光産業技術動向ブログ OITT

OITTとは、Optoelectronic Industry and Technology Trendの略称です。

モバイル通信と共存共栄を図るWi-Fiの過去・現在・未来と課題

2014年06月09日 | 通信市場

 NTTブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)の 代表取締役社長で、無線LANビジネス推進連絡会の会長でもある小林忠男氏は、「ワイヤレスジャパン2014」で「Wi-Fiの役割とこれからのワイヤレスブロードバンドについて」と題する基調講演を行った。Wi-Fiの役割の移り変わりや、技術革新によるデバイスの進化、Wi-Fiの広がりがもたらすビジネスチャンスなどについて語った。


 小林氏はWi-Fiの変遷について振り返る。同氏がNTTBPの社長になった2002年当時、無線LANに接続するにはPCに無線LANカードを挿す必要があった。現在のように、端末内にWi-Fiが搭載されていなかったからだ。NTTBPが無線LANサービスを開始した当初の基地局(アクセスポイント)は約30カ所。月額利用料が1500円程度だったという。


 その後、インテルのCentrinoチップがPCに搭載されるようになり、ニンテンドーDSやPSPがWi-Fiを搭載したことで、Wi-Fiが一気に浸透する。また、小林氏が転換点だと振り返ったのが、iPod touchがWi-Fiに対応し、iTunes Storeに端末単体でアクセスできるようになったことだ。2008年には3GとWi-Fiを搭載したマルチモード端末「iPhone 3G」が登場し、高速なWi-Fiと3Gとでシームレスに通信できるようになった。小林氏はこのとき「大きなパラダイムシフトが起こり、Wi-Fiはうまくいくという確信を得た」という。


詳しい情報はこちら。
ワイヤレスジャパン 2014:モバイル通信と共存共栄を図るWi-Fiの過去・現在・未来と課題 - ITmedia Mobile


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