ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

卒業公演を観劇して ~園田女子大学短期大学 インターンシップ生~

2010年03月24日 | 劇場の話題

インターンシップで研修していた園田女子大短期大学の学生さんから、「平成21年度 ピッコロ演劇学校・舞台技術学校 合同卒業公演」(3月6日~7日 ピッコロシアター大ホールにて上演)を観た感想が届きました。

新鮮な視点で観てくれていたようです。ご紹介します。

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3月7日に「ピッコロ演劇学校、舞台技術学校」の卒業公演を観劇させて頂きました。

数日前に場当たりを見学させてもらった時は、劇を通してではなく一部分しか見ることが出来ませんでした。

しかし、一部分を見ただけでも面白そうで本番に全部通して見るのをとても楽しみにしておりました。

本番は客席が約400席のピッコロシアターの大ホールで観劇させて頂きました。

ピッコロシアターの客席は段差が通常の劇場より高いため、前に座っているお客様の頭が舞台と被らなくて、どの席からも舞台がとても見やすくて、どの席もS席だと感じるほどでした。

内容は本科と研究科どちらも面白くて、周りのお客さんと同じ場面で吹いたり息を飲んで見たりして、インターンシップ中だということを忘れてしまうほど、一観客として楽しませてもらいました。

観劇後、1年間、もしくは2年間でこのような舞台を作り上げることができるのはやはり、日本を代表する劇作家・演出家・俳優、現役で活躍する舞台スタッフを講師にむかえじっくり学べる「演劇学校・舞台技術学校」ならではだと思いました。

上山根


先日、ピッコロ演劇学校(本科・研究科)・舞台技術学校の卒業公演を観劇させて頂きました。

場当たりなどを見せて頂いており、同じ場面を何度もやり直したり、照明の僅かな角度を直したり、細かい演出のこだわりなどで、こまめに調整されていて、稽古を見ている段階で、本番が楽しみで仕方がありませんでした。

本番では、笑いもあり、感動することもあり、一時も目が離せないようなストーリーの内容でした。

時には客席から笑いが起こるような場面もあり、とても楽しませて頂きました!

場当たりの見学で見た場面を本番で見ると、「こんな風になるんだな」「あそこの指示はこういうことだったんだな」と、普段観客として観る視点とはまた違った視点で観ることができました。


役者の方々も技術の方々も、学校や会社と両立しながらの学習、稽古でこんなに素敵な舞台が作れるなんて、凄いと思いました。

1年や2年の学習の中でも、講師のプロの劇作家や演出家、俳優、舞台スタッフの方であるからこそ、こんなに凄い舞台が作れるんだな、と思いました。

また次の卒業公演も是非観劇してみたいと思います!

鹿島