ゲロゲロ少年Yに借りたDVD、「サイタマノラッパー」を見る。制作費１００万（本当かどうかは知らない）とYが言っていたので、一体どんな自主映画か、つまり映画学校の卒業制作のような映画ではないだろうな、という一抹の不安を抱いての鑑賞だった。結果は、不安は一掃、実にちゃんとした映画であった。
内容は、成功を夢見る埼玉のラッパー達（見るからにしょぼそうな）の青春物語ということになるが、物語の中心であるラッパーが憎めないキャラで、知らず知らずの内に応援したくなる。本場のラッパーを真似ている姿は滑稽なのだが、それぞれの人物描写は地に足が付いてるというか、しっかり描かれている。映画で物語るときは、如何に省略するかが重要なポイントなのだが、その変のところも上手く抑制が効いていて、とても低予算映画とは思えない（というより低予算故かもしれない）。最初の、ラップしながら郊外を車で流す場面は、映画そのものであったし、低予算であろうが映画というのは成立するという証左のような作品であった。少なくとも、例えば、ルーキーズなどという映画の（あれを果たして映画と呼んでいいものかどうか）数倍は面白いことは間違いない。
Yが最近では一番の映画でした、と言ったのも強ち間違いではなかった。確かに最近の日本映画で、これは、というのは見つからない（一般公開されている映画では）。まあ、見てもないから断言はできないが、そこは経験則による推測ということで。
映画ってウソ臭さも大事じゃないですか。
でも完全にウソであっても困ってしまうわけで、
最近のTV主導の映画になんて騙されないぞと
身構えてしまう私がいます。
如何に省略するかが映画の大きなポイントとは
まさに膝ポン、名画の要諦だと思います。
最近仲間内では「空軍大作戦」と「影なき狙撃者」
が話題になってます。
スザンナ・ヨーク萌え～
ただ、レンタル屋にあるかどうか。
なければ、買いもありです。
ところで「空軍大作戦」は「空軍大戦
略」のことね？見てると思うけどよく
覚えてません。このころは「特攻大作
戦」（これは好き）「戦略大作戦」
（ドナルド．サザーランドが出てきて
マッシュとかぶる）と似たタイトルが
多くて。
しかしスザンナ・ヨークで萌えちゃい
ましたか。
「戦略大作戦」ドナルド・サザーランド演じる
「オドポール」面白かったですけどねえ。
主題歌（？）「燃える架け橋byマイク・カーブ・コングリゲーション」
も大好きでした。
マイ・フェバリットの「夕陽のギャングたち」
に出演してた大佐もドイツ兵役で出演してたり。
つっこみどころ満載の愛すべき映画だと思います。
レルヤで登場じゃなかったでしたけ？
キャラクターがマッシュに近い。笑え
ました。それにしても、よく役名覚え
てますねえ。
「夕陽のギャングたち」と言えば、ジェームズ．コバーン。好きなんです
よ。愛すべき映画は電撃フリントシ
リーズ。００７よりこちらを支持しま
す。
ついでに、「特攻大作戦」のリー．
マーヴィンも。同じ大戦を扱ったサ
ミュエル．フラーの「最前線物語」で
も小隊長役。映画も傑作ですが、
リー．マーヴィンもいい。