ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

中国留学生

2008年04月26日 | Weblog


中国人サポーターも(そんな雰囲気なので)、ワール
ドカップでもあるまい、あんなでかい国旗を振る必要
ないのに。
応援して昂揚したいのは分かるが、もう一度、ワール
ドカップではないのだから。
普通に、中国の旗と日本の旗を半々くらいでやれば、
少しは印象が良くなると思うのだが。
そうすれば「平和の祭典」(飽くまでも表面上)とい
う演出ができたのに、と思う。
こういうところが、国際情勢を読めないというか、俺
達は俺達だという中華思想のあらわれなのか(実際、
「腫れ物的」立場だから、他の国も強く言えないとい
う事情もあるが)。
それとも、単に発展途上ということなのか。
いずれにしろ、デモの風景と見間違うような不思議な
光景は、長野の人の記憶に深く刻まれることだろう。
興味の無い人にも、野次馬的好奇心を刺激し、思わぬ
娯楽をもたらしたし、それなりに意味はあったのでは
ないだろうか(とは、思ってないが)。

今回、日本から各地の中国人留学生が集結したが、実
際、この辺でも、結構中国人留学生と思しき人は多い。
以前は、一部のエリートだけだったろうが(そういう
人は今はアメリカらしい)、今は普通の学生が普通に
留学といった感じだ。
ホームセンターで良くバイトしているが、これがまた
日本語が上手く、始めは分からなかった。
兎に角その語学力には感心する。
細かいやり取りがあるのに、普通にレジを打っていた
りするのだから。
中国全体の識字率とか考えれば、普通にここらにいる
彼らも、エリートとは言わなくても、上流に近い或い
はかなり優秀な人たちなのかもしれない。

いずれにしろ、民間レベルでは、どんどん中国人との
接触交流は増えているのだ。
そうなると直ぐに問題になるのは犯罪であり、実際そ
ういうものがセンセーショナルにクローズアップされ
たりする。
一部であるのは間違いないのだが、全体の印象になる
のが世の常だ。
数が増えれば、犯罪も当然増える。
しかしそれは、中国人に限ったことではなく、日本人
でも同じことだ。
条件的には、より犯罪に走りやすいというのはあるが。
ただ、中国人の国民性とか言われるものには、良い感
情を抱かない日本人も多い。
それに中国人の反日思想も加わると、更にだ。
この辺りが一番難しいところだろうう。
肝心なことは、日常レベルでは、変な偏見を持たずに、
フラットに接することだ。
中国人であろうが日本人であろうが、へぼいのはへぼ
いのだから。
しかし、集団となって、例えば「アジアカップ」の時
の重慶での出来事などを目の当たりにすると、草の根
運動の先は長いなと思うし、なかなか冷静に対応する
のも難しそう。
しかし、同じようにヒステリー状態になることだけは
避けないといけないのだ。


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