唱えた文言どおり上手くいけば、それにこしたことはない。ただ、一点でも
曇りがあり心から信じなければ実現はしない。潜在意識のしからしめるところで
ある。気長に唱え続ければ何時かは必ず実現する。そう信じきる事が重要であ
る。疑い深く唱えても無意味である。信じきる様に努める事である。成果は期
待しない。ギブ、エンド、テイクではいけない。心を空にして与え続ける事がより
重要である。・・・卑近な私の実例を紹介しよう。現役の頃、地方回りの仕事を
していた。ある地方に1口座、転勤した地域に1口座と計4つの銀行口座をつく
っていた。退職後、出入金のないまま、何時しか忘れていた。十数年が経過し
ていた。去る9月に、北部の銀行から、もう15年も入金がないが廃棄します
か、残高がありますが、との1通のハガキが届いた。びっくりした私は咄嗟に幾
ら残っていますかと尋ねると数万円だった。予期せぬ不労所得?に歓喜した私
は直ぐ引き出しに行った。1か月の小遣いが手に入った。同じように離島の銀
行からも同じ趣旨のハガキが届き数万円、引き出した。勿論、口座は廃棄し
た。その月だけは一時の金満家になった。思えば「般若心経」のお陰であり、
日頃の実践が思わぬところで報いられた結果である、そう思った。見返りを当
てにしない、心構えが大切である。・・・次回は唱える文言の残りを提示したい。