ricetta della vita

イタリア料理教室「COMODO」主宰 
美味しい話をしましょう

07 イタリア3日目

2007-08-31 | 旅行記
8/19(日)
天気を気にして目を覚ます。6時前だが、まだ雷が鳴っている。テラスは雨でびしょしょ。今日の出発は早めの8時。なので、7時に朝食を食べに行くと、なんと一番乗り。コーヒーを注文すると、カメリエーレから、「君らは2人だけかそれともグループか?」ときかれた。「2人だけじゃないよ」答えると、「どこのグループか、名前は?」 とりあえずツアー名を言うがわからなかったらしい。ほかに東洋人はいないと思ったが、それをきいてどうするつもりだったのか?
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ホテルを出る前に50?両替。手数料は4?。思えばこのときもっと両替をしておくんだった。。。
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オルタの町からトリノまではバスで2時間。ちなみに今日の現地ガイドさんはスペイン人。でも英語がとても上手で、私たちに対してもずっと英語で話してくれた。トリノの町に入ると、日曜のため、店はほとんど閉まっている。イタリアでは個人商店が多いため、その人たちを守るために日曜は営業しないと、法律で決まっているとのこと。1週間のうち、そういう日が1日あってもいいよね。ローマ時代からの整然とした町並みはどこかイタリアらしからぬ雰囲気だ。
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以前にNHK「イタリア縦断1200キロの旅」(確かこんなタイトルだった)で放映していたサン・カルロ広場や王宮を歩いて見学。王宮はとてつもないものだった。まず、係の人が厳しくて、カメラやビデオの撮影はもちろんダメで、階段の真ん中を歩け(なぜ端ではいけないのか?)とか、見学通路の赤い絨毯からはみ出してはいけないとかうるさく言われた。しかも後ろから見張っている。子どもじゃないんだからさ~。
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肝心の王宮はというと、圧倒された。トリノの王様は、町の景観を守るためそして庶民感情を考えて、表向きや入り口あたりはひとまず質素に作っておいて、中はす~~~~~っごい豪華!矛盾してるよ。しかも、入り口すぐの階段の上には不思議なハサミのレリーフ(?)。ここで見たことを外で喋ったらハサミで舌を切るぞ!ってこれじゃ反感買うだろう。そういえばこれってNHKの番組でもやってたね。
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公開されている部屋はそれはそれはとにかくものすごい凝った造り。本当に写真を撮れないのが残念。部屋の扉、天井、天井と壁の装飾、などなど、ほとんどが金尽くしなんだけど、デザインが見事に違う。柱、机の足など無意味とも思える装飾が施されている。実用的なものとしては、暖炉の側には火の粉をよけるためのつい立てとか、隙間風が吹くので部屋を暖めるためのタペストリーやつい立て(ま、当然これらも豪華な装飾がされている)があった。どの部屋もキンキラキンで落ち着かない! ^」^  唯一、女王のサロン(だっけ?)だけが、金ベースだけど青でまとめられていた。ここだけが少~し落ち着けたかな。
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その後、外に出ると、ローマ時代のモザイクが出土した場所(完全に囲われていてまるでビニルハウス)と、同じくローマ時代の円形劇場跡も眺めた。どっちにしろ、それらの上に建物を建設できる地盤がすごい。
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ドゥオーモはミサ(この日は日曜だったので)が終わった頃に行ったのだが、私たちの入場後すぐに係のおじさんが入り口を閉めた。時刻は12:30。ここは入場が13:00までのはずなので、完全におじさんの勝手!う~ん、なぜあと30分が待てないんだ。。。
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町中を歩きつつバスに向かう。ビチェリンで有名なBarなどを見つつ歩いていると、男性がこちらをよく見る。凝視している。何かと思ったら、maritoが持っていたカメラだ。そんなに見るかな?日本人だったらこれくらい持っていてもおかしくないんだけど…ひったくりされるかとヒヤヒヤしたよ。←その後、別な場所でもやはりこのカメラは大注目を浴びていた。確かに決してお安くはないカメラですが。。。

それから、歩きタバコの人が多い。そして香水も。これが一番キツいっす!




07 イタリア 2日目つづき

2007-08-31 | 旅行記
8/18(土)つづき
昼食のボリュームに圧倒されつつ、午後は一度ホテルまで戻って休憩しながら迎えのバスを待つ。そのバスは空港から来た。渋滞した(土曜の午後だから?)ということで、けっこう遅れて到着。そのせいかどうか、その後ちょっとバタバタした。荷物預けのこととか、移動のこととか。
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オルタ湖に着いてからはスムーズだったが、もう少しゆっくりしたかった。サクロ・モンテも全部で20のお堂があるのに、見たのはわずかに4つ。やはり、アッシジに行かねば!下山する際、トロッコのようなミニ・トレインに乗った。なんとそのまま町まで乗り入れた。両脇はすぐ建物が建っているのにすり抜けるように走る。花やしきのコースターか!いやいや、趣のあるいい景色でした。
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サン・ジュリオ島にももう少しいたかった。ここは味わいのある小道が多く、中世の町そのものだった。印象的だったのは、“船着き場で寝る猫”!写真におさめましたが、一緒になって寝転がるイタリアのオヤジの姿もおもしろかった。観光地でよく見かけるのんびりした猫というのは、みょ~にうらやましくなってしまう。
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その後、オルタの町をしばしお散歩。サルメリーアでは豚のヒレ肉が何本もぶら下がっている。細い道が多く、カプリ島と似ているように感じたが、こちらの方がもっと庶民的。現地ガイドさんおすすめのジェラート屋に行きたかったが、夕食前なので、パスした。水を買った店で薬局の場所を聞き、行ってみたがすっごい高い!歯磨き粉が4,25?、歯ブラシが3.1?。maritoのカミソリは売っていない。土産物屋にあると言われて行ってみたが、店のおばちゃんは無表情だった。カミソリが5本で7.5?!なんなのこの物価高は!!!
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夕食は、ホテル内のレストラン。なかなかいいレストランらしく、香水の香りただよう若い家族連れがやってきた。奥様の姿は全身キラキラしており、ヴィトンのバックを持ち、2歳ぐらいのお子ちゃま(超かわいい)も水色のワンピースでおめかししている。カメリエーレはやたらと若い僕たち!16~17歳?近所の子たちのバイトみたいだが、どいつもこいつもイケメンだぞー!
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メニューは、1皿めが、フジッリのトマト、ツナソース。2皿めが子牛のステーキ、オレンジソース。付け合わせがサイコロ状のフライドポテトとにんじんのソテー(硬め)。ドルチェは3種の盛り合わせ。左上に、チョコクリームがコーヒーカップ型のチョコレートに入っている。真ん中に、ヨーグルト味。右下はボネみたいな感じだったが激甘!ドルチェをパスして代わりにチーズの盛り合わせにした人もいたが、これもくせがあって、塩気が強かったりした。
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夜中、何かうるさいと思ったら、雷が鳴っている。そして雨。やばいなぁ。アルプスが近いからか?さらに、バスルームあたりから変なブザーが鳴って起こされた。何なの?いったい?

◎今日の宿はオルタ湖畔 「SAN ROCCO」




神田 di Andoh

2007-08-30 | 食・レシピ
今日のランチは、会社近くのdi Andohへ。渡り蟹のクリームパスタ、サラダ、コーヒーで¥840。間口は狭そうに見えるが奥は意外に広い。なんだか男性客が多かったです。今日だけ?それとも神田の駅が近いからかな。運ばれてきたパスタを見て思ったこと、それは、量が少ない。ではなくて、量が普通!日本に帰ってきたことを実感しました。先週までは絶対にこの2.5倍はあったから!!! Dvc00024


07 イタリア2日目

2007-08-28 | 旅行記
8/18(土)
朝食。たっぷり食べる。ハム類がとにかくおいし~い ^」^ 今日はこれから船に乗るというのにたくさん食べる。

まず、訪れたのはマッジョーレ湖に浮かぶイゾラ ベッラ(美しい島)。ボッロメオ宮殿、庭園などを見学。観光客も少なくてゆっくり見ることができた。仏人の団体さんがちょっといましたね。それからペスカトーレ島へ。こちらはまた小さな島です。モップみたいな犬がミシンかけをしているおばさんの店先に寝転んでいたし、恥ずかしがりの猫は人間のような素振りを見せていた。船着き場近くに「RISTORANTE PESCHERIA」の看板を発見。これって、「レストラン魚市場」もしくは「魚河岸一丁」!って感じ!値段は安そうだった。

ストレーザの町に戻ってちょっとお買い物。バローロのグラッパ(小瓶)が7.5?。ここでもやっぱり50セントはないのかときかれた。マグネットを買おうと思って1軒の店に入ったら、店のおばちゃんにツボを売りつけられそうになった。せっかくパンフレットを出してくれたので、それだけ持って店を出ようとしたら、それは皿1枚についているものだから持って行ってはダメ!と激しく言われた。←説明を頼んでいないし、パンフレット見せてなんて言ってないし!感じ悪いからマグネットも買わずに店を出たよ。

昼食は「FIORENTINA」というホテルの1階にあるレストラン。家族経営らしく、かなりのんびりしている。1皿めはスズキのフリットが乗ったリゾット。玉ねぎがいいアクセントになっている。しかし、バターを使っているため、すでにお腹が八分目だ。次の皿は鱒のグリルと聞いていたが、皿を見てびっくり!!! 開きにされた鱒が皿からはみ出しそう!そこへ、油ギッシュないんげん、なす、peperpni の炒めもの、フライドポテトと乗せられたらあとは我慢比べでしょう!魚は半身まででギブアップです。野菜もだいぶ残してしまいました。極めつけはドルチェ。極極極甘~~~い! い






07 イタリア1日目

2007-08-26 | 旅行記
8/17~24まで北イタリアへ旅行してきました。湖水地方からリヴィエラ、そしてフィレンツェとまわってきました。

8/17(金)
起床6時 日暮里からスカイライナーで10:20成田着。
空港内に入る際、いきなりパスポートの呈示を求められる。えぇ、もう検査ですか?ずいぶん厳しくなりましたねぇ。

成田空港かなり空いています。なぜ?お盆も終わったから?空港のトイレはウォシュレット完備。外国からやってきて初めてこれを体験する人は感動するに違いない。

さて、なんとアリタリア機にもかかわらず定刻に離陸。緊張感のない私は、国内線に乗るがごとく、(仕事で飛行機に乗ってもすぐ寝る→起きる→目的地に着いているとうパターン)超リラックス!3人がけの座席のうち、ひとつが空席!ラッキーだ。ますますリラックス! ^」^

機内食はもちろん“イタリアン”を選ぶ。周りも、和食を選んでいる様子はない。〔ハム、ポテトサラダ、オリーブ、ナスとトマトのコンキリエ、ズッキーニと牛肉の煮込み、パン、チーズ、クラッカー、バター、フルーツ(みかん、ぶどう、パイン)、コーヒー〕肉が柔らかくて美味しい。結構おなかいっぱい。
ところで、前方のイタリア人、食事が終わるやいなや、荷物棚を開けている。何かと思ったら、自分のザックから取り出した“しょうゆせんべい”。しかも大袋!今、食事が終わったところだしー、しょうゆせんべいかよ!

到着までは12時間ちょっと。座席についているモニタは微妙によく見えなかったり、イヤホンが左右どちらか聴こえなかったりする。さずがアリタリアだ!こんなところも大好きだぞ!

2回めの機内食は到着の1時間半前。〔ロースハム、チキンのハム、ポテトサラダ、オリーブ、レタス、パン、クラッカー、チーズ、ドルチェ(上に杏ジャム、コーヒークリームがスポンジに挟んである)〕ドルチェがかなり甘い。maritoのぶんまで食べた。これが大変なことになった。

ミラノへ到着したのは現地時間18:30。
バスに乗り込み、ストレーザへ向かう。91km。ミラノ市内を抜けて、景色がだんだんと宿泊地のマッジョーレ湖へ差しかかる頃、軽いバス酔いと腹痛。やばい。ドルチェ2個は食べ過ぎだった。。。だって、着いたらけっこう涼しいしー。

ホテルの部屋はマッジョーレ湖に面していて、なんだかとってもラブリーだ~ ^」^ 近所をちょっと散歩すると、お金持ちの別荘がライトアップされている!と思ったら博物館だった。でも、本当に別荘が多いところで、こちらの方々が避暑にやってくるんです。そんな場所なので、東洋人の姿はもちろんない。

酒屋で水とリキュールを買う。5.7?。10?札をだしたら、「コインはないのか?」と言われた。「お札しか持ってない」と言うと、しぶしぶお釣りをくれた。あるんじゃーん!そりゃあ小銭があったら出しますよ。この店、家族経営らしく、なにやら大声で喋っている。maritoが、「怒ってるの?」と不思議そうに言う。「いや、普通に話しているだけだよ。」そうだよね。そんなに大きな声を出さなくても十分に聞こえるのにね。

◎今日の宿はストレーザ 「LA PALMA」