光産業技術動向ブログ OITT

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“3D化”がより高いCPUパワーを必要とする―Intel基調講演

2010年01月18日 | 新製品
 1月7日午後(現地時間)、米Intelのポール・オッテリーニ社長兼CEOが2010 International CESで基調講演を行い、Intelの最新技術と、それらを各分野へ応用した各種ソリューションを紹介した。

 同日早朝にはすでにCore iシリーズの最新CPUに関する発表が行われており、今回の基調講演では製品そのものの発表よりも、むしろそれらを活用した応用事例や今後の展望などの話題が中心となった。

 「Intelよ、お前もか」――そんな言葉が思わず最初に出てしまったが、2010年のCESは「3D、3D、3D……」とどこを向いても3Dというキーワードが出てくるくらい3Dネタで埋まっている。

 開催前日にあたる6日夕方のソニーの発表会では、来場者にあらかじめ3Dメガネが手渡され、発表会参加者が全員メガネをかけている写真が、 2010年のCESを象徴するイメージショットとなった。翌日の7日朝に開催されたNVIDIAの発表会でもやはり3Dメガネが手渡され、同社CEOのジェン・セン・ファン氏が「世界初の3Dプレゼンテーション」と題して終始3D映像によるプレゼンを展開した。Intelの基調講演では会場の各席にすでに3Dメガネが置いてあり、やはり3D映像のプレゼンが行われることは予想に難くなかった。

 だが、Intelのメッセージはよりシンプルだ。3Dそのものをセールスポイントにするというよりも、3Dの世界が広がることで、より強力な CPUパワーが必要になるというものだ。オッテリーニ氏によれば、2010年だけで50以上の3D制作映画がリリースされる予定だという。

 2009年末に公開されたジェームズ・キャメロン監督による映画「Avatar(邦題:アバター)」が現在大ヒットを記録しているが、3D映画の数は急速に増えている。例えば、2010年3月に全米で公開予定の同名の児童小説をベースにした3D映画「How to Train Your Dragon(邦題:ヒックとドラゴン、日本では8月公開予定)」も、CG映画のヒットメーカーであるDreamWorks Animation発ということで、ある程度以上のヒットを見込めるだろう。

詳しい情報はこちら。
2010 International CES:“3D化”がより高いCPUパワーを必要とする――Intel基調講演 (1/2) - ITmedia +D PC USER

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