ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

中学生・高校生がピッコロ劇団公演のポスター作成

2013年10月05日 | 劇場の話題

9月下旬、京田辺シュタイナー学校から1名と尼崎市立大成中学校から3名の生徒を職場体験に受け入れました。

期間中は、舞台機構の見学や、公演チラシの仕分作業、舞台芸術関係の新聞記事をスクラップするなど、劇場の仕事に触れていただきました。

また、皆さんにピッコロ劇団公演「間違いの喜劇~現夢也双子戯劇」のポスターも作成してもらいました。

『一番印象に残ったこと』というテーマで書いてくれた感想とポスターをご紹介します。
このポスターは、公演期間中、会場にてご披露しますのでどうぞお楽しみに。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


僕は、4日間でやったすべてが楽しかったですが、とくに印象に残ったことの2つ書きます。

まず楽しかったことは、バックヤードを案内してもらったこと、そしてその後行った衣裳部屋での衣装試着です。

バックヤードとは、舞台の真下や真上の場所などのことです。
通常この場所には関係者以外立ち入り禁止です。
なぜなら、そこはとてもデリケートな機械や物品が置いてあるからです。
そして、とっても危険な場所だからです。

例えば、天井からとても重いものを吊っていたり、照明器具が置いてあるからです。
しかしそこには普段目にできないからこそ楽しい仕掛けや仕組みがありました。
「へ~」とついつい声が漏れてしまうようなものがいっぱい隠れています。

たとえば、真下にはセリという舞台装置がついていたりします。
衣装部屋ではいろいろな過去の衣装もありました。
そして、一緒に実習をやっていた人といろいろな衣装を着てみました。
ルパンの服から軍服、消防服、ウェディングドレスなどです。

そして、印象に残ったことは運営に関することです。

設備一つ一つにこういう理由でこれにしたんだというこだわりがあり、ただただ感嘆するばかりでした。

ロープ一つ椅子のクッション一つにしても、利用者に最高の提供ができように配慮されていることです。
将来こういう仕事に就くかはまだわかりませんが、もし就くことになったらピッコロシアターの人たちのやり方をお手本にやっていきたいと思いました。

(京田辺シュタイナー学校 鼓谷)

ぼくは、この一週間のトライやる期間中、いろいろなことをしたりしました。
一番、思い出に残っていることは、舞台裏などを見学したことです。

理由は、ピッコロシアターの職員しか入れないし、滅多にテレビなどでも見れないからです。

しかし、今回舞台裏を見て、自分が思っていたよりも広かったし、照明などもいろんなボタンなどで出していることが分かりました。

あと、劇場には多数の空調機があることが分かりました。その空調機で劇場内の湿度を調節していることが分かりました。

(大成中学校2年 河村)


私が楽しかったことは、日本照明家協会さんの勉強会見学、「間違いの喜劇」稽古見学、衣裳体験です。
理由は、とても良い勉強をさせていただき、「へぇー、舞台という一つの見せ物は、ここまでしてできあがっているのだなあ」と感じたからです。

私は、どれも為になるお仕事・経験・体験をさせて頂いたと思っています。
少ししんどいと思うこともありました。でも、これも経験です。

私は、プロフィールに「マイナス発言は、一切言いません」と書きました。
実際にその通りにしようとしたのですが、もしマイナス発言を言ってしまっていたら、ごめんなさい。

お世話になった、古川さん、安積さん、井上さん、高橋さん、貴田さん、冨永さん、土倉さん、本当にありがとうございました。

(大成中学校2年 沼里)

「つかれた」「しんどい」、こう思うことは楽しい、楽しかったと感じているからじゃないのでしょうか?
なんてことを私は思いますが、これはまさに自分のことですかね…(笑)

こう感じたのはもうほとんど全部です…。終わった後はしんどかったって思うことは多かったです。

だけど作業中はどんな仕事でも初めてなのでわくわくして、とても楽しかったです。
五日間という短い期間でたくさんのことを体験させていただき、ピッコロシアターのみなさん、ありがとうございました。

何もわからない自分達に優しく教えてくださったり、明るく話しかけてくれました。
この五日間で学んだたくさんのことを、大人になって生かしていきたいです。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。五日間お世話になりました。

(大成中学校2年 松本)


最新の画像もっと見る