ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

「天保十二年のシェイクスピア」劇評

2011年04月02日 | ピッコロ劇団
2月24日~27日まで兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで上演した、ピッコロ劇団の「天保十二年のシェイクスピア」(作=井上ひさし 演出=松本祐子)について下記のとおり劇評が出ましたので、一部抜粋してご紹介します。
なお、ピッコロシアター1階エントランスホールでも掲示しています。
 
「団員、客演、公募 3者で相乗効果」(2011年3月5日付け 毎日新聞 夕刊/宮辻政夫氏)
―――(中略)シェークスピア作品の解説などはカットし、渡世人の世界の争いに絞って展開しているので分かりやすく、3時間飽きさせない。濃厚なエネルギーに満ちた原作のおもしろさが生きていた。―――
 
「パワーみなぎる“人間戯画”」(2011年3月29日付け 読売新聞 夕刊/坂成美保氏)
―――(中略)松本は“人間戯画”とも呼べる戯曲本来の群像劇としての骨格を浮き彫りにしていった。   
    (中略)蜷川版が役者の個性を際立たせる“名優競演”の舞台だとすれば、松本版には劇団というパワーがみなぎっていた。――
 
 
「劇団の大きな成果」(2011年3月10日付け 劇場通い/神澤和明氏)
―――(中略)演技者たちが、この複雑な大作に、よく食いついている。
    (中略)生演奏には、歯切れ良い琴の音が加わって、単なる和風ではない、音楽の楽しみがある。
    振付も華やかだ。「危ない」場面にもひるまず、役者たち全員がよく演じきった。
    劇団の大きな成果として残る舞台だろう。―――
 
以上、抜粋。
 
 
広報☆古川