ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

イトトンボ

2008年06月22日 | 生き物 自然


昨日の続き。

「ハッチョウトンボ」の池周辺は、駐車場も整備され、
受け入れ態勢は万全だ。
しかし、そこに至る道が狭く、どうせならもっと離れ
たところに駐車場を用意し、後は歩くようにすれば良
いのにと思う。
しかし、そうなったらそうなったで、今度は、お手軽
に来れなくなるということで絶対数が減るということ
になるのだろう。
しかし、商売でやっているわけではなく有志の活動だ
から、そのくらいの歩きで来ないようなら来なくてよ
い、という態度でいいと思う。
あまりにお手軽すぎるのは考え物だ。

さて、整備された木道を歩いて、池および湿原地帯を
ぐるっと回る。
「ハッチョウトンボ」の生息する環境は、その湿原と
言われるくらいの湿地帯と池の中間くらいのところだ。
だから、適した環境も少なくなり数を減らしているわ
けだ。
まだ、時期的には早く、あまり数は多くないが、良く
目を凝らすとぽつぽつと見つかる。
もう見慣れたから驚くことはないが、初めてだと、兎
に角その大きさというか小ささにびっくりする。
これは、写真で見ても実感が湧かない。
小さいと聞くと、どうしても「イトトンボ」のような
ああいうトンボをイメージしてしまうが、はじめて見
た時は、これは本当にトンボか、という印象を受けた。
トンボというより虻だった。
実物を見ない限り、この辺の感覚は分からない。

対象が小さいから、なかなか焦点が合わない。
以前撮ったのは、全てぼけてたが、今回はその辺は大
丈夫だろう(と思っていたが、結果的には半分駄目だっ
た)。
「ハッチョウトンボ」は無事に終え、何か他のはとじっ
くり水草を覗けば、いるはいるは「イトトンボ」が。
何せ細いので、ぱっと見では殆どその存在は判らない。
しかし、数では「ハッチョウトンボ」を圧倒している。
この「イトトンボ」というのも曲者で、何となくどれ
も同じだと思われているが、実は、30種類以上いる。
一見同じものの差異を楽しむというのがマニア心とす
るならば、「イトトンボ」は立派なマニア向けのアイ
テムであると言える。
少なくとも、今回5種類の「イトトンボ」を確認した。
撮ろうとするが、このトンボは「ハッチョウトンボ」以
上にピントを合わせるのが難しい。
兎に角、細い。
しかし、良く見るときれいなトンボである。
まずい、最近トンボにも関心が向きだした。

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