頭し、逮捕されます。
アメリカは連邦制をとっており、警察組織も州単位です。州警察、州保安官など逮捕権を持つ警官(police、sheriff、marshal、constable)は、管轄外では逮捕権を行使できません。そこで、テロなど国家の安全保障にかかわる公安事件などの捜査を担当するFBI(Federal Bureau of Investigation、アメリカ連邦捜査局)が、複数の州に渡る広域事件の捜査も担当しています。このことの影響でしょうか、「ルパン三世」の銭形警部は、インターポールの「国際捜査官」という肩書きを持って、ルパンを逮捕しようとします。
インターポールの本部の面している「シャルル・ド・ゴール通り(Quai Charles de Gaulle)」には、「ヒルトン・リヨン(Hilton Lyon)」も面しています。今回、宿泊先に選んだ「ヒルトン・リヨン(Hilton Lyon)」は、70 Quai charles De Gaulle, Lyon, France にあり、インターポールの本部と同じように「6区」という行政区にあります。ヒルトン・リヨンからインターポール本部へは徒歩圏です。6区は高級住宅地域といってよく、日本人の駐在員家族が多く住む地域だそうです。
実際に行ってみないと確実なことは言えないのですが、インターポールの本部は一般に開放されている場所があるようで、吹き抜けになっている建物の床には、インターポールのシンボルマークが描かれ、観葉植物が多く置かれ、まるでショッピング・センターの様相なのだそうです(Le visiteur croirait presque s'être trompé d'adresse, tant l'endroit ressemble à ces centres commerciaux chics et zen.)。土産物屋(une boutique de souvenirs)には、マグカップ、時計、キーホルダー、Tシャツ、布バック、ネクタイ、ネクタイピン、スカーフ、などが売られているようです。ちょっと楽しみですね。本当に一般人が入れるのでしょうか、どなたかご存知ありません?
国鉄列車に乗り放題の「ユーレイルパス(Eurail Pass)」にはいくつか種類があり、数十か国(Explore 21 countries in Europe with 1 Eurail Pass! ユーレイルパスのサイトから)に渡って使用できるのは、「ユーレイルグローバルパス(Eurail Global Pass)」です。3~5か国(Travel in 3-5 European countries of your choice! )で利用するなら、「ユーレイルセレクトパス(Eurail Select Pass)」があります。
ところが、これが結構いい値段なのです。ユーレイルグローバルパスには、「グローバルパス・コンセクティブ(Global Pass continuous、グローバルパス・コンティニュアス)」と「グローバルパス・フレキシ(Global Pass flexi)」の2種類あって、パスの使用開始から2か月以内のうちの10日(連続しなくてもよい)使えるタイプ(Global Pass flexi: choose 10 or 15 (non-consecutive) days to travel on within 2 months.)で、アメリカドルで709ドルもします(1ドル84円換算で60,000円ほど)。“Eurail Select Pass 4 Countries”(10 days within 2 months)でも、619ドル(1ドル84円換算で52,000円ほど)です。3人だと、52,000円×2.5で、130,000円にもなります。
LCCは出発日や出発時間によって料金が大きく違うので、費用が比較して少なくて済み、日程的に無理のないコースを一筆書きで描くようにブリュッセルの「ブリュッセル国際空港(Brussels Airport)」からローマの「フィウミチーノ空港(Aeroporto di Fiumicino)」まで繋がなければなりません。ヨーロッパ各地から一度ロンドンに飛んでから、ヨーロッパ各地に飛ぶという方法も考えましたが、やはり時間の無駄です。ドイツのベルリン、スイスのジュネーブ、オーストリアのザルツブルクなどが浮かんでは消えていきました。
抗体に結合された抗原(例えば、インフルエンザウイルス)は、マクロファージに見える(認識される)ようになり、パクッと食べられてしまいます。この結果、ウイルスの増殖は抑えられることになります。しかし、抗体(「免疫グロブリン、immunoglobulin、Ig」)はあらかじめ人体に存在するものではありません。リンパ組織に存在するB細胞(“B”は骨髄(bone marrow)のB? ファブリキウス嚢(brusa of Fabricius)のB?)が、ヘルパーT細胞(“T”は胸腺(Thymus)のT)によって活性化されて抗体を産生するのです(一次応答)。