ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

「はじめよう!! 鑑賞サポート」を開催しました。

2018年12月19日 | 劇場の話題

ピッコロシアターでは、2015年から視覚に障害のある方への鑑賞サポートとして、音声ガイド付き公演を行っています。

今年は、8月にピッコロ劇団ファミリー劇場で4回目の音声ガイド付き公演を行いました。

 

また、去る11月30日には、兵庫県内の中学生対象の「ピッコロわくわくステージ」に神戸市立盲学校の生徒さん12名が来館。

音声ガイドを利用しながらピッコロ劇団の「さらばドラキュラ」を鑑賞してくださいました。

 

 

それに併せて、「はじめよう!!鑑賞サポート」という音声ガイド付き公演の体験&公演実施のミニレクチャー・事例報告会を開催。県内外のホール関係者など40名ほどの方がご参加くださいました。

  

ミニレクチャー・事例報告会では、日本ライトハウス情報文化センターの林田茂さんを講師にお迎えし、『視覚障害×音声ガイドの可能性』についてお話いただきました。

 

また、当館からは広報交流専門員の古川知可子が、これまでの音声ガイド公演の制作プロセスを、ガイド台本作成と状況放送を担当したピッコロ劇団員の風太郎とともにお話させていただきました。

 

 

参加者された方からは、「鑑賞サポートに取り組んでいきたい」などのお声もたくさん聴くことができました。

また、当日の模様がNHK神戸放送局の「ニュースKOBE発」でも紹介されました。

現在、番組ホームページからご覧いただけます。https://movie-a.nhk.or.jp/movie/?v=gdbnn787&type=video&dir=nEB&sns=false

こうした機会が、鑑賞サポートの輪がさらに広がるきっかけになればと思います。

業務部 村田