小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

マニフェスト

2007年02月19日 | 私の考え
今回の統一地方選挙で、首長選挙に限って選挙期間中のマニフェストの配布が解禁されることとなりました。

マニフェストとは、従来の「福祉のまちづくりを目指します」とか「明るく生きがいのあるまちづくりを目指します」といったような、誰も異論を挟めない耳障りの良い抽象的な選挙公約とは異なり、何をいつまでにどの程度やるのか具体的な施策、実施期限、数値目標を明示するものです。
数値と期限が設定されていますから、当選後にどれだけ達成したか検証が可能です。つまり有権者と候補者との間の委任関係を明確にすることが可能です。

一般論として、今回の変更は今後の選挙が政策中心に変わっていくことを意味すると思います。この変更によって、これからの候補者は立候補前に自分で(少なくとも自分が中心になって)政策を立案し、それをマニフェストとして作成する能力が求められます。自分で政策立案できないような候補者は、そもそもスタートラインに立つことが難しくなることでしょう。
今回の制度改正によって首長選挙の立候補のハードルが高くなることは確実です。