ricetta della vita

イタリア料理教室「COMODO」主宰 
美味しい話をしましょう

サルデーニャ 9日目~帰国へ

2014-05-25 | イタリア滞在記
早朝にYちゃんを送り出した後は、翌日の帰国のために最後の買い物へ出かける。途中で靴屋のセールに出くわす。好みのデザインだがサイズが合わない。けれど、お店のおじさんが強引で、合わないと言っているのにベルトに穴を空けてしまう。そんなことをしても合わないものは合わないので買わずに店を出る。おじさん、その靴どうするつもりなの?

買い忘れたものはないかと、スーパー、本屋、キッチン道具屋さん、などで買い込んだら、かなり疲れてしまった。宿に戻って休憩してから外へ出て、ジェラートを食べる。しかし、風が出てきて寒くなってきた。


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夕食も外へ出ずに買ってきたパニーノで済ませることにした。宿のすぐ隣もレストランだったのに!

やはり翌日早い出発だったので、どうしても寝坊するわけにはいかないと緊張があったようだ。おかげで大事なものを宿に忘れてきてしまった!!!

翌朝、5時過ぎのバスで空港へ行き、カリアリからミラノ・リナーテへ。クロワッサンサンドとカップチーノの朝食。そこからミラノ・マルペンサ行きのプルマンに乗る。このバスはあまり本数がないのと、1時間半ほどかかるのでカリアリ発を早くしたのだが、ちょっと時間があまり過ぎた。パルペンサの空港ではずいぶんと暇を持て余してしまった。雨降りだったし。
けれど、一日前に発ったYちゃん(ローマ経由)は霧の影響で7時間もロスしたようで…



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さて~、サルデーニャ旅行記はこれでおしまいです。サールデーニャに行くと決めたものの、調べても調べてもおそろしく情報が少なかったので、これからでかける人に少しでも参考になればと思います。料理研修がメインなので、観光は少なめですが、旅行記としてアップしていないコネタもありますので、興味のある方はお気軽にコメントをどうぞ


最後に、準備期間も情報量も少ない今回の旅に同行してくれたYちゃんにGrazie!!!


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料理教室 6月・7月の予定

2014-05-25 | 料理教室
6月・7月の共通メニューです

6月14日(土)13時より
6月15日(日)11時より 満席になりました
6月28日(土)13時より
6月29日(日)11時より
7月13日(日)11時より
7月19日(土)13時より
7月20日(日)11時より


*ひと口サイズの揚げピッツァ:ピッツァ生地を使って、おつまみ風に仕上げます。中に入れるのは、モッツァレッラやアンチョビなどお好みで!揚げたてアツアツをいただきましょう♪

*カラマラータ:イタリア語で、イカのことを“カラマーリ”といいます。このいかに似たリング形のパスタで作るからカラマラータといいます。キリッと冷やした白ワインとご一緒にどうぞ!

*フルフルゼリー:魚介のあとは、口をさっぱりさせるために、かんきつ系がよく合います。柔らかめに仕上げたゼリーは口当たりも軽く、夏の定番デザートとしておすすめです(^^)



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みなさまのご参加を心よりお待ちしています。

料理教室の詳細はこちらをご覧ください。
お申込みはこちらへお願いいたします。





サルデーニャ 8日目 カリアリの夜のウニダンス 

2014-05-20 | イタリア滞在記
3/21(金) オリスターノでは、金曜に朝市が開かれる。しまった、私の情報網から抜けていた!それを見てから電車に乗ってもよかった。再訪を誓う!そして、お世話になったB&Bはぜひ常宿にしよう!

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早めにカリアリに戻ったので、まずは市場へ向かう。なるほど月曜日よりはずっと活気があって、お客さんもいい魚を選ぼうとみな真剣だ!私たちも、生のムール貝を試食!新鮮すぎる~~~?


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ドルチェレッスンをしたお菓子屋さんで、預かってもらっていた自分たちが作った菓子をパッキングしてもらう。

道を歩いていると、小学生たちの校外学習(?)のような集団に出会う。まだキャッキャとふざけあってるので、きっと低学年だろう。と、いきなり大声で子どもを叱る声が!「道の途中で止まらなーーーーーーい!」ものすごい大きな声でビックリ!イタリアの子どもってここまで言われるのか!でも大人になって効果が出ていないようだが

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Yちゃんは翌朝の出発のため、2人で過ごすのは今日が最後。予約しておいた「LILLICU」で魚介を味わおうと私たちのテンションも上がり、Yちゃんのウニダンスも飛び出す。〔注〕歩きながらです。念のため(笑)

「LILLICU」は訪れる人みんなを楽しませてくれる下町の居酒屋風。名物オーナーのジャンパオロ氏のサービス精神には、店内すべて引き込まれ…ない人もいた。そういう人はひたすら食べている。それもおもしろい。すっかり彼のペースでメニューの選択までしてくれたおかげで、なぜか私たちにアルコール代が会計されていない。いいのかそれで

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サルデーニャ 7日目 ママチャリが気持ちいい

2014-05-19 | イタリア滞在記
3/20(木)朝食の際、オーナーのアルベルトが自らスプレムータ(生のフルーツをその場でしぼってくれる)を作ってくれた。いい一日が始まる予感
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自転車を貸してもらい、5km先のカプラスへ出かける。どれでも好きな自転車に乗っていいよということだったが、壊れていたりしたので、私が乗ったのはカゴつきのママチャリ!微妙に日本の自転車とは違ったが、少々お尻が痛くなるくらいで、放牧の羊を見ながらの気持ちのいいサイクリングとなった。ま、往復10kmだったら日本でもお尻は痛いね!

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カブラスへは質のよいカラスミを手に入れるために出かけた。街そのものは、小さく、ぐるっと1周したら特に見るものもないくらい。カラスミの加工は夏に行われる。残念ながら時期ではないが、それでも加工場前で出会ったおじさんにカラスミを買いたいと言うと、すぐ近くの店へ案内してくれた。というか、このおじさんの店だった!サルデーニャの中でも特に質のよいカラスミを作っている場所で、お店の人に会えるとは、やっぱり今日はいい日だ


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近くにある評判の「Caminetto」で昼食。トリップアドバイザーのシールやガンベロロッソ、ミシュランとベタベタ貼ってある。間違いのない味だった。ここで食べたパンに塗るペーストが美味しかった。バター、カラスミ、何か別の魚を混ぜたもの。

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サルデーニャ 6日目 もっともっとイタリアを知りたい

2014-05-18 | イタリア滞在記
3/19(水)山の上で迎えた朝は、霧が深く、そしてかなり冷えている。私たちが厨房へ向かうと、ミケーレはすでにリコッタのケーキを焼いていた。なんの飾りもない焼いただけのケーキで、朝食に熱々のひと切れいただき残りはおみやげに持たせてもらった。貯蔵庫からペコリーノも出してもらいこれもおみやげに。ケーキもペコリーノもミケーレの人柄を感じさせる味がした。アグリの後ろにはヌラーゲが点在し、そこから見下ろすと、サルデーニャの大地と空しか見えない。
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9時半すぎの電車でオリスターノへ向かう。宿で荷物をおろし、タロスへ行く。海の色が全く違う。Noraと同じようにここにも遺跡があったが、見学はせずにただただ海の美しさだけを見ていた。言葉を失うほどの美しさとはこういうこと。

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この日は、内陸へ向かってフィリンデゥというこの地方のパスタ作りを見学する。名前の意味は神の糸という。細く長く繊細な糸のようなパスタの作り方は、生地を伸ばしては平らに編んだカゴに張りつける。これを繰り返して天日干し。一日干したらパスタはパリパリの状態になる。このパスタ作りを見せてもらったのは、マンマとそのお嬢さん。住宅街の中の菓子工房で穏やかなふたりがこのような貴重なパスタを作っている。イタリア、まだまだ知らないことだらけだ!

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コルク樫の木を見る。サルデーニャの重要な産業のひとつであり、樹皮を剥がしてコルクなどに加工されるが、一度剥がされた樹皮は10年は剥がすことができないという。コルク樫の寿命は200年とも300年ともいわれるが、ということは、寿命を終えるまでに何度も何度も皮を剥がされる。ワインのコルクを抜いたらすぐに捨てるのは考えものだ。といっても適当な二次利用が思い浮かばないところだが。

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夕食は、「GINO」へ。観光客だけでなく地元の人もやってくる美味しい店。お店は広くはないけれど、カメリエーレのお兄さんはキビキビ働いていて気持ちがよい。前菜の盛り合わせ、ウニのパスタ、アーティチョークとカラスミのパスタはバターがベース、そしてフリットミストは食べきれずに少し残してしまった。ドルチェにたどり着けない悔しさ!


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