光産業技術動向ブログ OITT

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8Kテレビ実用化へ前進。NIMSとシャープがLEDバックライトの色再現を向上

2017年03月07日 | 新現象・新技術

 国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)とシャープによる研究チームは23日、8Kテレビに適した広色域な白色発光ダイオード(LED)の試作に成功したと発表した。8K放送の目標色域の90%を達成し、「8K放送の色のきれいさを十分に再現できる色域であり、現行の液晶テレビと同じ蛍光体LED方式でのバックライトの実用化にメドがたった」としている。


 研究チームは、NIMS機能性材料研究拠点の広崎尚登フェローと、シャープ研究開発事業本部の和泉真室長、吉村健一研究員により構成。LEDを構成する緑色蛍光体の発色を改良することで赤、緑、青の光の三原色の鮮やかさを向上させた。


 2020年の8Kテレビ普及に向けて制定されているBT.2020規格では、従来のNTSC規格に対して、色空間の面積比で134%(CIE1976座標上)の広い色域となっている。これを実現するには発色の良い光源が必要で、現行のバックライト技術では対応できなかった。


詳しい情報はこちら。
8Kテレビ実用化へ前進。NIMSとシャープがLEDバックライトの色再現を向上 - AV Watch
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1046306.html


光技術や光産業での情報交流フォーラム
エイトラムダフォーラム
http://www.e-lambdanet.com/8wdm/

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