大画面と言えばプロジェクタである。今年のCESは、プロジェクタのネタが豊富というわけでもなかったが、4K DLPやプロジェクションマッピング、ロボット化など面白いトピックもいくつかあった。代表的なものをまとめて紹介したい。
先端MEMS技術で実装された画素サイズの鏡を高速振動させて明暗階調を作り出すDLP(デジタルライトプロセッシング)技術のコアパーツであるDMDチップは、輝度:数万ルーメンクラスの業務用4Kチップは2011年に発表され、2012年以降に各社から発表された数多くの業務用4Kプロジェクタに採用されてきた。
一方で、ホームシアター向けの4K・DLPプロジェクタは製品化がなされず、この分野では長らくJVCやソニーの反射型液晶(LCOS)プロジェクタに後塵を拝する状況となっていた。原因は、チップのサイズで、2011年に発表された4K DMDチップは、1.38型サイズで、ホームシアタープロジェクタ向けとしてはややサイズが大きすぎたのだ。その後、製造プロセスルールの微細化が実現 し、今回のCESでは、0.67型の4K DMDチップがお披露目となった。
詳しい情報はこちら。
【西川善司の大画面☆マニア】第214回:DLPも4Kに。キヤノンの8K展示やロボなどプロジェクタ新時代 - AV Watch
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