世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

メディアの役割と政治への介入そして報道の在り方!

2007年11月08日 | Weblog

メディアの本務(使命)は事件事故、社会事象・世相をありのままに取材し

事実を伝える事に本来的使命があると思う。政治が停滞し機能しなくなると、国

を憂い何らかの示唆を与えて賦活させ様とするのが憂国の士だろう。特に長老

や先達は英知と経験則から突破口を与え本来任務に復帰する事を願い行動を

起こす。しかし、現行・現役(メディア)職務の範疇を逸脱して政治家が担う政界

にまで口ばしをはさむ、となると事の本質を見失う事になりかねない。あり体に

言えば越権行為である。明らかにメディア本来の任務と使命に反する。メディア

の役割を逸脱する。今回の小沢辞任劇がそれを象徴している。事の発端は某

メディアの大御所が仕掛け人だと報道されている。私的会合の慰労会の名目

の会合で政界再編、例の大連立を持ちかけたとされる。社説で政界再編の意

義を掲載し(それが党首会談の伏線となるが)2,3か月後に第一回党首会

談、第二回党首会談が持たれた。以後の経過は周知の通りである。小沢民主

党代表の辞任・続投が連日、報道され、その是非が論じられた。党内外から叱

咤激励と反発、その渦中に小沢氏は呻ぎんした。そして党執行部、最高顧問

の続投の要請を受け代表に復帰した。一方の当事者である福田首相は蚊帳

の外に置かれその責任すら問われない。―仕掛け人の一人なのだが―・・・。

福田首相にはメディアもそれ程、関心を示さない。報道が小沢氏、一方に偏重

した。両党首の連帯責任であるはずなのだがメディアは、それを不問にした。

今回の小沢辞任劇は続投で一先ず収束したがメディアの使命と本来任務、政

治への介入、そして公平な報道の在り方に多くの疑問を投げかけた。・・・