ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

無料映画の見方

2012年09月08日 | 映画

 

久しぶりにGYAOの無料映画を覗く。ここのそれぞれの映画には、視聴者の☆評価が平均点で表示されるようになっているのだが、これは、食べログなどの点数表示と同じ方式だろう。だから、食べログと同じような傾向があることを念頭におかないといけない。この手の投稿をしたがる人間にはあるタイプがあるとか、そのまま信用するにはあまりに知識(映画的な)がないとか、要するに鵜呑みにはできないということである。しかも、良質な映画ほど平均すると低くなるという傾向があることは押さえておかなくてはいけない(GYAOにはその手の映画はあまり多くなく、基本娯楽作品であるが)。

それらを踏まえた上でこの評価だが、実はある点においては信用できるのだ。五つ星が最高なのだが、その平均が三つ星以上である場合その映画は見られるということが言えるのだ。但し、この見られるという意味は、面白い或いは良い映画という意味ではない。最低限の基準で、ちゃんと映画の態をなしているかという意味である。これはそのままそれだけひどい映画が多くあるということでもあるが、確かにひどいB級どころかC級作品がごろごろしてるのがGYAOである。そんな作品があっても無料なので文句は言えないのだが、事実は事実なので、見るほうとしてはそんなどいものに当たるのは避けたいところである。

で今回見たものは、日本映画のすべては海になるという2009年の全く知らない作品だった。それぞれ問題を抱えた人間が、新たな人間関係を模索するという内容の映画で、これといった冴えた演出があるわけでもなく決して進んでみようと思う映画ではないが、テレビドラマよりはきちんと作ってあるので、これはあまりにひどい、と思うこともなかった。平均点四つ星というかなり良い評価だったが、これに関しては、例えばアントキノイノチを良い映画だと思う人が多いというのと同じようなことだと思う。

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