ricetta della vita

イタリア料理教室「COMODO」主宰 
美味しい話をしましょう

食事会

2009-11-25 | 日記・エッセイ・コラム
やっとのことでイタリア滞在記もアップし終えました。季節は冬になろうかというのに、のんびりしすぎ!イタリア語のレベルは相も変わらず遅々として進まず、牛歩の感はぬぐえませんが、“イタリア好き”にはさらに磨きがかかっています。

さて、先日イタリア語仲間を招いて食事会を開きました。次回、次々回とやりたいけれど、それにはレパートリーをもっと増やしたいから、四季を通して習得したいなあ。って、また行って覚えてくればいいんじゃ~ん!


9月18日 早朝便で帰国~!

2009-11-25 | イタリア滞在記
早朝5時前にフラットを出て、自分のまとめたゴミをコンテナに入れたところ、いきなり若いおにーちゃんが近づいてきて英語で喋り始めた。ケータイを貸してくれ。なぜなら僕のケータイは壊れてしまって友だちに電話するとかなんとか言っているというよりまくしたてている。が、英語がよく聞き取れないし、そんな時間に道を歩いていることすらかなりアヤシイ。英語はわからないからと言い残してスーツケースを引っぱって道を急ぐ。それでもなお後ろからグダグダと叫んでいるアンタは“困っている人”ではなく“ヤバイ人”にしか見えないよ。

中央駅でタクシーに乗り、Firenze空港までは10分で着いた。同じ便に乗るレッスン仲間のKちゃんはもう着いている。荷物を減らすために、洋服を何枚も置いてきたと言い、手荷物のバッグにはパスタ類を詰め込んであった。彼女のスーツケースは24.5kg(←超過料金なし!)、私は15.7kg。え、用心しすぎた?あれもこれももっとたくさん買えたじゃないのよーと激しく後悔 物欲がなさ過ぎにもホドがある!

最終週は毎日雨が降り、洗濯物も乾かないしシャワーも冷たくなっていった。今日も太陽は見えないが、Firenze空港から飛び立った際、曇り空の奥にDuomoが見えていた。

スキポール空港でKちゃんと6時間を過ごし、彼女は関空行きに乗っていった。これから自分の目標に向かってがんばってね。なにせまだ十代だし!

さて、私も成田行きに乗込んだところ、隣の金髪のきれいなおねーさんから、「Do you speak English?」ときかれる。最後まで英語なのねと思いつつもちょっと話してみると、ボーイフレンドが前の方の席にいるんだけど、席を換わってほしいと言う。通路側らしいので、それならいいよと言う。彼氏はちょっとなよっとしたオタクっぽい感じだったが、目を輝かせて何度も礼を言われる。そのくらいかまわないよ。しかし、元の席は右側にCAさんの準備室(というのかな?)で静かだったが、換わった席はツアー客がひしめいている。さらに隣は奇妙なカップルで、話している途中でいきなり彼の方がDSを取り出して遊び始めた!しかも学生かと思ったら社会人かい!イタリア滞在を振り返るつもりが、こいつらを観察して終わってしまった!


9月17日 レッスン最終日

2009-11-16 | イタリア滞在記
あっというまのレッスン最終日。そして明朝早くに出国なので、さくっと用事を済ませなきゃ!まずは中央市場でポルチーニを真空パックにしてもらい、その足でそのまま見知らぬ場所を目指してバスに乗りこんだ(どうしても食べたいチョコレートを求めて郊外のエッセルンガへ。もちろん地図はありません)。“Via Canova”で下車とイタリア人から教えられていたが、停留所の名前で“Via Canova”というのは見当たらず、多分このあたりと思って(←いい加減だ!)降りてみた。で、見回すと団地群?みたいな場所で、その辺りには“Canova●”という停留所がいくつかあった。どおりで運転手さんにたずねても、「Via Canovaってのはこの通りだ」としか言わないわけだ!乗って来た路線はCanova3で降りてよかったみたい。

見知らぬ場所で動くには、野生のカンを働かせるしかない!って大げさだが、まあ、適当に歩いてみるとエッセルンガの袋をぶら下げた人を発見!その人が歩いてきた方向へ向かって歩き出して無事に到着。結局ここでも目指すものはなかったけど、と~っても楽しいスーパーだった。あまりに楽しすぎて瞳孔が開きっぱなしでどうしようかと思ってしまった!

帰りのバスは地元のおばあちゃんに聞いた。親切にしてもらったがわからない言葉が…。途中まではわかったけど、そこから先は脳が拒否しているみたいでさ~(+_+)。

フラットでしばしの休憩を取り、ゆっくりと街歩きをした。観光客に交じってDuomoからレップブリカ広場、シニョリーア広場と行き、Via Neriのジェラート屋さんでピスタッキオとノッチョーラを食べ(私はここが好き)アルノ川を眺めて裏道の写真を撮りながら。ただ、また雨が落ちてきたのがとても残念だ。朝は晴れていたのにね。

先生宅に着くと、丁度先生が出てきて薬局とかに行くからと家のカギを渡されてしまった。案の定、下から呼び鈴を押されても開け方がわからず後でそのことを言われた。でも、今日でラストだし次はそうしますとは言えないでしょう!

昨日はポルチーニ祭りで今日は魚介祭りだったね。前菜とプリモが似てると言えば似てるけど。家庭料理だからかどうか知らないが、今までも素材が重なることがよくあった。まあ、今日の魚介はとっても豪華だったのでよしとしよう。セコンドは恐らく北イタリアの料理。なぜなら、私が持っている料理の本「北イタリアの食卓」の表紙がこの料理だったね。写真では卵焼きがぶ厚くて、手間がかかりそうと思って作ろうって気持をもてないでいた。そしてBaci di damaは美味しかった~(*^_^*)簡単すぎてびっくり。

Dsc02116Dsc02119Dsc02127Dsc02121_2


9月16日 レッスン15日目

2009-11-07 | イタリア滞在記
サンマルコ教会美術館にとうとう入ることができた。朝から雨降りで入場と同時に傘を入れる袋を男性の係員が笑顔で配ってくれた。入場料も?4と良心的だし、気に入ったよ。トイレもイタリアには珍しくとても明るくて清潔だったし!

ギルランダイオの天地創造は確かにずいぶん痛みが激しくて下の方がかすれていたが、みどりちゃんの言うように、サヴォナローラの処刑の翌年に制作されたことで非常に意味のある絵だということがわかる。また、サヴォナローラの肖像画には、観光客の誰一人として目を留めないのが残念だ。何よりこの人のやったこととそれによってFirenzeやイタリアがどのような影響を受けてその後の歴史に重要な意味を為したか、またなぜサンマルコに肖像画があるのかということを頭に置いてこの肖像画を見るとより一層興味深いのだが。。。2階の彼の修道室。シニョリーア広場には、今と違って彫像類がなく、純粋に市民のための広場であった場所で処刑のための足場が組まれ、それを遠巻きに眺める人々の様子とPalazzo vecchioが描かれている絵があった。1階でサヴォナローラの横顔を見てからこの部屋へ入ると、ますます歴史を深く知りたくなる。

アンジェリコの受胎告知は階段の登ったところ!みなさん足を留めて見入っている。彼の絵には独特の品の良さが感じられる。この絵だけでなく、表情がとても柔らかで装飾品や服の質感がどうのというよりもむしろ表情に品がある。見ることが出来て本当に良かった。その他、メディチ家の部屋には隠し部屋の扉があったり、床材の裏面にも絵があったりするのをしっかり見て来た。

それにしても天気が安定しない。なんだか今日は私の上に雨雲があるみたいで。午前中もひどかったけど、特にCoopに行くためのバスを待っているときとそのバスを降りたとき、なんか悪いことしましたっけ?って思ってしまうほどのひどい雨!

どうしても買いたいチョコレートがあって、そのためにここ数日はスーパーを探しまわっている。カブールから6番のバスに乗ってなんとか見つけたCoopは広いし大きいしかなり充実している。もっと早くに知っていれば~。でも、でもやっぱりあのチョコレートはなかった!それから余裕を持ってレッスンの時間に間に合うように歩いて行った。途中、何度も傘を開いて閉じてを繰り返し、いい加減いやになってきた。やっぱ雨雲がついてるよ。おまけに、順調いってたはずの道のりがわからなくなってダッシュで4時に間に合った。ものすごい疲労感だ!

今日の2品にポルチーニがふんだんに入っていた。しかも、先生が使っているのは固くて大きな質のいいもの。当然ながら大きなものはお値段が張ります!あのくらいのを買って帰りたい!

polpettoはソースがかかるかと思ったのにありませんでした。おかげで水をたくさん消費した。ちょっとソースがあった方がいい。

Torta di Risoは日本に戻って多分作ることはないんじゃないかと…だって、お米だし。重いし。カラメルだけは応用がきくのでまあいいけどね。

スタート時間が少し遅れたせいもあってか、終わりが9時を回ってしまった。先生はもう寝ると言っていた。私はC嬢と写真を撮って彼女とはブログ友だちかな~。C嬢はまだ学生でいろいろと悩みもあるらしい。私たちが遠い昔に通ってきた道にいるんだね。今は泣いてもなるようにしかならないことってあるし、それでも20年後はどこかで生きてるよ。今は思いもよらないどこかでかもしれないよ!

明日でラストは信じがたい。じゃなくて信じたくない!やり残したことがたくさんあるし、帰ってから何をしようか!荷物詰めなくちゃ。でも、遠くのエッセルンガに行こうか。市場ももう一度行きたいし、最後の町歩きもしたい、、、明日もハードだ!


Dsc02061Dsc02064Dsc02065Dsc02067


9月15日 レッスン14日目

2009-11-03 | イタリア滞在記
毎週火曜日はアルノ川沿いに市が立つ。そこで、C嬢と待ち合わせて出かけた。Firenze中央駅にあるマックの前で待合せ。なんとなくメニューが面白くて写真を撮った。値段は日本より高いね。隣のパニーノ屋さんの方が断然はやっている。

さて、ぷらぷらと朝の散歩をしながら到着。アルノ川沿いを結構長い距離に露店が立っていた。衣料品を扱う店が多く、後ろの方はそればかり。でも、靴や布団も売っているしなんでもありの市という印象。もちろん日本人はいないし中国語もほとんど聞こえない。でも、売っているものは中国製が多くて興ざめ~!C嬢は本とDVDを買い、私は敷物と鍋つかみを買った。

入口付近は食べ物を売る店が多く、お腹も空いてきたので、念願だったランプレドットのパニーノをふたりしてぱくついた!。とってもこってりだったけど、唐辛子と塩コショウをかけてもらってすっごく美味しい。しかし、かなりのボリュームで食べ切るのもひと苦労だ!4時までにお腹が元に戻るだろうか?

この日はさらに、中央市場やその近辺で帰国前の買い物というか探し物でうろうろしていた。アパート近くのキッチン用品の店にはいろんなものが揃っている。塊肉を押さえるために使用したフォークの大きい道具もあった。でも、ぜひ値段を知りたかったセミフッレドを分けるのに使った道具はなかった。もしかしてイタリアのものじゃないかも。

この日のレッスンは、どれも簡単で美味しいものばかり。中でもセモリナ粉で作るニョッキはめちゃめちゃ美味しかった。これってみんな完食してたよね!セコンドの鳥もも肉はほとんど手はかかってないね。マルサラ酒のおかげ。リンゴのケーキもあんなに簡単でいいの?見た目はとっても手が込んでいそうだけど!

ところで、帰国したmaritoから指令が届いた。内容はというと、チョコレートを買ってきて!とか、ボッティチェッリの「誹謗」の解説書とか。そんなものあるのか?Uffiziにもう一回行けってことかい!指令が増えて困るんですけどー。。。



Dsc02008Dsc02009



Dsc02012Dsc02029Dsc02034Dsc02037Dsc02031