小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

全議員視察研修1日目

2003年07月02日 | 研修報告
今日から2泊3日の行程で、全議員による視察研修です。私にとって議員になって初めての視察研修です。今日は空路、宮城県女川(おながわ)町までやってきました。以下に研修報告いたします。

女川町は人口約1万1千、面積約66平方キロで、金華山沖を漁場に持つ水産業の町としてまた東北電力女川原子力発電所の立地町として高浜とよく似た町です。電源三法事業による各種施設整備や水産観光都市への取組み等を視察しました。

●研修先:女川町総合運動公園

女川町では、町の中心に程近い山を造成し総合運動公園が整備されています。この運動公園には、公認陸上競技場、総合体育館、野球場、多目的グランド(2面)、テニスコート、ゲートボール場、アスレチック場、芝生広場などあらゆる施設が集中配置され、宮城県内でも有数の規模を誇るインパクトのある電源三法事業です。
町民の健康と体力づくりはもとより、スポーツを地域振興策のひとつと位置づけ、国体競技を始め各種競技会や有名選手の強化合宿などを積極的に誘致しています。地域振興にもいろんな取組みがあることを認識しました。

●研修先:女川町立病院

総合運動公園とは別の、町の中心部の山を造成した高台に 「医療と福祉の丘 希望のある丘の上の町づくり」というコンセプトのもと、保健・医療・福祉の総合施設を集約配置し、その中核施設として女川町立病院が建設されています。
高台のロケーションを上手く取り入れた施設配置により、食事室から女川の海と町並みを一望でき、病院の廊下には地元作家の絵画を展示するギャラリーを設けるなど、入院患者に安らぎをあたえる設計です。
隣接する地域福祉センターと老人保健施設とも廊下で行き来することができるなど、卓越した全体計画のもとで事業が展開されてきたことがうかがえます。また、この病院では、遠隔画像診断システムにより患者の病理標本やCTなどの画像データを東北大学医学部に光回線で伝送し、専門医の診断を地方病院に居ながらにして受診できるなど、適切で迅速な治療に役立てています。しかし、収支は赤字で、医師の確保など地方病院としての悩みも抱えています。研修結果は、高浜病院存続問題などに活かしていきます。