18、19日に参加した立地議会サミットの基調講演で聴いた内容の一部を紹介します。
20世紀の初頭、米国アリゾナ州のカイバブ高原に4千頭のクロオジカが生息していました。クロオジカは絶好のハンティングの標的です。ハンティングを存分に楽しむために狩猟愛好家はクロオジカを増やすことを考えます。そしてクロオジカの天敵であるピューマとコヨーテを大量に駆除しました。いかにもアメリカ人の考えそうなことです。
天敵駆除から20年、クロオジカは10万頭まで増えました。ところがその後2年間で40%が死滅し、その後も減り続け1万頭で安定したのです。死因は飢餓と病気です。
カイバブ高原が自然のサイクルの中(フロー)で養えるクロオジカの数は結局1万頭だったのです。それが以前は天敵などの原因で4千頭しかいませんでしたので、残り6千頭分は高原の肥沃な土壌などといった形でカイバブ高原にストックされていたのです。
一時的とはいえ、10万頭ものクロオジカを養えたのはこのストックのお陰でした。ストックを使い尽くした後は、フローで養える1万頭まで激減したのです。
今さらいうまでもありませんが、現在の人類の数は地球のフローで養える数を遥かに上回っており、ストックで養っている状況にあるということです。
高浜町の財政にも当てはまる話だなと聴いておりました。
20世紀の初頭、米国アリゾナ州のカイバブ高原に4千頭のクロオジカが生息していました。クロオジカは絶好のハンティングの標的です。ハンティングを存分に楽しむために狩猟愛好家はクロオジカを増やすことを考えます。そしてクロオジカの天敵であるピューマとコヨーテを大量に駆除しました。いかにもアメリカ人の考えそうなことです。
天敵駆除から20年、クロオジカは10万頭まで増えました。ところがその後2年間で40%が死滅し、その後も減り続け1万頭で安定したのです。死因は飢餓と病気です。
カイバブ高原が自然のサイクルの中(フロー)で養えるクロオジカの数は結局1万頭だったのです。それが以前は天敵などの原因で4千頭しかいませんでしたので、残り6千頭分は高原の肥沃な土壌などといった形でカイバブ高原にストックされていたのです。
一時的とはいえ、10万頭ものクロオジカを養えたのはこのストックのお陰でした。ストックを使い尽くした後は、フローで養える1万頭まで激減したのです。
今さらいうまでもありませんが、現在の人類の数は地球のフローで養える数を遥かに上回っており、ストックで養っている状況にあるということです。
高浜町の財政にも当てはまる話だなと聴いておりました。
ぜひ聞きに行きたいのですが当日の夜は既に予定が入っています。
もし都合がつけば行きます。