ricetta della vita

イタリア料理教室「COMODO」主宰 
美味しい話をしましょう

イタリアの味と自分好みの味

2020-06-20 | イタリア料理
このところ、原点回帰?のように作っているビスコッティ。
最初に教わったレシピはカッチカチに硬い。
いくらなんでもこれは硬すぎだろう😠というくらい!
ところが、意外にも現地ではそこまで硬くないものもあるし、
絶対に二度焼きしていないだろうというものにも出会っている。
私が大好きなお店のビスコッティもほどほどの硬さなので、
ちょっと柔らかめに作ってみることにした。

いつものビスコッティを硬さレベル10とすると、
レベル7くらいのものができた😆
焼き上げてから数日でレベルが5くらいになってきた。
そのまま食べてしまうにはちょうどよいが、
梅雨時に粉もんは要注意だ!
しけった煎餅ほどがっかりするものはない😎
 
この時季には硬さを少し戻したほうがいいのかなと
もう一度焼いてみる。

粉の配合を変えたけど砂糖の量はそのままで。
梅雨の湿気にも負けない程度の硬さ、
そして自分好みの甘さで仕上がる。これはイイ👍🏻
小腹が空いたときにいくらでも入りそう😋

ところで、ふと考える。
これはやはりイタリアの味ではないなと。
イタリアのドルチェとは、ガツーンと砂糖が入って
それだけで目が覚めるようなもの。
そして、ビスコッティはデザートワインのヴィンサントに
浸して食してこそ、イタリアという国の食文化を感じるもの!

自分好みのレシピを生み出せたことは
もちろんうれしいことだが、
そう簡単に変えてはいけない元々のレシピが
やはり忘れちゃいけない本当のイタリアの味🇮🇹

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