Τηλεφωνο (ティレフォノ)
滞在して間もなく友人が出来て電話番号を交換。初めて電話をかけたときの第一声は「ネー」だった。発音は短く、語尾がぐっと上がる面白い響き。電話を受ける応答の言葉(もしもし)を会話帳で見ると「Παρακαλω(パラカロー)」となっている。友人の使った「ネー・Ναι」は「Yes」を表す言葉なので「はい」と言って電話をとる感覚だろう。その後、いろいろな友人に電話をかけたがほとんどの人が同じ応答だった。
この「ネー」という言葉は会話の中で「そうそう!」という雰囲気を表現する時にもよく使う。平坦なイントネーションで「ネーネーネー!」と連発する(多い時は5回くらい)のがユニーク。日本語で「ねぇ、ねぇ」と呼びかけたり、「~だよねー」と語尾につけて頻繁に使う言葉だけに耳に残る。同じような例として、公園で小さな子供が「ババァ」と叫んでいると程なく父親がやってきた・・・「パパ」が「ババァ」であることを知った時は大受け。(父親は「ババス」で、その呼びかけの形)まさに、暮らしながら言葉を学んでいく楽しさである。
さて、ギリシャで電話(携帯も含めて)をかける時の注意事項は時間。シエスタの時間は親しい仲でも避けなくてはならない。昼食の後に昼寝をする習慣は私の住んでいたアテネ郊外エリアでは、しっかりと残っていた。3時過ぎにマンションのエレベーターに乗った時、ネグリジェ姿の住人に遭遇した時は度肝を抜かれたが、確かにこの時間帯は近隣の商店も閉まって深夜並の静けさ。友人に話すとそれはごく普通のことだと笑う。
シエスタは一日を元気に過ごすための重要なリラックスタイムで、眠くなくてもパジャマに着替えてベットでコーヒーを飲みながら新聞を読んだりするそうだ。再び起き出すのは6時過ぎ、この頃に電話をしたら「今、起きたよ」である。夏ならば、コーヒーで一服した後は家族揃ってのボルタ(散歩)、9時頃にようやく夕食となるので勿論、電話もまだまだOKだ。忙しく時間に追われる日本人には夢のような暮らしである。(さ)
いつもありがとう Ευχαριστω!他の国の電話の記事?ネーネー!ありますとも。エジプト、イランもお楽しみください。そしてお帰りにはクリックをお忘れなくお願いします!人気blogランキングへ
冷房があまりない南ヨーロッパ。
夏の暑い時間は、暑さで自然に眠くなっていきます。
シエスタとは、本当によく言ったものですが暑さを家に入れないために外の戸を閉め切って窓は、開けておく。
家の中は、暗く眠さがあっという間にやってきます。
そして7時ぐらいになると元気になってシャワーを浴び、外に出かける人、家のベランダで夕食をとる家族ってなるんですね。
9時過ぎまで明るいからよけいにそうできるのかもしれません。
会議なんてあると、絶好のシエスタコンディションですね!
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南欧のシエスタとは意味が違いますね。
それにしても、あの暑いところでは、シエスタは合理的な習慣だと思います。暑いときにアクセク働いても効率が悪いですしね。
亜熱帯になりつつある東京も生活習慣を変えないとダメなような気がします。
シエスタは本当に理にかなった習慣ですよね。私の住んでいた部屋も冷房はありませんでしたが、シエスタの時間に雨戸を閉めて陽射しを遮り、窓をあけておくと大理石の床がヒンヤリとしてきて心地よく、またクーラー熱などもないので夜は適度に気温がさがりますし、冷房いらずでした。理想的な暮らしですよね。
そうそう、テラスでの食事も大好きでした。どれもこれも日本ではかなわない夢です。
アテネから帰って来たときに日本のあまりの暑さに驚きました。まさに亜熱帯ですね。湿気やクーラー熱で一日中気温が下がらない為、余計にそう感じたのかもしれません。
ギリシャならシエスタというところですが、どこでもクーラーがガンガン効いているし、休んでいる場合じゃない雰囲気ですよね。こっそり会議でシエスタというのが一番です。
出張しているときに電話がかかって来ると私も『ウェイ?』と。
挨拶程度は現地の言葉を使うと向こうも親近感が湧くようですね。
シエスタのことを初めて知ったのはスペインを旅したときでしたが、イタリアでもやっていたかな…。
なんか、土産物屋まで一旦店を閉じちゃうんですよね。
日本でも風鈴の音なんか聞きながらシエスタしたいものであります。
子供の頃はそうだったんですけどね。
ギリシャに住む日本の友人に電話をかけると『パラカロ』と答えてくれますが、その響きも優しくて心地がいいですね。
ところで、クロアチアはなんと答えるのだろう?と思って調べてみたら(クロアチア人の家に電話をかけたことがありません!)、なんと、『HALO』でした。
ちょっとがっかり。
最近は漸く間違えないようになりましたが、クロアチアでは『NE』がNOなのですが、『ネー、ネー、ネー!』と言っているのをよく耳にします。
彼らは否定するのが好きなのかしら(笑)
午睡をすると
「一日が二日分 楽しめていいね」と
数年前 ギリシャに初め来たの姉は
とても感心していました
特に夏は夕方起きてシャワーをして
昼間とは違う服に着替えて
女性はメイクと香水もしっかりつけて
でかけるのは
なんだか うきうきします
カップルや子ども連れはもちろん
長年連れ添ったであろう
老夫婦が 手をつないで
ゆっくりボルタしているのは
とても
微笑ましいです
おまけに
ボルタの習慣は
地元への経済効果も高いそうですよ
8月戻りましたら また報告しますね
シエスタはイタリアにもあります。そうそう、商店も店を閉じてしまうので土産物屋もシエスタすると観光客は戸惑いますよね。
風鈴、扇風機、打ち水・・昔はこれらで十分に涼をとることができ、畳に寝転がって快適でした。これぞ日本のシエスタという感じ・・・あの頃はもっとのんびりしていたのですね。
そして会話で「ネーネー」とよく耳にされるとのこと、何だか不思議ですね(笑)。
クロアチアの電話の応対を調べていただき、ありがとうございます。この「HALO」は英語の感覚で「ハロー」と読み、「こんにちは」という意味なのでしょうか?クロアチア語が想像もつかないだけに、意外な気がしました。
そういえばギリシャ在住の日本の友人は「パラカロー」と電話に出ていたような気がします。そうですね。こちらは優しい響きです。ギリシャに電話したくなってきました!
お忙しいところ、コメントをいただきありがとうございます。
シエスタで一日を2回楽しむとお姉さまがおっしゃっていた気持ち、よくわかります。私も同じように感じていました。こういうところでもギリシャ人は人生を楽しんでいると思うのです。
シエスタの後、ボルタでにぎわっている街、テラスでの夕涼み、そして夕食を整える食器の音やおしゃべり、笑い声・・・家族や友人がいつもそばにいて本当に素敵な時間でした。
幸せなギリシャ時間を満喫され、リフレッシュして戻っていらしてくださいね。募金先が滞りなく決まることをお祈りしております。
帰国されましたら是非、いろいろとお話しを伺わせてくださいね。楽しみにしています。
Καλο ταξιδι !