ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

イモリ

2008年06月19日 | 生き物 自然


どうも、足の付け根に筋肉痛があるのでおかしいと思っ
ていたが、何のことはない、この間やったソフトの試
合のせいだった。
なかなか抜けないのは、今となってはしょうがない。
大した運動をしてないのだが、確実に筋肉痛は襲って
くる。
今回はショートを守ったのだが、捕球までは完璧だっ
たが、その後の送球が。
全て揃うことは、もう望むべくもないことだ。
因みに打つ方は、ショートゴロ、サードぼてぼてゴロ、
サードライナー(サードがポロ)とヒットは一本もなし。
しょぼすぎである。

そんなソフトの名残をほぐそうかと思い、ちょっと山
の方に。
それに、梅雨の時期にしては、あまりに天気が良すぎ
る。
「もう夏か」という暖かさである。
それで、行ったところはダム湖。
と言っても、有名ではないので、人は滅多にいない。
今回もお昼近くであったが、多分近くのおじさんであ
ろう、「シーズー」の散歩をかねて一人来ただけであ
る。
こちらからは「ホオジロ」、対岸からは「ホトトギス」、
その鳴き声が水面に響くだけの静かな場所である。
周辺を散策していると(本当は、垂直に100メートル
以上、殆ど梯子上の階段を登って頂上に行って足がへ
ろへろだったが)、ダムの脇の側溝に「おたまじゃく
し」が一杯いるところを見つけた。
側溝そのものは、水が流れてなく、僅か3メートルほ
どの水がたまっている部分にその「おたまじゃくし」は
いた。
結構な数である。
こんな場所だと、雨が降ったらひとたまりもなないので
はないか。

更に眺めていると、突然、底の方が動いた。
何事かと思うと、それは「イモリ」だった。
野生のものを見るのは、下手をすると、中学生以来かも
しれない。
なことはない、この十年の間に、どこかで見たはずだ。
どこかは思い出せないが、その時も「下手をすると、中
学生以来かもしれない」などと思ったそのことは覚えて
いる。
まあ、どちらにしろ滅多にあるわけではない「イモリ」
との邂逅だ。

底をのしのし歩くと、「おたまじゃくし」があわててよ
ける姿が微笑ましい(イモリが食べられる大きさを超え
た大きさだ)。
そして、突然水面に、まるで「おたまじゃくし」を口で
がばっと飲み込むような勢いで顔を突き出し、その迫
力ある動きでこれまた「おたまじゃくし」はおののく。
単に、呼吸するために水面に顔を出したに過ぎないのだ
が。
兎に角、その姿と実際やることのギャップが面白い。
「イグアナ」にも共通する微笑ましさか。
しかし、こんなところで生きていけるのだろうか。
そもそも、この側溝にはどうやって辿り着いたのか。
ダム湖は、遥か下方。
近くに、池はないし、考えれば考えるほど不思議であ
るが、兎に角、生き延びてほしいものである。
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