スーパーに普通に売っているサラミ、以前はチーズトーストなどに乗せて美味しく食べていたが、ミラノサラミやら本場ものを食べたりしていくうちに、その不自然な味が厭味に感じられようになり、徐々に美味しく食べられなくなってきた。こういう変化は、他のものでも過去何度となく経験しているが、これは、美味しい物が狭められていくという良いのか悪いのかどちらとも言えない結果をもたらす。
で、その本場ものだが、スーパーのサラミと違って味の変化が甚だしい。空気に晒すと、三四日後に風味が落ちだし、豚肉の臭みが一気に増す。そういう状態のものを試しにピザトーストに乗せたら、臭みがモワっと鼻腔を直撃した。とんこつスープの臭みと同じ種類のあれだ。くさいスープに慣れた人間なら全く気にならない臭いなのだろうが、始めはしなかったのだから、やはりこれは味の劣化というものだろう。スライスしたものは早めに消費、これがサラミを食べる時の鉄則である。