ricetta della vita

イタリア料理教室「COMODO」主宰 
美味しい話をしましょう

サルデーニャ旅行記、の前に

2014-04-11 | 旅行記
友人から、「とっても楽しそうな旅行ブログ」と言われてしまって…!あのね、料理の勉強もちゃんとしてたわよ、もちろん。あえてそのあたりの写真を載せてないだけなのに(^^; とはいえ、

やっぱり南はテンション上がります 南へ行くのは久しぶりだったし、特に治安がよかったら開放的になったのかもしれませんそういえば初めてのイタリアも南!シチリアだったんですよ~!

さてさて~、そんなサルデーニャでは、伝統的なメニュー、ドルチェを教わってきましたが、ちょっとずつレッスンでご紹介していきます。イッキにご紹介したいのはヤマヤマなのですが、手仕事系はしっかり復習をしてからにしますね。というのも、私、手先がかなり器用ではないので(笑)!



オーナーが自らしぼってくれたオレンジジュース!ホテル並みのおもてなしだったB&Bにて



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サルデーニャの旅行記まで待てない方、レッスンの合間に最中に、いくらでも話しますよ~(^o^)


08-09 冬のイタリア⑭ 最終日のハプニング

2009-02-17 | 旅行記
1/2(木) 昨日の雪は溶けたようだ。7時にホテルを出るため、早起き。でも、のどがガラガラ。ヴェネツィア風邪か?天気予報は晴れマークだが、霧が深い。5メートル先が全く見えない!飛行機は飛ぶのか?駅の中のエディーコラで空港までの切符を購入し、バス停へ。時刻表を見ると、30分に1本しか走っていない。寒いんですけどー!

小柄なお姉さんがやってきて、サラリーマンとおぼしき男性に空港行きのバスはここからかどうかたずねている。たずねながら、お姉さんはブーツの中にズボンの裾を一生懸命入れている。男性が「今何時だい?」と聞いても「時計は持っていない」と言い、男性が自分の時計を出して「今7時20分だから…」と言っている間、なおもお姉さんはブーツをごそごそやっている。←こいつ、絶対聞いてないな!
男性は親切にも時刻表を指差して「ほら、あと10分で来るよ」と言う。お姉さんは切符も買っていないらしく駅で買うように言われて慌ただしく歩いていった。しかし、このお姉さん、何を思ったかその後バス停へ戻ってこない。荷物のゴロゴロを引っぱって道路の反対側へ行ってしまった。空港にたどりつけたのだろうか?

バスは10分ほど遅れて着いた。既に体が冷えきっている。早いとこ連れて行ってくれ!しかし、来る時はプルマンに乗ったが、今日は市バスを使ったのはまちがいだったかも。霧はますます深くなり、いつまでたっても空港に着かない。maritoの機嫌がだんだん悪くなってきた。やばっ!空港にはいつ着くんだとか、飛行機が飛ばなければ自力でパリまで行かなければいけないとかぶつぶつ言い始めた。あとどれくらいで空港に着くのか運転手さんにたずねようと思ったら、標示が見えて来た。結局30分以上かかった。やれやれだね。

何も食べずに出てきたので、パニーノなどを食べてひと息ついた。しかし、霧の影響はやはり大きいようで、飛行機が45分遅れだ。乗り継ぎがあるというのに、間に合わなかったらどうするのか?結局1時間遅れでやっと出発。「Vi auguriamo buon viaggio」なんてアナウンスされもね~。。。

Veneziaからの飛行機は新しくてきれいだ。黒人のCAさんは笑顔が可愛らしく親切だ。アリタリアの国内便がボロボロでCAさんの態度が悪いことを思い出した。

パリに着いたら13時を過ぎている。乗り換え便は13時15分発。しかし、着陸した場所から空港の建物に入るまですっごい遠いじゃないのよー!!!入国審査のところで、「成田行きは急げ!」と言われる。しかし、そう言われても、手荷物チェックでベルトを外され、コートを脱がされ、靴も脱がされ、そうしてダッシュで行ったのに、搭乗口のNo.が変更になっていて???「うっそー!乗り遅れー!待っててよー!」

てことで、ここからはmaritoが英語を駆使して、ほかの便に振替えてもらった。カウンターに交渉に行くと、空席はないので、今晩はパリに1泊という流れ(その場合、パリのホテルは手配しますと言われた)だったが、結局夕方のJALに乗れることになった。エールフランスのカウンターはとても丁寧で感じが良かった。

思いがけず空港で一日を過ごすことになり、maritoは小銭を使い果たすためにワインの小瓶を買っては飲み干している。しかし、この小瓶?5.3って高いだろう!水だって、Vittelが?3.5(日本で100円だよね)っておかしくないかい?

シャルル・ド・ゴールにずいぶんと長居をしてしまったけれど、日暮れが過ぎたころ、「新年明けましておめでとうございます。」と迎えられてJAL機に乗ることができた。

今回は、飛行機の手配をしてホテルを予約して、行きたい場所をピックアップして、電車の時刻表とにらめっこをしながら、スケジュールを組み立て…っていろいろと勉強になりました。出発前はヴェネツィアのアクアアルタが気になったが出会うことはなかった。ユーロが下がっていて何かと助かった。しかし、事前に調べておいたレストランには1軒も行けなかった!う~ん、残念!そして、イタリア語はというと、レベルアップが欠かせないね。“北”に行ったからかもしれないが、当然のように英語で話しかけられるし、イタリア語で言っても英語で返される(イタリア人の英語って聞き取りにくいんですけど)!それと、文化として男性がリードすることが当然なので、男性と一緒にいれば私の出番はないわけで…でも、それでも私はイタリア語で話すよ!どんな対応をされても!!!

◆長々と旅行記を読んでいただきありがとうございます。書ききれなかったこぼれ話などは“番外編”でアップしていきます! (^_^)◆


08-09 冬のイタリア⑬ 黄金のVenezia

2009-02-16 | 旅行記
1/1(水)起きたら雪が積もっている。そういえば、斜めに雪が降る中を花火が上がっていたっけ。連日歩き回っているせいで、体も疲れてきている。日本なら寝正月といきたいところだが、9時頃にホテルを出てVeneziaへ向かう。お正月は店も休み(に違いない)ので、朝食を多めに摂った。しかし、そんな心配は無用だった。Veneziaは昨日と同様に観光客であふれており、お店もそれなりに開いている。ただ、雪の影響で足元がかなりビチャビチャだ。だんだん雪から雨にかわり歩きにくい。ヴァポレットは12時間のチケットを買う。今日はカナルグランデを行くコース。隣のお姉さんは2つのケータイを巧みに操作し、鼻をすすりながら電話をかけまくっている。「新年おめでとう、昨日はアレッサンドロたちと4人で4時半まで…」とかなんとか。楽しそうだね~。

サンマルコ広場に着き、ヴァポレットを降りると、昨日の残がいが!花火のカス、割れたビン、スプマンテのコルク、そしてベチャ雪と混じっている。昨日はいったいどれだけ騒いだんだ?

サンマルコ寺院が開いていたので入ることにする。列に並ぶと、みんな急な階段を登ることになる。かなり急なので手すりがついている。登りきったところが入場口だ。1人?4を払って進むと、寺院内部のまばゆいばかりの黄金の装飾に圧倒される。急階段の手前つまり、寺院に足を踏み入れた瞬間から天井は黄金に光輝いているのだが、2階に登ると、更に黄金に囲まれ、誰もが言葉を失う。あ、中国人はうるさかった!寺院内部では、ミサが行われており、賛美歌(?)は非常によく反響していて心新たになるような気がした。

途中、広場側の2階部分(?)から外に出ることができたが、ここでもイタ人はケータイで喋っている。ここまで来て喋らなきゃいけないことっていったいどんな重要な件なのかね。下から見る広場と上から見る広場は印象が全く違う。鐘楼が間近にあるとやはり大きさを感じる。

地元民が集うBarへ入り、espressoを飲む。立ち飲みも座っても同じ値段。1杯?1.2。あんなにたくさん朝食を摂ったというのに、maitoはお腹が空いてきたと言う。歩きながら、昨日の二の舞にならないような店を探す。途中、魚市場(もちろん今日はやっていないが、魚臭い。←当たり前だろー)で傘を閉じ、maritoが写真を撮ったり、旅行者の女性からシャッターを押してと頼まれたりした。で、傘をひらくと………壊れた!折りたたみ傘の骨が1本、途中でポッキリ折れている。傘が壊れるほど寒いってことだね。。。あ~あ!

不格好になった傘をなんとか使いながら、また歩き出す。駅近くの店(調べておいた店)を探したが、何もなさそうなので引き返すことにする。と、途中で1軒の店を見つけた。Pizzaのメニューがあり、高くはないようだ。入ってみると、子どもがフロアと厨房で遊び、おじいさんがテーブルをセッティングし、お母さんが料理を作るという、典型的な家族経営の店だ。メニューを見ると、かなり安い。それに、種類も豊富だ。ハウスワインは1/2?(?5)、Pizzaマリナーラ、おすすめだというスカンピのリゾット、espressoでおなかいっぱいになった。パンも温かくて美味しい。会計はなんと?24.8!Pizzaの大きさも半端じゃないから私たちには半分ずつでちょうどいい。後ろの男性はコペルとのパン(分厚いものを2枚)を食べ、リゾットを食べ、パンをおかわりし、メインの肉料理を平らげた。隣のカップルもパスタの皿を完食。なぜ?私たちは今回はずいぶん歩き回っているから、お腹は空いているはず。しかし、元々のキャパが違うのか、こちらの人たちと同じようになることはできない。欧米人の胃袋は皆、ギャル曽根ちゃん並なのか?

torattoria「alle lance」という名前だったと思う。サンタ・ルチア駅を降りて左にある教会の先(道幅は細い)を左に折れる。しばらく歩くと、右手にある。地元の人が通う“ふつうにおいしい店”に満足!


08-09 冬のイタリア⑫ 異文化年越し

2009-02-15 | 旅行記
夕食は、前もってホテルで予約をしておいた。なんだか前日と違ってホテルのレストランは平均年齢が低い。若いカップルが何組も来ている。この様子にmaritoは驚いていた。クリスマスは家族と過ごしてお正月はカップルで過ごすということを教えると、「こういう習慣はいいんじゃないの。」て言いながら、私たちのテーブルの後方にいたおねーちゃん2人に目が釘付けなんだよー!

食前酒に始まって、前菜が3種の盛り合わせ、パスタ2種の盛り合わせまではなんとかがんばって食べたが、メインは牛肉が“重い”。ひとつのお皿に肉と肉の盛り合わせはきついです。今年の締めくくりにふさわしいかどうかは別として、おなかがいっぱいで苦しい。

突然、爆音で目が覚める(部屋に戻って書き物をしている間にすっかり寝入ってしまった)!新年を祝う花火の音だ。建物の中でこれだけ聞こえるということは相当の花火が打ち上げられているんだね。窓から外を見てみると、Venezia方面はあちらこちらに花火がどんどん上がっている。こちらにも、“粋でいなせな”花火師さんがいるのだろうか?ホテルの目の前の普通の民家からもロケット花火がヒュンヒュンと空に向かっている。TVをつけると、ローマ(コロッセオ)での歌を歌ってのお祝い番組で大騒ぎだ。翌日のニュースでは、各地の新年の瞬間を放映していた。ロンドン、バルセロナ、パリ(シャンゼリゼ通りでシャンパンでお祝い!)、モスクワ、リオ・デ・ジャネイロ、ニューヨーク、みぃ~んな花火でお祝いなんだね。極東の小さな島国は、世界の中心から遥か遠いところだと悟ったよ。


08-09 冬のイタリア⑪ Veneziaでぼられた!

2009-02-08 | 旅行記
12/31 そういえば今日は大晦日。朝食には卵料理があってうれしかった。隣に座っていたご婦人がカメリエーレと会話を始めた。ナポリは危険だのイスキアがいいだのと話しているが、どんな暮らしをしているんだ?

maritoが、今日はスカートをはけ!と言う。なぜかというと、見かけで判断されるので、男性はどうでもいいが女性はちゃんとした格好をしなければならないというのだ。そりゃわかっているけどさ~、ま、確かにそうだね。ロシア帽比率と毛皮比率が高いことだし、お金持ちが観光に来るところなので、それなりの外見でないと昨日みたいに中国人にまちがえられる、という結論に達した。ただ、持ち歩いているバッグは機能性重視のものなので、バッグも買えと言い出す。うーん、ブランド品は持たない主義なんだけど…。

9時すぎに本島に着き、まず地図を買う。今日は歩いてサンマルコ広場へ向かう。maritoは地図を読める。ちょっと見るとすぐに頭に入るらしくどんどん進む。私は地図を回す。したがって、今日も主導権を握られた。チッ!

朝早いと地元民に会える。ちょっとmaritoとはなれてカメラをかまえていると、すれちがったおじいさんが笑顔で「Buongiorno」って、これがヴェネツィアに生息するという有名な “女性がひとりでいると声をかけずにはいられない”という人だね!

それから、美しいお姉さんがタバコを吸いながら電話をしている。橋にもたれて運河の方を見ながら。自分がどうやったら一番きれいに見えるかわかっている人って、自然にそういうポーズがとれるんだよね~。

そろそろゴンドラの営業が始まる時間らしく、準備をしているゴンドリエーレに向かって「きれいですね」と言ったら「乗らないかい、安くしとくよ」って本当か?そんな会話をしていたら、思わず足元が…踏んでしまった。今年の終わりにどーして踏んづけるかな。。。

サンマルコ広場に着いたらすでにお昼前。観光客もだいぶ増えた。ドゥカーレ宮殿のチケット売場に並ぶ。ここは、金の階段を登ることから始まる。でも、出る時は、牢獄から出される。これってどうなのよ!バロック調のハデハデゴテゴテの天井をこれでもかと見せつけられ、おなかいっぱいです。そんな大広間がいくつもあるもんだから、すっかり飽きてしまった。ものすご~く冷えるし、あまりにも広間が広いから、ここってテニスコートが何面とれるかな~!ここでテニスやりたいね~、芸術とスポーツのコラボだね!こんな調子でさ。

昼食の店探しは、歩きながら良さそうな店があったら入ろうと決めた。そして、とある橋の上で、丁度ゴンドラが通りmaritoが写真を撮り、私はその橋のたもとにトラッットリアを見つけ、そんなに高くはなさそうだったので、つい入ってしまった。この店、ひどかった。私たちの後に何組も続けて客が来店。近くのテーブルには現地に住む日本人を含むグループが座り、ハイテンション。私たちがオーダーしたのは、前菜のムール貝とプリモの魚介のパスタとトルテリーニ。そしてespresso。ムール貝は海から上がったばかりの味がした。魚介のパスタはバターをかなり使っているようで、ソースが重かった。トルテリーニも味はまあまあだが昼に食べるにしては重い。別の日本人もやって来て、カメリエーレは日本語で応対。といっても観光客相手にちょっとうさんくさい感じ。で、会計をしようとしたら、?85!ワインをフルボトルで1本、水を1本、前菜、パスタ2種、そしてesoresso2杯。それでどうして?85にもなるか教えてほしい!ここでのカメリエーレの態度は最低だった。会計伝票を呈示し、私が?100を渡すと、彼の次の動作はその会計伝票にお釣りの?15を挟み、こちらを見もせず(もちろん「Grazie」のひと言もなし)、私の目の前に投げるように置いたことだった。恐らくは日本のガイドブックにも載っているか、もしくは団体客が訪れる店なのだろう。黙っていても観光客はやって来る。そんな感じがした。これからヴェネツィアへ行かれる方、くれぐれもこのようなレストランに行って気分を害しませんように!ちなみに、このリストランテの名前は「Sempione」。


ヴァポレットでムラーノ島を目指すことにする。元より私はガラスが好きで、「ミッレフィオーリ」と呼ばれる花の形のガラスを集めて作った時計やペンダントヘッドをいくつか持っている。乗り場から41番の循環船を選ぶ。往復切符を買う際に、ムラーノまでどれくらいかかるかと尋ねると、10分という答えだった。ここのおじさんは丁寧だった。島の中をのんびり歩き、工房やお店を見てまわる。天気も良く、そぞろ歩きにはもってこいだ。maritoが気に入った電気のかさを?90で買う。置物として、maritoが「これがいい」と指したものは、なぜかお地蔵さんみたいで、その隣に並んでいた頭でっかちのものはタイかベトナムあたりの水田にいそうな人をほうふつとさせる。と言ったら、「こいつはなんてデリカシーがないんだ!」と返された。えへっ!

帰りの船はかなり混んでいる。人種の波に埋もれながら乗込んだ船着き場まで戻り、駅まで歩く。観光客はますます増えてきて、みんな地図を広げている。前を歩いていた子どもとお父さんのうち、お父さんが何かに向かって「Ciao」と言い、その後誰に向かうわけでもなく「Ciao,Ciao,Ciao」と連発。「Ciao」の練習?