ジュネーブ & 米オレゴン州ビーバートンIEC(International Electrotechnical Commission:国際電気標準会議)とUSBインプリメンターズ・フォーラム(USB-IF)は本日、高速データ転送を実現し、機器充電の利便性を高めるための最新USB-IF仕様をIECが正式に採用したと発表しました。具体的には、USB Type-Cのケーブル/コネクター、USB Power Delivery(USBパワー・デリバリー)、USB 3.1(スーパー・スピードUSB、10 Gbps)の各仕様です。これらの仕様は、オーディオ/ビデオ、データ、電力供給のための真のシングルケーブルソリューションのあり方を規定しています。
これらの規格は、幅広い電子機器における電子廃棄物の削減と電源装置の再利用性向上の問題で、世界的取り組みを前進させると期待されています。この分野で進められている標準化作業に対するIECのアプローチは、外部電源装置の再利用性向上によって消費者の利便性を支援し、製品の信頼性・安全性を維持するとともに、将来の技術革新に備えるという究極目標が原動力になっています。さらに、策定した国際規格が広く採用されれば、劣悪な設計・製造のアフターマーケット代用品の流入を抑えることができます。これらは規制要件に準拠している電子機器の操作に影響を与えることがあります。
USBパワー・デリバリーが開発された目的は、充電の高速化と最大100Wまでの給電容量の向上を実現することで、柔軟性と双方向性を実現することにありました。USBパワー・デリバリー仕様は、相互運用性のある電源装置の世界的採用を支える標準的機能を規定することで、電子廃棄物を削減し、消費者向け電子機器のアダプターと充電器の再利用性を向上させることに貢献します。
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IECがUSB Type-C™、USBパワー・デリバリー、USB 3.1の仕様を正式に採用 | Business Wire
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