小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

格差社会

2006年06月05日 | 私の考え
秋田県の小1児童殺害事件で、死体遺棄容疑で被害者の自宅近所の無職の女性が逮捕されました。それにしても、最近こうした悲しい事件が続発します。なぜでしょうか。

日本の社会は、ここ10年の間で確実に格差が拡大し貧困が増大しています。そして、こうした社会環境の変化が最近の殺伐とした事件の多発と関連しているように思えてなりません。

所得格差を示す指標のひとつに「貧困率」というものがあります。
一世帯当りの年間所得の中間値(日本では476万円)の半額(238万円)以下の世帯率で計算しますが、日本は15.3%となっています。
OECD24カ国中、日本は5番目の高さで、ヨーロッパ諸国(ドイツ8.9%、フランス7.0%)と比較すると非常に高い数値です。日本はかつては北欧並(5~6%)の低さでしたが、この10年余りで驚異的に貧富の差が拡大しました。
もちろん高齢化などもその要因のひとつですが、一億総中流といわれた時代は既に過去のものとなっています。

私たち日本人はこんな世の中を望んでいたのでしょうか。