日本一“熱い街”熊谷の社長日記

組織論の立場から企業の“あるべき”と“やってはいけない”を考える企業アナリスト~大関暁夫の言いっぱなしダイアリー~

<音楽夜話>五輪閉会式にジミー・ペイジ登場!

2008-08-24 | 洋楽
北京で魅せた英国の底力!次回ロンドン五輪のPR役ということで、北京五輪の閉会式になんとレッド・ツェッペリンのジミー・ペイジ大先生が登場しました。

ジミー先生の役柄は、事前情報では新進の英国産歌姫レオナ・ルイスのバック・ギタリストということでしたので、何するんだろうかと思って見てびっくり!歌姫に歌わせた曲は、なんとツェッペリンの大名曲「胸いっぱいの愛を」じゃないですかい!いきなりの、お馴染みギターリフの登場にテレビの前でぶっ飛んでしまいました。英国の歴史に裏打ちされた懐の深さたるや、やっぱりすごい訳です。

大昔、67年に衛星放送のスタートを記念して、全世界同時中継番組「アワ・ワールド」という企画がありました。各国が趣向を凝らして、お国自慢的出し物を生中継で世界に伝えたのですが、この時も英国はビートルズを登場させ、なんと新曲「愛こそはすべて」を披露させたのでした。しかもジョンはガムを噛みながら歌っていたんだら、かっこいいことこの上ない訳です。私はリアルタイム目撃はしてませんが、後から聞いてもうらやましい程の制作センスです。ちなみにこの時日本の出し物は、東京の地下鉄工事やら高松の海老養殖場の模様だったそうな、この落差たるや…。

今回は、御歳64歳のジミー大先生を登場させ、娘より若いであろうレオナ・ルイスに英国産ロックの古典を中国の北京で歌わせちゃおうって言うんだから、日本には到底マネのできない芸当ですね。NHKのアナウンサー氏も同世代と見えて、やけに興奮気味で、そのあと登場のベッカムよりも断然大先生が気になっている様子でした。エコーギンギンのギターソロも少々入って、最高かっこえがったです。

ちょっと気になったのは、先生の指と音の微妙なズレ…。会場音声の関係であればいいのですが、開会式でも“口パク”をやってのけた北京五輪ですから、先生にも“エア・ギター”させた?それはともかく、ロンドン五輪の“予告編”がジミー・ペイジですから本番は、ツェッペリン?ストーンズ?はたまたビートルズ登場???音楽ファンの期待膨らむ2012年です。

そんな訳で4年後ロンドンへの期待感を十分に高めてくれた、ジミー・ペイジ先生の年齢を感じさせない素晴らしいパフォーマンスでありました。今宵は久々ツェッペリンでも聞いて、ロンドン五輪に想いを馳せることにいたします。