光産業技術動向ブログ OITT

OITTとは、Optoelectronic Industry and Technology Trendの略称です。

「単一体」のApple社と、「多頭体」のMicrosoft社

2011年07月26日 | 企業情報
米Microsoft社は、パソコンの販売がほぼ横ばいで推移し、最大の主力製品『Windows』等による収益が下落するなかで、過去最高の四半期決算を記録した。同社の売り上げを支えているのは、その「多頭体」的な構造だ。

先週は、「米Apple社の週」だった。同社は新OSを発表し、クールな新しい『MacBook Air』を発売し、素晴らしい四半期報告も発表した(日本語版記事)。

一方、米Microsoft社は7月21日(米国時間)、2011会計年度第4四半期(4-6月期)の決算を発表したが、60億ドル近く[58億7000 万ドル]の純利益を計上し、売り上げは170億ドルを上回った[173億7000万ドル]。純利益は前年同期比で30%増加し、四半期決算として過去最高となった(Microsoft社は今回の四半期だけでなく、かなり長期にわたって大金を稼いでいる)。

興味深いのは、Microsoft社が、パソコンの販売がほぼ横ばいで推移しているなかで、過去最高の四半期決算を記録したことだ。同社開始以来、最大の主力製品となってきた『Windows』および『Windows Live』の売り上げは、実際のところ下落している。またこの四半期の間、同社は重要な新製品を発表していない。

Apple社は、ピラミッド状に構成された一枚岩的な組織(日本語版記事)であり、相互に補完しあう消費者向け製品のシリーズで成功した。これに対してMicrosoft社は、実のところ、少なくとも3つのMicrosoftに分けられる。

詳しい情報はこちら。
「単一体」のApple社と、「多頭体」のMicrosoft社 « WIRED.jp 世界最強の「テクノ」ジャーナリズム

光技術や光産業での情報交流フォーラム
エイトラムダフォーラム
http://www.e-lambdanet.com/8wdm/
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ビッグデータ時代に最適化し... | トップ | NEC、100Gbpsに対応したデジ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

企業情報」カテゴリの最新記事