今回、何枚かとったMAチケットのうち、今日が一番の良席でした
前回はかなり後方端席だったので、よく見えなかったりわからなかったりした部分がありましたが、今日はきっちり見て来ました。
やはり前方センターはおいしい!後方からだとガラーーンとしてみえた舞台が、今日はすごい迫力で迫ってきました。貧しい街の様子から、華やかなパレ・ロワイヤルへの転換の鮮やかなこと2幕の長ーい棒にさした生首が目に入らないのも嬉しかったです。グロいのはだめなので。
また、マルグリットが、オルレアン公のたくらみで女たちを煽動して宮殿に行く場面。前に見た時にはまわりの男たちが女たちのほっぽりだした洗濯物を必死で拾っているのを、単に持って行って売り飛ばすのかと思っていましたが、なんの、目隠しのように下手に布が張られた後ろで俵くんをはじめ、池田さん、砂川さんまでがその女物の服に着替えて、胸にも衣類を詰めたりして行進に加わっているではありませんか!女装してたのはオルレアン公だけじゃなかったと、やっと気がつきました。
そして、「ダン・ダダダダーン」と、ベッドから悲しげに歌う息子、ルイ・ジョゼフ。今日は川綱治加来くんでした。目のしたのクマも痛々しく、一曲歌ってすぐ亡くなってしまう役ながら、アマデのときよりほんのちょっと大きくなって可愛かったです娘、マリー・テレーズはともよちゃん。ホント綺麗になって、愛子ちゃんの時同様、親の気持ちで見守ってしまいました。初めて見たルイ・シャルルの水谷君は、ハーフ?と思えるようなお顔立ち。中一には見えなかったなー・・次回、外人皇太子キャラのこの子はきっとルドルフをやることでしょう。(キッパリ)
山口祐一郎さんはもう大サービスで、客席降りの場面では、G列あたりの通路脇の方のオペラグラス借りちゃうは、最前列の方と握手しちゃうは、おちゃめっぷりを発揮してました。大好き!
しかしやっぱり今日も私の目を引き付けて離してくれなかったのはフェルセン、井上君でした。彼が歌う時だけ、帝劇の舞台に、私以外には見えないだろう青いキラキラ星がいくつもきらめくんです。う・・美しか~玲奈ちゃん、綺麗になったなーこのメイク似合う。ミーマイのときよりずっとシャープで良かったです。井上君との相性もいいし(声の)次はコンスタンツェ希望。アントワネット涼風さん。2幕、状況がどんどん悪くなって行くあたりから、もう、アントワネットが乗り移ったかと思うような凄い演技で、圧倒されました。chat noirさんもおっしゃってましたが、涼風さん、何かの賞をとるだろうと、私も思いました。
どの曲も、本当にキラキラとした気品のある旋律で心に残りました。次に行くのは千秋楽。2階から、噂の照明をしっかり堪能してこようと思います。ところで、アントワネットの裁判の時、オルレアン公の声が後方から聞こえてきますが、2階の客席あたりにいるんですか?振り返るわけにもいかず・・・どなたか確認したかなー
パンフレットも舞台写真入りが出たので買いました。オルレアン公もロベス・ピエールもアントワネットが処刑された数年後には処刑されているんですね。そして、息子ルイ・シャルルもほどなく亡くなったんだ・・・なんだかせつなくなりました。諸行無常という」わけか。
スタ・オベもなく、静かな終わり方でしたが、後ろにいらした初見とみられるおばさまたちも、「素敵だったわーよかったー」と、概ね好評。1階A席下手には詰襟の男子中学生の団体がいました。わかったかなー。。。詰襟くんたちは、ジキルとハイドのポスター見ながら、「これみたかったな。二重人格の話だろ。」とか話してました。おせっかいな私は、「違うのよ、ただそれだけじゃないの。悲しくて危険な愛のお話でもあるの。君たちにはまだわかんないかも。。」と言いそうになる心をぐっと抑えるのが非常に大変でした。
帰り道、東京国際フォーラムのいつものお店でミルヒ・ショコラーデを食べようと行ってみたら、何かのキャンペーンで、保温カップ入りのコーヒーが無料でしたラッキー
私は2階席からだったので、山口さんが前のほうのお客さんと握手しているのは見えたんですけど、他にもいろんなことしていたんですね~。 いじってもらえたお客さんがうらやましいです
私の次の「M.A」は24日のマチネです。プログラムをじっくり読み込んで、新たな発見なんかに気づいたらいいな~
私は2階最前列でしたので、皆様の言う証明効果は良く観れたと思いますが、やっぱり前方の良席で役者さんに近い距離で観る迫力はすごいですよね・・裏の方や奥の方まで見えたりして、遠くじゃ気がつかない事も見えたりして得した気分ですよね。
オルレアン子以外の女装早替えのエピソードは驚きました!全然気がつきませんでした!
でも、やっぱりひときわ輝く井上フェルセンは言うまでもなくスウェーデン紳士そのもので2階からもキラキラ輝いて見えました!金の刺繍の入った淡いパープルのジャケットに白いレースが本当にお似合いで・・・
でも、最後の全身で悲しみや苦しみを表す井上フェルセンの演技は今まで観た事の無いお姿と聞いた事の無いお声で驚くと共に胸に迫るものがあって、引き込まれてしまったのを思い出してしまいました。
あまりに印象が強くて、ついつい帰りには井上芳雄DVDを買って帰ってきてしまいました。あのシーンがベガーズの内野サンの刑を執行される直前の演技と重なってしまって、本当に目に焼き付いています。後半の軍服でしょうか?グレ-のお衣装。あれもとても似合ってて、ちょっとFan度があがってしまいました。
pippi様の千秋楽レポ楽しみに待っています。
ほんと、読みでのあるプログラムで、勉強になりますね。年譜にはフェルセンの虐殺までのってました。私も楽までに読み込んで行こうと思います。
八女さん。
井上君、素敵ですよねー乱れた髪も、「神よおおおおおぉぉぉ!」も、「うげえぇぇぇぇ・・!」という叫びさえも美しい