新聞に、エリゼ宮(日本で言えば迎賓館)の所有のワインを競売にかけるというニュースが載っていた。財政引き締めの一環と言うことらしい。「エリゼ宮の食卓」という本にその所有ワインの内容など詳しく書かれていたが、相当なワインコレクションであることは間違いない。新聞の写真にはペトリュス(年代は1990年頃だったか?)が写っていた。縁のない我々としては、唯々高そうと声を上げるだけである。
エリゼ宮では、出されるワインの銘柄が招待する客の格を表していて、誰が来るのか分からなくても、ワインを見れば客の重要性(フランス政府から見ての)が分かるようになっているらしいが、招待された日本の首相などは、その辺りのことは、多分、全く分らなかったであろう。