goo blog サービス終了のお知らせ 

光産業技術動向ブログ OITT

OITTとは、Optoelectronic Industry and Technology Trendの略称です。

IBM、コンピュータチップを光でつなぐ最速デバイスを開発

2010年03月12日 | 光製品情報
 IBMが開発した「ナノフォトニクスアバランシェ光検出器」は光配線を使ってコンピュータチップを接続でき、この種のデバイスでは世界最速という。

 米IBMは3月3日、銅配線の代わりに光配線を使ってコンピュータチップを接続する世界最高速のデバイスを開発したと発表した。

 このデバイスは「nanophotonic avalanche photodetector(ナノフォトニクスアバランシェ光検出器)」と呼ばれ、光信号を使ってコンピュータチップ間でデータを転送する。40Gbps の光信号を受信して、同時にそれを10倍に増幅でき、この種のデバイスでは世界最高速という。また必要な電圧は1.5Vと、従来のアバランシェ光検出器(20~30V)よりかなり低くなっている。

 このデバイスは、ゲルマニウムの「電子雪崩」効果を利用している。これは光信号の電子の数が雪崩のように何倍にも増えていく現象。このデバイスは、わずか数十ナノメートルの間に高速に電子雪崩を起こす。サイズが小さいため、ノイズも従来と比べて50~70%減るという。

詳しい情報はこちら。
IBM、コンピュータチップを光でつなぐ最速デバイスを開発 - ITmedia エンタープライズ

光技術や光産業での情報交流フォーラム
エイトラムダフォーラム
http://www.e-lambdanet.com/8wdm/
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 光回線純増、前年度並み=2... | トップ | LEDで光るガラス開発 神... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

光製品情報」カテゴリの最新記事